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男と女のコーチング 私の世界が一番

昨晩、久しぶりに以前の会社の男性のM先輩と会ってご飯を食べました。

渋谷文化村の「春秋」で、美味しい~魚と野菜を食べました。
ちなみに、食べたものは三重県の牡蠣と、ホッキ貝、真鯛、しめ鯖のお造り、有機葉野菜のサラダ、アンコウのつくねの鍋、うにと湯葉、チーズせんべい、などなどです。

年度末ですからいつもより、お店も宴会の予約が多いのか、
キッチンの中は、手早く大きなお造りが作られてます。
いつもオープンキッチンで造られているのを見て、食べたくなるんですよねぇハート



しばらくぶりにあって、ビールとシャンパンで乾杯した後、

「食事、どうしましょうか?」とメニューを指差し、牡蠣やら刺身やらを呟く私ねこ
「何だ、牡蠣とか刺身とか冷たいものばっかだなぁ、俺、何か暖かいものがいいよ。最近、倒れたばっかりだからさ。」とM先輩。

倒れた~??!!! ぎょ

M先輩、最近、自宅でバッタリ倒れてしまったのこと。

実はM先輩、数年ほど前からウツ病を患っているのですが、案外重めのウツにも関わらず、毎日会社に行って激務をこなし毎年業績を上げ続けているツワモノなので、「ウツでも最高益」とか茶化しながらも、内心すごいなぁ~って感心していました。しかし、やっぱり無理がたたってストレスがそこまできてしまったか????と思ってしまいましたが、

ご本人曰く
「いや俺もさ、最初は"血栓"かと思ったんだよ。親父が似たような年の頃にやってるから。でも病院行って検査したんだけど、どっこも悪いところが出てこなくてさぁ~。」

「じゃ、なんで倒れるの!ストレスじゃないの?」

「うーん、そうかもしれないけど、いや、多分、かゆみ止めクリームのせいじゃないかなぁ。あれ塗るもんだけど、塗った後、指にクリームついたまま手づかみで食べ物を食べちゃったんだよ。それしか原因が考えられないんだなぁ。」

と不可解そうな顔で焼酎のお湯割りのグラスに目を落としています。

かゆみ止めクリームで、倒れる~?ねこ

久しぶりに会ったM先輩じっと見てみると、ため息交じりの表情でどこかメランコリックな影があり、やはり少々疲れている様子。しょぼん

M先輩、不動産デベロッパー会社の今は役員になりましたが、アメリカの不動産バブルが弾けた余波が、大きく経営に影響しているようです。

最近、自社物件のマンション1棟の売買契約を交わした買い手が、手付金を払った段階で倒産してしまい、その整理と対応に追われて大変だったらしい。それと極端な信用収縮のせいで、銀行からの融資も期待できず土地の仕入れがままならないそう。しくしくしくしく

そういえば、この間、建築関係の工事を請け負っている友人も、本当に仕事がなくて大変だ、、と嘆いていたなぁ、、。しょぼんしょぼん

う~ん、やっぱり不動産関連は大変だ、、ねこ

何とか元気づけようと、あれこれとしゃべる私を見ながらM先輩がポツリ。

「なんだか、あんた、元気だねぇ~。なんでそんなに元気なの? そう言えば、最近、会った、○江も元気だったし、その後輩の○子も元気だったし、女はやっぱり元気で強いなぁ~。」

ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2

"女って元気" 確かに。ねこ

家の母も父がなくなった後、あれだけ嘆き悲しんでいるのに、高血圧がすっかり治って、坐骨以外体は悪いところなしだというし、張り切って京都の紅葉旅行の話しをしていた。太陽太陽

私と女性の友人達も、食べる、飲む、しゃべる、笑う、ピラテスに通うなど、ものすごくお元気。太陽太陽

確かに、仕事のことを考えれば、私だって、うちの会社のクライアントはリストラや予算削減に目下必死だから、仕事は来年どうなるかまだ見えないし、うちの旦那さん、家の鍵を5回も6回もなくしちゃうし、肩こりもあるし、色々と大変なんだけどね。 ねこ

一体、なんで元気なんだろう、、、ねこ

ここからは、、私のかなりの偏った説になりますが、むむっむむっ

女って、男ほど社会に属していないんだと思う
主婦もキヤリアウーマンもおばあちゃんも。

社会に属していない分、社会における自分の「位置づけ」や「役割り」について男ほど気にしないんだと思う。

パーティの席なんかでも、男性同士はある年齢以上になると、初めて会った同士は互いに牽制しているというか、探りあいをしている感じがあります。(勿論違う方もいらっしゃいますが)

つまり、お互いにどっちの会社の格が高いのか、役職の格は高いのか、年収はなどなど、さりげなく互いを観察し探りあいをしている。そして相手に対する自分のポジッショニングを決める。つまり互いの社会における位置づけをかなり気にする風なところが見受けられます。どっちが上か下かとか。

子供の頃から野球とか集団競技をやっているから、組織とか序列に意識が行くのか、
はたまた有史以来、政治や経済の仕組みを作ってきたのは男性ですから、社会に参加している意識が強くなるからなのかは分かりませんが、社会の中での失敗とか、その位置づけが下がる無くなるっていう出来事は、女以上に堪えるのだと思います

その点、多くの女は「この社会」以上に、自分の世界を大事にして意識していると思います。

趣味、旅行、資格の取得、エステ、美術鑑賞、料理などなど、日常から非日常まで、自分磨きや個人の小さな楽しみに没頭し、感動できる人が男性よりもずっと多い。

自分の価値は自分自身が決めるものであって、社会が判断して決めるものじゃないと思っている人が多いと思います。

だから、仕事で失敗する以上に、案外、恋愛に敗れた時の方がワァワァ泣いて「もう死ぬ~」とかいって騒いだりしてしまいます。(でも死なないんですよねぇ。女性の場合、多くは自殺未遂になるらしい。)

それで、ワァワァ騒いで泣く女ほど、強いんですよね。

そうツラツラ考えてみると、世の中不景気になったからって、
女性は自分の「世界」とはあんまり関係ないんじゃないでしょうかねぇ。

不景気についても、したり顔で「大変ですよね」なんて、話したりしますけど、
その直後に、エルメスとかロレックスのファミリーセールなんて話しを聞いたら、盛り上がって「私も行く!パー」ですからね。

はい、元気です。













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