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2009-01-25 Sun
友人に、恵比寿のガーデンプレイスでやっている映画を誘われる。
仕事が終わってないので、どうしようか...と思いつつも、ストーリーに興味を引かれて行くことに。映画は、「ブロークン・イングリッシュ」
この映画、30代、40代の働く独身女性であれば、ものすご~く共感を持てるのではと感じました。
主人公は30代の独身女性 ノラ・ワイルダー
NYのダウンタウンとおぼしきお洒落なホテルで働いています。
ノラは綺麗だし、仕事も出来るし、気立ても悪くない。けれど、恋人がいない。
なぜかずっと、いい男性とめぐり合えていない。
そんな中、久々に夜の食事(=デート)に誘う男が。
でもこの男、言葉は相手を尊重しているけれど、行動はミエミエなほど、遊びが目的。
あ~、このままだとマズイよ~と思っていると、案の定。
そしてだんだんと男性に対して消極的になっていくノラ。
そんなノラを心配して慰める母親。
「私って世界イチ、男運がないのよ」とノラ
「そんなことないわ、だってあなた以前は、沢山男の子とデートしていたじゃない。」と母
「沢山のデート?ママ、嫌だ...それって大学の時の話しじゃない..。」ノラ
「きっと、あなたたちの世代って、私たちの時とは違って恵まれているようだけど、選択肢がありすぎて選ぶのに困っちゃうのよ。」母
「私って男運がない」
これって、30代、40代の女性だったら、誰しも一度はチラっと思ったことのあるセリフじゃないでしょうか?
"付き合っている男性が、自分のことをどれ位思ってくれているか分からない"
"デートしても長続きしない、相手は結婚を意識していない"
"自分もどれ位相手のことを好きなのか分からない"
"友達は一杯いるけれど、出会いのチャンスがない"
"惹かれるけれど、相手は自己中で超自分勝手な振り回し男"
"自信がなくてデートだと変に緊張しておかしな行動を取ってしまう"
"付き合っている男が他の女と浮気していた"
"好きになる相手はいつも結婚している男"
"結婚してみたものの夫は自分の価値観とは相容れない"
"結婚後、夫は自分への興味をすっかり失っている"
などなど、男と女の関係は、仕事のようにはコントロールできませんからね。
色んな意味で、殻の中に閉じこもっていくように、固まっていく自分をどうしようもできず悩むノラ。
そんなノラの姿に、思わず自分の姿を重ねてしまう女性って、案外多いのではと感じます。
でも、あることがきっかけで、彼女の人生は変わっていきます。
また、その展開がハリウッド映画によくあるような話しではないのが、いいんですよねぇ。
(内容はこれから見る人もいるので書きません)
映画で扱うテーマは、よく考えると、「恋愛」だけではなく、この年齢の男女が抱えがちな課題だと思いました。
そういう意味では、男女で観にいって、その後お互いに感想を語り合うのもいいかもしれない映画です。
(ハートが筋肉質な男性は避けましょう。)
それに、監督がゾエ・カサヴェテスという女性で、ヨーロピアンなので男性を見る視点が面白い。
アメリカの男とフレンチの男の違いを、ヨーロピアンの視点からうま~く描いています。
お時間があれば、ぜひどうぞ。
映画の帰りに立ち寄った恵比寿のカフェ。
ここもなかなか、いい感じ。お奨めです。
Rue Favart
ちょっとcosyな感じのこじんまりとしたお店、3階がいいです。
天井に大胆にペイントされた、とんぼとか蝶が、異空間を演出します。
落ち着いてドリンクとスィーツを頂けますし語り合いができます。
黒板を見ると、ワインメニューもあるよう、06年のサンセールがグラスで980円。安い
また立ち寄ってみたいお店です。
by bandoh
コーチング : 01:29 : comments (x) : trackback (x)