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2009-02-12 Thu
「実は、今度、今の会社を退職し、某国立大学の准教授に就任します。」
という知合いからのメールを読んでビックリ。
メールの主は、私が大好きな「新宿伊勢丹」に勤務している男性です。
優秀なAさんのこと、転職の可能性はあるでしょうが、「アカデミック」な分野に進むとは。
思い切った舵取りをしたな!と思いました。
そんなこともあり、彼の栄転を祝うのと話しを聞くために、
彼と彼のパートナーとなる素敵な彼女、
そしてバンコックの知合い"クリスタル・タミー"ことT女史と私の4人で、麻布の韓国風家庭料理"ソソンジェ"で待ち合わせをし食事をしました。
(ちなみにここのお食事、本当に癒されます。体が健康になる気がします。)
お店はコース料理のみです。最初に前菜の三品とと水キムチ(美味しいですよぉ)、小さなお粥が出た後に、下記”クジョルパン"が出ます。小麦粉で練ってヨモギを入れて焼いてある中央の丸い皮に、9つの食材を包んで食べます。五味五色が生かされたお料理で健康にも良いです。
これは「山にんにくの葉と蒸し豚のポッサム」
皆さん、通常この葉っぱを食べたことがないと思います。
柔らかくて甘い豚が、ほのかに塩味で清涼感のある"柔らか堅い"葉っぱの食感と組み合わさって美味しいんです。
葉ににんにく特有の強い匂いはありません。豚と一緒に白菜の漬物も中にいれて巻くともう最高~
本当に美味しいものを、良い相手と楽しい話題で食べていると幸せを感じます。
感謝の念がおのずと湧いてきますねぇ。
(それと、目の前に座るカップルのお互いに対する"尊敬の念"-イイなぁ)
さて、知人からの推薦と紹介で、国立大学で今度准教授として教鞭を取ることになるAさんは、学生のキヤリア支援へ繋がる分野を教えることになるそうです。(彼の今までの仕事での経験を生かすことのできる分野になりそうです)
ただし、その大学でも始めての試みとなるそうですし、東京から離れ、住んだことのない他県でのおそらく異文化の生活、きっと今後何がしかの課題も出てくるでしょう。しかしながら、Aさんにとっては何より"挑戦しがいのある仕事と経験"になると感じました。
彼は現在ちょうど40歳、人生のある意味での折り返し地点にいると思います。
その時期に、新しい仕事、そして結婚。
大きな転換点になるでしょう。
人はそれぞれ、「次のステージに進むために、必要なときに必要なチャレンジを受ける」と感じます。
私自身には、大きな転換期がかつて二度ほどありました。
内面から沸き起こってくる、押さえようのないあの衝動...、
"自立したい"、"自分の思うがままにチャレンジしてみたい"
そう思っていると、そうならざるを得ない出来事が、やはり起きてきます。
一度目は国を出て学生生活に戻り、そして二度目は会社を辞めて独立しました。
乗り越えられないと思えるような厳しい出来事もありました。
もういっそ何もかも放り出して、逃げてしまおうと思ったこともありました。
でも逃げると必ずまた追いかけてくる。
これは、ご先祖様か何かが導いているのだと思って正面から受け入れるしかないと思いました。
そして、今、やはり私の中にフツフツと沸き起こっている何かがあります。
今まで感じたことのない衝動です。
まだ目に見える形になっていないのですが確かにある感じです。
本能がそれに従えと言っているようにも思います。
ですから、Aさんのような"チャレンジングな話し"を聞くと、思わず目が開きパっと反応してしまいます。
また今回の食事はAさんの彼女、私、T女史ですので、オーラソーマやクリスタルの話題を中心に盛り上がる盛り上がる。
Aさんの彼女とは始めてお会いしたのですが、なぜか初めて会った気がしない...。
夜更けの東京麻布、色んな話しで、私たちのテンションは更に上がっていくのでした。
by bandoh
コーチング : 19:22 : comments (x) : trackback (x)
2009-02-02 Mon
週末に会った知り合いが持っている「本」のタイトルが焼きついた。
昨年一度私も買おうとしたが、手に取ったものの棚に戻した本だったからである。
これも何かの縁かもしれないと思い、やはり本日書店で購入することに。
本の題名は「奇跡のリンゴ」
無農薬のりんご栽培に成功した話しなのだが、とても心を揺さぶられてしまった。
私たちがこれからの時代、生きていくための指針となる内容だと感じました。
この本の木村さん、写真のとおり前歯がなくてあれ?と思ったりしますが、
本を読んでみて「すごい!こんな人滅多にいない!」と思いました。
上記写真の青森のりんご農家の木村秋則さんを取材し、まとめられたものですが、私自身の仕事にもあてはめて考えたい事柄が沢山含まれていました。
他の作物と違って、りんごを無農薬で育てるということは常識では考えられないことで、実際に取り掛かると予想を超えた壁と苦労が木村さんにのしかかって来ます。
本当にリンゴ農家は農薬を使っていても大変な思いをしながら、毎年りんごを育てていることを知りました。
最後は読んでいて、木村さんには、これから石油資源などが枯渇していく状況の中で、私たちが今後どう自然と対峙していくかの姿勢を、世間の人に示す役割があったのではないかと感じてしまいました。
またそれは、農業に関わらず、人の育成や、医療の分野にも応用して考えられる視点が含まれていると感じます。
私の仕事も、働いている人の中にある潜在的な能力や意欲を引き出すこと。
あくまでも私の力で何とかするのではなく、相手の力で成長し伸びていくことを促す。
「主役」は相手です。
この本を読んでいて、「謙虚であるべし」と、強くそれらのことを実感しました。
ふと、この本を読んでいて、ビオディナミで栽培されているワインのことを思い出しました。
ビオディナミ農法(英語ではバイオダイナミクス農法と言います)は、オーストリアの哲学者のルドルフ・シュタイナーが行った1920年代の一連の講義をルーツとしています。シュタイナーは精神科学というべき「人智学」を提唱していますが、晩年になって農業に目をむけ、「農業再生のための精神的基礎」を説いています。
畑を"一個の生命体"として捉える考え方が共通していると思いましたが、それはビオディナミにしろ木村さんのりんご畑にしろ、土が要となっていて、人為的に作られた"自然ではない畑"を、極力自然のサイクルに近づけ継続可能なものにしていく調整を人間が行っていくという点があげられると思います。
ただし、木村さんには、欧米のビオディナミの実践者の方々が持っていないであろう何かを感じさせられるんですよねぇ~。
何か日本人独特の謙虚さとでも言うのでしょうか....。
京都の桜守の"佐野藤右衛門"さんに通じる何かが....。
言葉ではうまく表現できないのですが、徹底した職人気質、勤勉さ、繊細さ、森羅万象に神が宿ると信ずる心、純粋さ、人の良さ、やさしさなどなど、日本人にしか体現できないもののようにも感じます。
仕事を通して、やっぱり私も世の中に貢献したいものです
by bandoh
コーチング : 23:32 : comments (x) : trackback (x)
2009-01-28 Wed
疲れた...。
ここのところの暴飲暴食と寝不足が祟ったのか、体が重い。
明らかに重いと思ったら体重が「3キロ」も増えていた。
何となく内蔵も腫れている感じで、横から鏡を見るとウェスト回りが一回り大きくなっている。
今朝、○年前に買ったお気に入りのイタリア製のスーツを選んだものの、スカートをはいてみるいと、なんともお見苦しい。
「細身」のI型のタイトスカートが、臀部と太ももにピタピタピタとピッタシ張り付いて、横に伸びていてまったく別のデザインのよう。
10センチくらい丈が縮んだみたいで、しかも張り付いているので動きづらい。
また最悪なことに、すご~く無理している"オバサン"のように見える。
嫌だ~~、こんなの許せな~い!!!
慌てて、スカートだけを、違うものに取り替えて、ごまかすことに。
ここのところ寒いので、研修の日ではあるが、"パンプス"を選ばず"黒のブーツ"に手を伸ばす。
長いブーツに足を差し入れジッパーをグイっと引き上げ、左肩にハンドバッグをかけ、右手にPCを入れたブリーフケースを抱えていざ出勤。ホールで新聞を取りバッグに入れてカツカツと足早に歩きはじめます。
外に出ると「ピュー」と吹きすさぶ冷たい北風をおでこに受けて、思わず身震い。
体もキュっと硬直します。
今朝は研修の初日なので、午前5時に起きたので、寝不足気味。
ショボショボとした目に寒風はやけに冷たく感じます。
そういえば、お腹が硬くなっている感じだし、1日の終わり頃にはどっと引力が強くなるのか、足がむくんで膝がなんとなく曲げにくいし、肩はガッチガチに凝っているし。
調子が悪いじゃないの、私は!!
最近、ちょっと予定が立て込んでいて、"疲れ気味なのかもしれない..."と自覚。
そう、何かしら切り替えもしくは充電が必要だわ!
こんな日は~、仕事が終わったらどうするか~
と一人頭の中で、クルクルと輪唱しながら方策を練ることに。
やっぱり、「足裏マッサージ」でしょう!
と仕事の帰り道、一路、ネットで検索した場所へルンルンで向かうことに。
"整体・リラクゼーション癒健屋IKEYA"
なんか、とっても素敵なメニューがあります。
足裏マッサージは、"足の疲れ、むくみ、冷え性、内蔵の活性化などに効果的です"
(まさに私にピッタリだわ)
"ポッコリお腹に腹部マッサージ"
(これも私のためのようなメニュー)
"眼精疲労、顔のむくみ、引き締めにヘッドマッサージ"
(次回はもっと時間を取ってこのコースも入れなくては)
今回は、足裏に加えて、肩と首もマッサージして貰うことに
癒しの音楽以外、物音ひとつしない、ものすご~く静かな店内の中、施術のベッドに横になります。
適度な圧のかかった経絡に沿った肩・首周りのマッサージが気持ちよい~。
至福な時間~
足裏も、あまり力をいれずに押して貰うことに。
でも膝回りに来て、ギョっとしました。軽く押して貰っているのに、痛い...。
初めて膝が痛いと自覚。
こういう所に来ないと初期症状って自覚できないことが多いと実感。
次回は、きっちりと時間を取って週末にかけて来店しようと決意を固めることに。
施術終了後は、暖かいお茶を頂きながら、ゆっくりと座って今日1日を振返ります。
帰りは夜道を、元気に歩いて自宅へと。
しっかりと明日へのエネルギーを充電させて貰えました。
タンゲ店長に感謝。
ありがとうございました。
by bandoh
コーチング : 21:16 : comments (x) : trackback (x)
2009-01-25 Sun
友人に、恵比寿のガーデンプレイスでやっている映画を誘われる。
仕事が終わってないので、どうしようか...と思いつつも、ストーリーに興味を引かれて行くことに。映画は、「ブロークン・イングリッシュ」
この映画、30代、40代の働く独身女性であれば、ものすご~く共感を持てるのではと感じました。
主人公は30代の独身女性 ノラ・ワイルダー
NYのダウンタウンとおぼしきお洒落なホテルで働いています。
ノラは綺麗だし、仕事も出来るし、気立ても悪くない。けれど、恋人がいない。
なぜかずっと、いい男性とめぐり合えていない。
そんな中、久々に夜の食事(=デート)に誘う男が。
でもこの男、言葉は相手を尊重しているけれど、行動はミエミエなほど、遊びが目的。
あ~、このままだとマズイよ~と思っていると、案の定。
そしてだんだんと男性に対して消極的になっていくノラ。
そんなノラを心配して慰める母親。
「私って世界イチ、男運がないのよ」とノラ
「そんなことないわ、だってあなた以前は、沢山男の子とデートしていたじゃない。」と母
「沢山のデート?ママ、嫌だ...それって大学の時の話しじゃない..。」ノラ
「きっと、あなたたちの世代って、私たちの時とは違って恵まれているようだけど、選択肢がありすぎて選ぶのに困っちゃうのよ。」母
「私って男運がない」
これって、30代、40代の女性だったら、誰しも一度はチラっと思ったことのあるセリフじゃないでしょうか?
"付き合っている男性が、自分のことをどれ位思ってくれているか分からない"
"デートしても長続きしない、相手は結婚を意識していない"
"自分もどれ位相手のことを好きなのか分からない"
"友達は一杯いるけれど、出会いのチャンスがない"
"惹かれるけれど、相手は自己中で超自分勝手な振り回し男"
"自信がなくてデートだと変に緊張しておかしな行動を取ってしまう"
"付き合っている男が他の女と浮気していた"
"好きになる相手はいつも結婚している男"
"結婚してみたものの夫は自分の価値観とは相容れない"
"結婚後、夫は自分への興味をすっかり失っている"
などなど、男と女の関係は、仕事のようにはコントロールできませんからね。
色んな意味で、殻の中に閉じこもっていくように、固まっていく自分をどうしようもできず悩むノラ。
そんなノラの姿に、思わず自分の姿を重ねてしまう女性って、案外多いのではと感じます。
でも、あることがきっかけで、彼女の人生は変わっていきます。
また、その展開がハリウッド映画によくあるような話しではないのが、いいんですよねぇ。
(内容はこれから見る人もいるので書きません)
映画で扱うテーマは、よく考えると、「恋愛」だけではなく、この年齢の男女が抱えがちな課題だと思いました。
そういう意味では、男女で観にいって、その後お互いに感想を語り合うのもいいかもしれない映画です。
(ハートが筋肉質な男性は避けましょう。)
それに、監督がゾエ・カサヴェテスという女性で、ヨーロピアンなので男性を見る視点が面白い。
アメリカの男とフレンチの男の違いを、ヨーロピアンの視点からうま~く描いています。
お時間があれば、ぜひどうぞ。
映画の帰りに立ち寄った恵比寿のカフェ。
ここもなかなか、いい感じ。お奨めです。
Rue Favart
ちょっとcosyな感じのこじんまりとしたお店、3階がいいです。
天井に大胆にペイントされた、とんぼとか蝶が、異空間を演出します。
落ち着いてドリンクとスィーツを頂けますし語り合いができます。
黒板を見ると、ワインメニューもあるよう、06年のサンセールがグラスで980円。安い
また立ち寄ってみたいお店です。
by bandoh
コーチング : 01:29 : comments (x) : trackback (x)
2009-01-24 Sat
致知出版主催の講演会、「今をどう生きるのか?」に参加。
五木寛之さんと松原泰道さんのお二人による講演です。
「致知出版」の創刊30周年の新春企画とあって、結構力をいれたイベントだろうと思います。
私は開講のギリギリの時間に到着したのですが、
東京プリンスの大きな「鳳凰の間」に、既に約1000名の参加者が集っていました。
会場には髪に白いものが混じっている方が数多く座っていて、アラ50、アラ60のパワーを感じました。
松原さんも五木さんも、共に「仏道」を中心にしながら色々とお話しをされていたのですが、今のような先がまったっく見えない時代だからこそ、その内容が私たちに響くのだと感じました。
個人的には、改めて「宗教」とは、何か特別に行うものではなく、私たちがより良く生きていくための日常の生き方、心のあり方を示す道なのだと思いました。
特に「松原泰道」さんのお話しは、聞いていると「心が温かくなり、希望と勇気が湧いてくる」ような素晴しい内容でした。
松原さん自身のお人柄だと思いますが、謙虚で優しい語り口で親しみやすく話しをされます。まるで、松原さんのご自宅の居間で松原さんを囲んで、話しを聞いているような気持ちになります。
決して偉ぶらず、上から押し付ける感じもなく、101歳という人生の大先輩でありながら、非常に可愛らしくチャーミングな方だと感じました。
苦しい時代において、庶民に近づき、対話によって苦しみを少しでも救おうとした昔の仏教のお坊さんとは、こういう感じだったのではなかろうかと感じてしまいました。
そして更に素晴しい点は、松原さんは、お釈迦様が説いた仏道の深い意味を、誰にでも分かるように、分かりやすく話しをされることです。
私がメッセージとして強く受け取ったことは、この「逆境の世をどう生きていくのか」ということについてです。
松原さんは、「逆境の世においては、"依頼心"を捨てなくてはならない。」と言います。
つまり、依頼心を捨てるとは、苦しくとも問題から逃げずに向き合って受け入れていくことであり、向き合うことによってその苦しみを超えることができる。
そのためには、儒教の格言に「まことに日に新たにせば、日々新た、また日に新たならん」とありますが、
同じ日は二度とは訪れないもので、快晴の日であろうと、風の日であろうと、雨の日であろうと、日を迎えられることに感謝をし、感動する心を持って一生懸命に生きることが大事である。
そして、その中で毎日少しでも成長する、1日1日進歩することを意識することが大事なのだろうと思います。
逆境は、自らを鍛えてくれる成長させてくれる機会である。
そして、私たちが困難な道を進む時、自らを支える「杖」があれば、私たちはその道を前進していくことができる。
私たちが困難な人生を歩むとき、自分を支える「杖」となる言葉、「杖言葉」が必要であると松原さんは語ります。
たとえ逆境にあっても、「杖言葉」を持ち、「今を生きる」ことで、私たちは苦しみを乗り越えることができるのだと私は解釈いたしました。
「苦しみや問題と向き合う」とは、言うは易しなのですが、これは人によって、実はとても難しいことと個人的には感じています。
なぜならば、多くの場合、人は通常自分の問題と向き合うことができず、問題をそらしてしまうからです。例えば、人のせいにしたり、他の人の悪口を言ったり心配をすることで自分の問題を見えなくしてしまいます。
殆ど無意識に行っているので、自分では自分の問題をそらしていることに、全く気づかない場合が多いと思います。
「苦しみや問題と向き合う」とは、心をまっすぐに向けていないと出来ないことだと感じます。
私も「日に新たにせば、日々新た、また日に新たならん」を"杖言葉"に、1日1日成長していきたいと感じました。
講演会の後は、またまた大好きな和食の店「食幹」へ
大きなゆったりとしたカウンターが魅力です。
ここのお奨め「野菜の刺身」は、トマトがベースのディップがキモです。
本当にまろやかな味で野菜を美味しく頂けます。
オーナーからしっかりレシピを教わって自宅でも作りましたが美味しいです。
墨イカと、さより、石鯛のお造りも、新鮮で美味しい。お酒とバッチリあいます。
写真はありませんが、ここの「野菜の炊き合わせ」もお奨めです。
そういえば、先日神戸で研修をしていたのですが、その某企業の担当者のOさんは、私のブログを読むとお腹が空いてくるそうな。
食べ物の画像が多いですもんねぇ。
by bandoh
コーチング : 14:53 : comments (x) : trackback (x)
2009-01-21 Wed
神戸に到着。
こちらも東京と同じく、寒い、そして雨。
昨日、今日と某企業さんで研修を行っていました。
久しぶりの、20代前半の若者に対する研修です。
朝会場に入ると、皆さん、何だか爽やか~なエネルギーを出して、笑顔で座っています。
なんかこうまとめて絞ると、水色の液体が出てきそうな。(妙な表現ですが)
いつも、30代から40代の方を対象とした研修が多いので、その新鮮さがコントラストとなって感じられるのでしょうか。
何だか、いいですね~。
2日目の今日、参加者の女性が「仏陀」の写真と「遠藤周作」さんの本を持っているのが目に止まり、会話が始まりました。
私の世代が遠藤さんの本を読んでいるというのは珍しくないと思いますが、今時の20代の女性が読んでいるとは意外。
何だか、親しみも感じます。
「私、変ですかねぇ~、何か、遠藤さんとか、仏陀とか好きなんですよぉ~。宗教っぽいみたいでちょっと恥ずかしいんですけど。」と参加者女性
「全然変だと思わないわよ~、それよりも、親近感を憶えるわ。そうか、だから、さっきGeiner(Men's雑誌)の男性モデルを見て、"やだ~、男のくせにチャラチャラしてバカみたい~"とか言ってたのねぇ。」と私
「そうなんですよ!私、ああいうのは嫌いなんです。」
もう少し時間があれば、彼女が遠藤さんと仏陀の何にひかれているのか、もっと掘り下げて聞いてみたいところでした。
そんなことがあった後、新幹線の中で、レッツノートをネットに繋ぐと、"学び仲間"の某企業のH氏よりメールが届いていました。
タイトルは「釈尊三つの教え:厳粛、敬虔、邂逅」
何とも本日の体験と繋がるタイムリーなテーマ
メールは、Hさんのバラク・オバマの就任演説の和文の中で、今興味を引かれた一言から始まります。
以下、Hさんのメールをそのままに書かせて頂きます。
「私は今日、我々の前にある職務に対して厳粛な気持ちを抱き、・・・」と口火を切って演説をはじめました。
この中で私が惹かれたのは「厳粛」という用語でした。
それと言うのも、今購読している「いまをどう生きるかのか」=松原泰道師と
五木寛之氏の共著の中で、松原師が語っていらっしゃる「釈尊の三つの教え」の一つでもあったからです。
とりわけ、松原師は次のように語っています。
(前略)私は現代人に釈尊の教えをわかり易く解説すると、次の三項目に帰着すると思うんです。
それは、「厳粛(げんしゅく)」「敬虔(けいけん)」「邂逅(かいこう)」
「厳粛」というのは、いわゆる無常観で、いまはいましかない。いまは帰ってこない。
いまを大切に生きるということ。
そして、これを現代語で表すと「ありがとう」の挨拶語に置き換えられる。
厳粛というのは、“ここに在る”ことが容易な事実ではなく稀有だということ。
だから「有り難し」から「ありがとう」に。
第二の「敬虔」は、「おかげさま」なんですね。自分ひとりで生きているんじゃないということ。
これを現代語で表すと「すみません」という挨拶語。
「すみません」は、過ちを犯したから謝るというのではなく、「済んでいない」未済ということ。
何が未済かというと、「おかげ」に対するご恩返しが済んでいない。
そういう意味での「す(済)みません」
第三の「邂逅」は、出会い、めぐり合わせ。めぐり合わせによって人生は変わっていくということ。
これを現代語で表すと「はい」という挨拶語。
つまり、天地が与えてくれた“めぐり合い”は肯定するしかないので、「はい」
以上をまとめてみると、、、
私は、釈尊の教えを現代人が日常生活に体得するには、
この「ありがとう」「すみません」「はい」という挨拶ことばどおりに実行することだと思うんです。(松原泰道師)
それでは、「ありがとう」「すみません」「はい」という三つの言霊を大切に!
年初から、この「三つの言葉」を意識して、運気よく、豊かに暮らしたいものですねぇ。
いいこと、教えて頂きました。Hさん、ありがとうございます。
さて、今回は、前泊の際、研修チーム3人で、食通の友人お薦めの、会場近くにある「イタリア家庭料理」を食べに行きました。
これが結構美味しくて安い。
JR南武線の「向河原」駅にある
ナチュラというお店です。
月曜日の夜でしたが、店内はカウンターも含めて満席。
ワインよりもビールがお薦めということで、黒ビールをオーダー。
初めて飲んだ国内ブランド(銘柄思い出せず)でしたが、コクがあって美味しい。
何より泡がクリーミー。
カルパッチョ
たことセロリのサラダ
あなごのセモリナ粉のフリット(この粉に隠し味の工夫が!)
エビとレタスのオーリオ・アーリオ
牡蠣のグリル
下仁田ネギとたらこのグラタン
プロシュートとたっぷりのグリーンレタスの乗ったカリカリのピッツァ
デザートとコーヒーなどなどを次々とオーダー
ビールとワインを飲んで、一人4千円ほど。
毎回、ここの研修会場の来たときの定番のお店になりそう。
by bandoh
コーチング : 19:44 : comments (x) : trackback (x)
2008-12-06 Sat
師走です。
この時期になってくると打合せや忘年会が増えてきます。
最近あった忘年会の席で、"理屈"とか"論理"についてふと考える会話がありました。
「実は娘に"お父さん嫌い!"って言われちゃったんですよ。」
「どうして?」
「"理詰めでずっと来るから逃げ場がない。"嫌になるって。」
このお嬢さん、中学受験の真っ最中だそうです。
知合いは、娘思いで"勉強さぼりたいのに、さぼらせないようにするコミュニケーション"にあれこれ長けたパパなんだろうと思います。
が、お嬢さんもしっかり親の理屈を理解しながら、また彼女なりの理屈で抵抗したようです。
やらなければならなことをサボっている自分について、相手は自分で分かっていますからね。
正直、自分のペースで放っておいて欲しいときもあるんでしょう....。
しかしながら、「お父さん嫌い、なぜならば理詰めでくるから逃げ場がない、だから嫌なの。」、
この論理で父をハっと引かせたとしたら、彼女理屈を使って自分の欲しい結果を手にしています。
「理屈」で動く父には「理屈」で応酬。父をよく観て学んでいます。
実は、この「理詰」め、私も自宅で時々やってしまうことがあります。
最近、少々言い過ぎたかなと思ったことがありました。
だって、そのときは、言わないと分からないと思っちゃうんですよねぇ。
よく女よりも男のほうが論理的だといいますが、現実は決してそんなことはないと感じます。
女は男よりもずっと「現実的で成果主義」、手に入れたいものが「明確」です。
ハイハイと言って聞き流す、黙る、ふくれる、泣く、怒る、
そして論理が必要な時には、徹底して根拠と理屈を述べたて、「あなた、あの時こういったじゃない?」、「あなた日ごろから言っていることと矛盾してるでしょ。」など。
とにかく柔軟に持てる"技"を使って、「欲しい結果」を手にしようとします。
意図するしないに関わらず、
女が泣いたり、わめいたり、黙ったりするのは、理屈では結果を得られないときの対応策です。
そして理屈が必要なときには、一転「思考」と「記憶」が冴え渡り、実に端的に論理を展開してみせるのも女性です。
しかしながら必要のない場面では(成果が明確でない)、無駄な議論はしない。
無駄なことにエネルギーを使いたくないんでしょうねぇ。
だから、男性同士が飲みながら、互いに議論を戦わせて熱くなってるのって、女性からみると、何ていうか、歩いてすぐの近所の自動販売機でジュース1本買うのに、ぴっちり着替えて車に乗って行くような感じ。
どうでもいいところで、エネルギーを使っている感じなんじゃないでしょうか。
大体、昔から古いお宝を積んだ沈没船探索とか、徳川の埋蔵金発掘なんかにロマンを感じて行動おこすのは男性。
女性の多くは、本当にあるかどうか分からないお宝なんて、探しに出かけたいと思わないんですよね。
女性とは実に現実的で成果主義な生き物のように思います。
さて、そんな家庭内の女性の「成果」に向けた念と技に押されるのか、
女性の元気を貰いたいのか、定かではありませんが.....、
男の人も結婚してしばらく経つと、表向きは別として夫婦間で主導権を女性に渡す人が、結構多いと感じます。
また50歳を過ぎた頃から奥様に頼る、甘える男性が増えてくるように感じます。
そんなことをツラツラ考えていたら、隣に座っていたちょっとコワモテ風の麻生総理似の50代の男性Hさんが、
「バンドーさん、こんどウチの嫁さんと海外旅行に行くんですよ!どこがいいと思いますか?」
「海外旅行、いいですねぇ。Hさんはどこに行きたいんですか?」
「ぼくは嫁さんが行きたいところだったら、どっこでもいいんです。」
「ふ~ん、本当にそう思っていらっしゃいます?」
「ウチは嫁さん中心で、嫁さんが満足してくれたら僕はそれでホンマに嬉しいんです。」
そうですか、じゃ、こんなとこはどうですか?とあれこれ話す私の横で、「えっ、イタリアのどこ?プーリア?、ハワイはカウアイ島?」と、酔っ払いながらも一生懸命にメモをとり、質問し確認するHさん。
その姿に、何とも言えない、長い期間を経て築かれている"夫婦間の絆とバランス"を感じて、
日本の男性って、このくらいの年齢になった方が、案外可愛いんでしょうかねぇ~??
どう思いますか?女性の皆さん?
by bandoh
コーチング : 01:38 : comments (x) : trackback (x)
2008-11-29 Sat
金曜日は以前コーチングを行っていた某企業の元役員Iさんと、その企業の女性管理職S嬢と三人で会うことに。
元役員Iさん、おそらくご本人は笑いを取るつもりは全くないと思いますが、その言動で周りにいる人を思わず笑せてしまう"天然?"な方で、枠にはまらないキャラクターの濃い方です。
彼のいた会社でリーダー層のコンピテンシー(優秀性の基準を示す行動特性)を決めたところ、Iさんは、ことごとくそのコンピテンシーにはまらない部分が多かったものの、部下からの人望、好かれ度、現実の業績(数字)を上げてくる確度は断トツでした。
時々かなり飛んでいて??と思うことを言ったかと思うと、ある時には誰もが驚くほど鋭い解析的コメントを呟くなど、他の人には真似できない何かを、いや動物的なカンを持っている人です。
そのIさんがこれからの自分の今後を強く語る姿を見て、変わっていないなぁとコーチングをしていたことを思い出しました。
一度腹を決めて口にしたことは必ず実行する方です。
さて本日は人形町にある割烹"吉星"きちせいで会食。
コースを頼むのはやめて、旬で美味しいものをそれぞれ頂くことに。
ど~んとふぐ刺し
今が旬の香箱蟹、的矢牡蠣、ウニと湯葉刺し、アン肝、蒸しあわび、海老芋など頼みます。
色々なお皿に舌鼓を打つ私とS嬢のそばで、何かソワソワと落ち着かない様子のIさん。
「さぁ、そろそろお終いにして、次のお店に行くぞ。坂東さん、近くにあるいいクラブがあるんですよ。」とIさん。
「クラブ? それって、Iさんが会うとデレデレする"美人ママ"のいるお店のことじゃないですか?」とS嬢
「なんだ!その言い方は 相変わらず一言多い奴だ。いや、そうじゃないんですよ、坂東さん、面白い店でねぇ~、カーネギーホールに出演したことがあるんですよ。」
カーネギーホールに出演って、店が、、?
この辺りの会話が、Iさんの不思議さなんですけれど....
「とにかく、いいから、さっ、もう出るぞ!」と、
Iさんにせきたてられて、「吉星」を後にすることに。
お店を出てほんの少し歩くと甘酒横丁に出ます。
そのクラブ「健」は、甘粕横丁に面したビルの3階にありました。
小ぶりな感じのお店の扉を開けると、カウンターとお花、2組のお客が座っています。
そして愛想の良い笑顔で和服の美人ママが出迎えてくれます。
なんだか昔、会社で上司に連れて行ってもらった銀座のクラブを思い出し懐かしい感じ。
Iさんのキープしているウィスキーを、各々飲みたいスタイルで頼んでまずは乾杯
私の左隣には社長風のパリっとしたスーツの男性が、和服の向島の「芸者」さんと一緒にお酒を飲んでいます。
(後でママの妹さんと判明)
右側には、やっぱり「経営者」か「オーナー風」の初老の男性が二人で座っています。
そして、私はこの直後から、この店の"強烈な個性"を目にし、圧巻されるのでした。。
まずはカラオケに会わせて「演歌」を唄うお客さん。
その横で熱心に「尺八」で伴奏するお店の若い女の子。
その「尺八」にはただならぬ力強さと迫力があり、「尺八」の存在感にお客さんの声がかすれていくような....。
お客さん尺八に負けじと声を出すため、血管が拡張し顔が赤らむ、梗塞とか、溢血とか...あの..
そして、彼女の「唄」の順番が。
曲目はやっぱり昭和の「演歌」、一番は「尺八」で演奏。
孤独や、貧しさを生きる人生の物悲しさを、励ますように響く「尺八」のポォー~♪
曲の二番になると、険しい顔で早変わりのように熱唱し唄います。
そして間奏には、直ちにまた切り替えて尺八を。(サービス精神が旺盛)
(ちなみに彼女、東大卒でドイツ語を話すそう、ドイツ語の翻訳もやっているそうな)
賢くてやさしくてサービス精神がある
やっとIさんの待ちに待った唄の順番が回ってきて、エヘヘという感じ。
(美人ママから、マイク渡されてましたからねぇ)
生演奏をしてくれる「先生」に頼んで演歌の曲をリクエスト。
そしてイントロが流れたと思ったら、、、、突然「芸者さん」が飛び入りで唄に合わせて日舞?を!
唄に合わせて男と女の間の機微を、艶やかにしっとりと踊って見せ、
気づくと私たちは一同Iさんの唄ではなく、芸者さんの踊りに目が釘付けに。
その押出し、年季の入った踊り、インパクト満点。
続いてお店のもう一人の女の子が、やっぱり"人生の物悲しさを語る演歌"を、
彼女時に人にセリフを言い聞かせるように語りながら、音量のある声で唄いあげます。
物静かで可憐な雰囲気の人ですが、唄いだすと強くはっきりした抑揚の声に、場はすっかり彼女の世界に包まれます。
「あ~ぁ~ぁ、かもめよ~♪」
同僚が「尺八」吹くんだから、やっぱりこの位個性出せないと沈むだろうなぁ~
芸者さんは、やっぱり、唄って踊ります。
男気たっぷりでカラっと気風の良さを表現する歌は踊りと共に演劇を見ているようで、
昔、映画で観た美空ひばりがこんな感じだったような気も。
ともかく、今宵はどっぷり、人形町の甘酒横丁で"昭和"の濃~い男と女の人間模様、苦節を辛抱・乗り切る人生にタイム・スリップし浸り堪能したのでした。
「就職内定取消し」に翻弄され、正規に就職できずに苦しみ「蟹工船」でも読んでいる若者よ、この店に来たれ。
昭和の「人の情」と「逆境を生きる」エネルギーに、魂が癒され力づけられようぞ
by bandoh
コーチング : 11:59 : comments (x) : trackback (x)
2008-11-27 Thu
昨晩、久しぶりに以前の会社の男性のM先輩と会ってご飯を食べました。
渋谷文化村の「春秋」で、美味しい~魚と野菜を食べました。
ちなみに、食べたものは三重県の牡蠣と、ホッキ貝、真鯛、しめ鯖のお造り、有機葉野菜のサラダ、アンコウのつくねの鍋、うにと湯葉、チーズせんべい、などなどです。
年度末ですからいつもより、お店も宴会の予約が多いのか、
キッチンの中は、手早く大きなお造りが作られてます。
いつもオープンキッチンで造られているのを見て、食べたくなるんですよねぇ
しばらくぶりにあって、ビールとシャンパンで乾杯した後、
「食事、どうしましょうか?」とメニューを指差し、牡蠣やら刺身やらを呟く私
「何だ、牡蠣とか刺身とか冷たいものばっかだなぁ、俺、何か暖かいものがいいよ。最近、倒れたばっかりだからさ。」とM先輩。
倒れた~??!!!
M先輩、最近、自宅でバッタリ倒れてしまったのこと。
実はM先輩、数年ほど前からウツ病を患っているのですが、案外重めのウツにも関わらず、毎日会社に行って激務をこなし毎年業績を上げ続けているツワモノなので、「ウツでも最高益」とか茶化しながらも、内心すごいなぁ~って感心していました。しかし、やっぱり無理がたたってストレスがそこまできてしまったか????と思ってしまいましたが、
ご本人曰く
「いや俺もさ、最初は"血栓"かと思ったんだよ。親父が似たような年の頃にやってるから。でも病院行って検査したんだけど、どっこも悪いところが出てこなくてさぁ~。」
「じゃ、なんで倒れるの!ストレスじゃないの?」
「うーん、そうかもしれないけど、いや、多分、かゆみ止めクリームのせいじゃないかなぁ。あれ塗るもんだけど、塗った後、指にクリームついたまま手づかみで食べ物を食べちゃったんだよ。それしか原因が考えられないんだなぁ。」
と不可解そうな顔で焼酎のお湯割りのグラスに目を落としています。
かゆみ止めクリームで、倒れる~?
久しぶりに会ったM先輩じっと見てみると、ため息交じりの表情でどこかメランコリックな影があり、やはり少々疲れている様子。
M先輩、不動産デベロッパー会社の今は役員になりましたが、アメリカの不動産バブルが弾けた余波が、大きく経営に影響しているようです。
最近、自社物件のマンション1棟の売買契約を交わした買い手が、手付金を払った段階で倒産してしまい、その整理と対応に追われて大変だったらしい。それと極端な信用収縮のせいで、銀行からの融資も期待できず土地の仕入れがままならないそう。
そういえば、この間、建築関係の工事を請け負っている友人も、本当に仕事がなくて大変だ、、と嘆いていたなぁ、、。
う~ん、やっぱり不動産関連は大変だ、、
何とか元気づけようと、あれこれとしゃべる私を見ながらM先輩がポツリ。
「なんだか、あんた、元気だねぇ~。なんでそんなに元気なの? そう言えば、最近、会った、○江も元気だったし、その後輩の○子も元気だったし、女はやっぱり元気で強いなぁ~。」
"女って元気" 確かに。
家の母も父がなくなった後、あれだけ嘆き悲しんでいるのに、高血圧がすっかり治って、坐骨以外体は悪いところなしだというし、張り切って京都の紅葉旅行の話しをしていた。
私と女性の友人達も、食べる、飲む、しゃべる、笑う、ピラテスに通うなど、ものすごくお元気。
確かに、仕事のことを考えれば、私だって、うちの会社のクライアントはリストラや予算削減に目下必死だから、仕事は来年どうなるかまだ見えないし、うちの旦那さん、家の鍵を5回も6回もなくしちゃうし、肩こりもあるし、色々と大変なんだけどね。
一体、なんで元気なんだろう、、、?。
ここからは、、私のかなりの偏った説になりますが、
女って、男ほど社会に属していないんだと思う。
主婦もキヤリアウーマンもおばあちゃんも。
社会に属していない分、社会における自分の「位置づけ」や「役割り」について男ほど気にしないんだと思う。
パーティの席なんかでも、男性同士はある年齢以上になると、初めて会った同士は互いに牽制しているというか、探りあいをしている感じがあります。(勿論違う方もいらっしゃいますが)
つまり、お互いにどっちの会社の格が高いのか、役職の格は高いのか、年収はなどなど、さりげなく互いを観察し探りあいをしている。そして相手に対する自分のポジッショニングを決める。つまり互いの社会における位置づけをかなり気にする風なところが見受けられます。どっちが上か下かとか。
子供の頃から野球とか集団競技をやっているから、組織とか序列に意識が行くのか、
はたまた有史以来、政治や経済の仕組みを作ってきたのは男性ですから、社会に参加している意識が強くなるからなのかは分かりませんが、社会の中での失敗とか、その位置づけが下がる無くなるっていう出来事は、女以上に堪えるのだと思います。
その点、多くの女は「この社会」以上に、自分の世界を大事にして意識していると思います。
趣味、旅行、資格の取得、エステ、美術鑑賞、料理などなど、日常から非日常まで、自分磨きや個人の小さな楽しみに没頭し、感動できる人が男性よりもずっと多い。
自分の価値は自分自身が決めるものであって、社会が判断して決めるものじゃないと思っている人が多いと思います。
だから、仕事で失敗する以上に、案外、恋愛に敗れた時の方がワァワァ泣いて「もう死ぬ~」とかいって騒いだりしてしまいます。(でも死なないんですよねぇ。女性の場合、多くは自殺未遂になるらしい。)
それで、ワァワァ騒いで泣く女ほど、強いんですよね。
そうツラツラ考えてみると、世の中不景気になったからって、
女性は自分の「世界」とはあんまり関係ないんじゃないでしょうかねぇ。
不景気についても、したり顔で「大変ですよね」なんて、話したりしますけど、
その直後に、エルメスとかロレックスのファミリーセールなんて話しを聞いたら、盛り上がって「私も行く!」ですからね。
はい、元気です。
by bandoh
コーチング : 18:13 : comments (x) : trackback (x)
2008-11-21 Fri
男はいつも最初の恋人になりたがり~
女は誰も最後の愛人でいたいの~
とは、ユーミンの曲からの一節ですが、
コーチングや研修を行っていると、つくづく「男と女は違う」生き物と感じます。
リーダー層への研修を行っていると、
参加者の懇親会の席に参加する機会がままあります。
お酒が入って、研修時よりもずっとリラックスしている参加者は、
お互いに、プライベートなことも話し始めます。
大体こういった研修に参加するのは30代中ごろから40代後半の男性社員。
住宅ローンの返済、子供の教育費、妻への要求、妻からの要求、
仕事の責任などなど、最も悩めるお年頃?かもしれません。
コーチングを学んだ後の懇親会だと、
男性参加者からよくある夫婦間の「小さな悩み」として、
会社から帰宅した後の自宅での「妻との会話」がでます。
「家に帰って、うちの嫁さんが色んなこと話しかけるんですけど、正直聞いてられないんですよねぇ~。」
「家もそう!A子ちゃんのお母さんがあ~したこ~したって、俺からしたら、もぅどうでもいいこと、家のカミさん、ずっとしゃべるんだよね。」
「それで、生返事返してたら、急に"あなた聞いてないでしょ"、とか言われてさぁ。」
「そうそう、僕んとこなんかも、"あなた今私がなんて言ったかいってみて"だよ。」
男性の皆さん、そんな風に思っている方多いんですよね~。
(うちの家だけじゃないって。)
私もこの仕事をするようになって、ようやく男性を理解するようになりつつあります。
それで私達女性といえば、男性よりもず~っとコミュニカティブな生き物、
そして何より、「自分の話しを聞いて欲しい。」
女性が3人以上集まると、"かしましい"と言いますが、
お互いに人の話しを聞かないで、話題をコロコロと転じながらずっと話し続けられるのも女の特技。(勿論、例外もありますよ。この私のように、、)
だから、自分の旦那さんが帰ってきたら、「話したい!話しを聞いて!」というのが本音。
さてそんな同じ年代の既婚女性は主人との現状のコミュニケーションについて
どう思っているかといえば、
「フンフンて相槌うって、話し聞くふりは上手いけど、本当は聞いてないのよ、あの人。大体私の目をみない。」
「こっちは話しを聞いて貰いたいだけなのに、"だったら、お前こうすればいいだろ"とか指示されちゃったりして。もう違う!って思ってるけど、言っても分からないみたい。」
「子供がいるから話すことあるけど、2人だけになったら何を話していいか話題がないのよねぇ。」
さらに、夫婦間のコミュニケーションがすっかり断絶されてしまい、長いことたって諦めてしまった妻の場合、
新聞で50代退職を控えた男性の、これからしたいこと第1位が、"夫婦での旅行"と出ていることに対し、その場にいた妻の過半数が、
「冗談じゃないわよ!主人との旅行なんて。旅行に出るならやっぱり女同士よねぇ~。」
という反応を見せたそうです。(姉からの情報)
この男性と女性の日々のコミュニケーションのずれ、積もり積もると案外侮れないことになるのでは。
さてこの件、男性陣に「じゃ帰宅後どうしたいのか?」話しを聞いてみると、
「やっぱり1人になる時間とか、ゆっくりニュースを見る、新聞や雑誌を読んだりする時間が欲しいんですよね。」
つまり、男性の多くは家に帰ってもしばらくはONとOFFのモードの切り替えが出来ていないので、しばらくは1人になるか、ニュースを見たり、新聞や雑誌を読んで情報収集し寛ぐことで、ある意味「心に余裕」を作りたいようです。
(そりゃまぁ、一日通勤と会社でプライベートなんてないですからねぇ。)
その後だったら、妻の話しに耳を傾ける余裕も生まれる?とのこと。
ちなみに、知合いの男性は、このすれ違いに気づいた後、家に戻る前に、駅前のカフェでコーヒーを飲んで雑誌か新聞を読んで一息つき、モードを切替えてから自宅に戻るようにしたところ、自分のストレスも減り妻や子供との会話が増えたそうです。
単なる夫婦すれ違いのコミュニケーションを抱えている男女の皆様へ
(関係ない方もいらっしゃると思いますが)
男性は、帰宅後はしばらく1人になりたいとか、自分だけの時間が欲しいとか妻に話して理解して貰いましょう。
もしくは切り替えスイッチを入れてから家に戻りましょう。(飲んで午前様というものではありません、くれぐれも)
そして妻が話し始めたら、話しを聞いてあげましょう。アドバイスや結論は求められるまであなたが考える必要はありません。
女性は、男性は雑誌を読んだりニュースを見たりなど、帰宅後の切り替えが必要であることを理解し、夫が1人の時間を満喫してから会話は始めましょう。
ちょっとした違いですが、トライする価値はあると思います。
by bandoh
コーチング : 01:16 : comments (x) : trackback (x)