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無事退院!

月曜日に無事退院し、日常生活に復帰しましたチョキ

入院も4泊まではいいけれど、やっぱりそれ以降は退屈してしまったので、退院の日はウキウキしてしまった。
退院の日、午前中にMRIの検査が終わると、旦那さんが病室に迎えに来てくれた。

彼の運転する車に乗って家に戻ると、
久しぶりの我が家はやっぱり居心地が良いものであるハート
病院ではなかなか熟睡できなかったが、自宅ではゆっくりと熟睡できる。
お風呂にものんびりと浸かれる。はぁ~気持ちいい。

しかし集中治療のおかげでヘモグロビン値も何とか3ヶ月前に戻り、頭痛も治まった。
あと2-3ヶ月通院しながら治療を続けることで、通常の数値に戻るらしい。

何事も目標と計画が決まると、スッキリするものである。

入院の初日は、何だか急なことだったので、周りの成り行きをぼーっと観ていたが、
入院中に色々と調べて、根治に向けて自分なりに今後の計画を立ててしまった。

そして、予定通り7月にはNEW YORKへ行く予定です!
(現地でどうにかなった場合のサポートもしっかり調べている)

うちの旦那さんも一緒なのでどうにかなるでしょう。





徒然なるままに : 23:08 : comments (x) : trackback (x)
フォビアキュアと意識改革

チョキ人間なんでも慣れるものである。

入院3日目、私の腕には10箇所以上の穴が開いている。
鉄分注入注射は1日1回なので、もし毎回1回でうまく行っていたら3つしか穴はないはずである。

成功した3回はひじの表側、よく採血で使われる場所である。
それから下の場所は両腕ともすべて失敗。

しかし10回以上の点滴注射で、フォビアキュア(恐怖症克服)がだんだん見えてきた。

1.力を抜く(歯をかみ締めないで軽く離す)
2.どこかをつねる(人間痛い方に意識を取られる)
3.プリプリに茹で上がったパスタのペンネに針を刺すイメージを思い浮かべる(なぜか気が楽になる)
4.呼吸をし続ける

この4つを行うと、パニックにならない。オッケー
1日目に大泣きしていたことを考えると大進歩である。にこっ

雨曇りのち雨晴れのち曇り曇り太陽

さて、昨日担当医の先生から提案のあった「自宅泊」であるが、結局やめて「外出」に切り替えた。
自分でもこの決断は意外であった。
入院前なら1も2もなく飛んで帰ったと思う。

週末家に戻ったとしても、旦那さんはいない。
家に戻れば家事も当然やらなくてはいけないし、あれこれと予定していなかった仕事も片付けたくなるだろう。
つまり、せっかく頂いた外泊許可は、ご褒美にならない。

病院にいれば、食事の仕度、掃除、TV、冷蔵庫、パソコン、DVD、書籍、電話、館内に24時間のコンビに、カフェ、レストラン、美容院など必要なものはすべて揃っている。夜中、動悸が激しくなり頭痛で頭が割れそうになったら、ボタンを押せば誰かが対応してくれる。シャンプー&ブローはなんと1200円でやってもらえます!
つまり、自分のペースで最低限の仕事ができ、のんびりできて、体力回復を実感でき、心配せずに安心していられる。

こういう入院て結構いい...チョキ 

40歳を過ぎた働く女性の友にお奨めします。
もしストレスを抱えて体調が芳しくないならば、検査&集中回復の入院を一度試してみては?

*食事は時間と量が制限・管理されるので、体重が増えていた人は絶対に減らせます。
*体力が確実に戻ります。
*集中して行いたい仕事も自分のペースでできます。邪魔されません。
*入院中、人と会うこともできます。

土曜日は、現場復帰に備えて、近くの美術館に行き、足慣らしを。


徒然なるままに : 18:25 : comments (x) : trackback (x)
入院は続く-ちょっと待ってその提案

「鉄分」の点滴注射針セッティングが失敗に終わって、すっかりゲンナリしてしまった私。しくしく

でもふと同じフロアの病室にいる患者さんを見ると、
80歳前後でベッドに寝たきりの状態で自由に動けるような感じではない。

その光景を見て、家の父が肺がんで入院したときのことを思い出してしまった。

父も入院の後半は、病院のベッドで力なく寝ていた。

そう思うと、いい大人になって点滴の針ごときで号泣して、この世の終わりのようにわが身の不幸を嘆いた私ってやっぱり修行が足りない。

などと逡巡していたら、看護士さんがやってきた。
「鉄分点滴」ではなく「鉄分注射」をしてくれることになっている。

つまり、3日間腕に付けっ放しにするという点滴用の針からの鉄分注入をやめて、私の希望を受け入れてもらい、毎回鉄分を注射によって注入することにして貰った。
一度針を腕にセットしてしまえば毎回注射を打つ必要はないので、毎日毎回、注射を打つほうが辛いでしょう?と、点滴の経験のある人は考えるかもしれませんが、
私の場合、とにかく両腕の平たくてまっすぐな部位(針を固定セットする位置)にある血管がことごとく逃げるので、その作業に耐えられない。

さて、これまでの経緯を踏まえて、さらに細い針に変えてやってきた。
「この針なら絶対に大丈夫ですよ~♪」と看護士さんは軽妙な声で語りかける。

この明るい看護士さん、どこかで見たことがあると思ったら、伊勢旅行を段どってくれたT女子にそっくり。
仕切りの上手い、しっかり者なのかもしれない。

さていよいよチューブで腕をしばって鉄分注入注射である。
私も片手に雑誌を持って〝ふんわりユルヘア〟特集に集中し、巨大攻撃針の妄想が出てこないよう対応策を打つ。

あっという間に鉄分注射は終了オッケーオッケー

本当、良かった~にこっと全身の緊張が解ける。

夕方、旦那さんが東京駅の大丸の食品フロアで買った、お弁当とフルーツを持って登場。
なんと「綺麗なお花」も抱えている!貧血の治療だから、そんなに大変じゃないんだけどれど。

そういえば、彼って昔から人のお見舞いとかお葬式になると、やたら張り切る人である。
数年前、彼の取引先で、とてもお世話になっていたIさんが突然進行性のガンと判明、余命3ヶ月と宣告されてしまった。
そのIさんの闘病中、毎日お見舞いに行き臨終を看取ったのは、Iさんの家族ではなく彼であった。
なかなか出来ないこいとなので、そういう面は偉いなぁと思う。
また家の父の葬儀や初七日のときも、そういうときのしきたりや慣例に疎い私の隣に座って、私の耳元に片手をあてながら小声であれこれと指示、アドバイスをしたりする。いぬ
またお焼香のときの姿など、なかなか堂に入っていて、なぜかどの宗派の葬儀においてもやり方を知っている。
なにか、毎日ご先祖様のお仏壇に手を合わせてお経をあげている人のような風情なのだ。

ただし、その義理堅い面を持つ彼は、結婚式になると「仕事で忙しいから」といって、殆ど断ってしまう。
なぜだろう....。

そんなことはともかくとして、とりあえず〝買ってきて頂いた〟「鰻重」と、「まい泉のとんかつ」と、「RFのサラダ」を一緒に分けて食べる。
病院の夕食も出たので、一緒にこれも分けて食べることに。

「美味しいねぇ、ふみちゃん!」とものすごく感動している彼。

まずくはないけど、美味しいっていうのは、ちょっと...むむっ

その姿を見て、ふと私の料理を食べて、毎回「旨い!」と絶賛する彼の味覚は、もしかしたら、、許容範囲が広いのではという疑問がわいてきた。

そして、ドクターや看護士の数の多さ、病院の敷地に新築中の8月竣工予定の高層タワーを眺めて、
「ここは立派な病院だねぇ、ウン、みんな丁寧で対応がいい。建築中のタワーは300億円をかけたプロジェクトらしいよ」という。

「あなた、なんでそんなこと知ってるの?」

「タクシーの運転手さんに聞いたんだよ」

「ふ~ん、そうなんだ」

家の旦那さん、そういえば、うちの近所の地主さんの息子が親に隠れてフェラーリを買ったことや、酒癖の悪い近所のご主人の〝個人情報〟などをなぜかいつも知っている。もしかしたら、そういう週刊誌ネタみたいな情報を聞くとワクワくするのかしら。

そうこうしていたら、担当医の先生が研修医とともにやってきて、
「この状況ならば、土曜日にご自宅に戻って日曜日に戻るという外泊許可を出せますよ!どうされますか?」と笑顔でおっしゃる。

その言葉に、入院前の私なら飛びつくのだけれど、、、、。


徒然なるままに : 23:52 : comments (x) : trackback (x)
鉄人を目指して入院

またまたブログからご無沙汰していました。

物理脳と化学脳を書いてから早1ヶ月が過ぎましたが、
私の生活に異変が、、、、
体調を崩したため、今日から1週間入院することになりました。しくしく

体調を崩した原因は「鉄分欠乏による貧血」。
鉄分が足りないので赤血球が減少し、とっても血が薄まっている状態なのだそうだ。

ゆえに先々週から地下鉄の階段とか心臓がバクバクするので苦しくて上れないし、
立っているとめまいがしてクラクラ~ときてしまうことが度重なっていた。

昨年末あたりから、この症状は出ていて貧血気味だったのだけれど、
何とかなるだろうと思っていたら、何とかならなかったのである。(悲)

入院の覚悟?を決めた私に、
家の旦那さんは意地悪そうないやらしい目つきで、昨晩ニヤニヤ笑いながら、
「フミチン、あそこはね、元々陸軍病院だったから、敷地には人体実験で亡くなった人の遺体とかいっぱい埋まってんじゃないの?夜は怖いよ~、お守り持って行かないとね」などと脅す。がーん

「フン、嫌なやつ!」と知らん振りしていると、
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と私に向かって手を合わせてつぶやきながら、自分の部屋に戻って新聞を読んでいる。
本当に変なやつ。

さて、そんなこんなで今朝入院の手続きを済ませて病院の個室に入ると、
思っていたよりも病室はスペースがある。ハート
そっと16階の窓から外を眺めてみたが、敷地にお墓は当たり前だがない。(安心)

部屋で着替えを済ませると、次々と人がやってきた。
かわいらしい担当の看護士さんが二人やってきて、色々と説明してくれる。
そのうち担当となる5人のドクターを紹介された。

内心「5人も!」とちょっと驚いたが、研修医を受け入れている病院なので、
ドクターが多くヒエラルキーがしっかりあるらしい。

違うドクターと会うたびに、毎回同じようなことを聞かれるので、同じようなことを話す。
別に暇だから何回話したっていいけど、ドクターが多いと誰にどう対応していいか分からないものだなぁと感じる。
そのうちコツが分かるんだろけれどね。

ところで今回の入院中の「検査」を除いたメインのイベントは、「鉄分補給治療」です。
(だから、「入院して〝鉄人〟になってみせる」などと知り合いへのメールで、はしゃいだりしてみた)

そして鉄人?になるべく、その「鉄分補給」には点滴が必要となるのだけれど、、、

問題が勃発 

研修医が、そのメイン治療の「鉄分点滴」のための血管を、針を刺して探すのだがどうもうまく探れないらしい。

そのうち「あら~、漏れてる」という声が聞こえる。

注射が大嫌いな私は怖くて、しっかりきっと顔をそむけて、注射を刺して血管を探っている様子を絶対に見ないようにしている。
だけど、頭の中では、巨大化した攻撃的な針が私の腕の中をグルグルと刺しまくっている妄想がマンガのように広がる。

こんなときは、幼稚園での予防接種のとき、泣いて暴れてついに注射をさせなかった記憶が鮮明に思い出される。

若い研修医は、
「輸血を想定して太い注射針を用意したんですけど、今度は細い針をセットしますので絶対に大丈夫です」
と自信満々に言う。

しかし、またまた探って失敗。
「変だわ~、血管がもろくなっているのかしら」
(なってないって!先週もクリニックで点滴したけどなんともなかったよと私は心でつぶやくねこ

そして結局、研修医の3人が4回トライして失敗。

辛すぎる~。

腕をおそるおそる見ると、何箇所か開いた針穴が、〝北斗七星〟のように連なって残っている。
さらに、穴が空いて破れた血管の付近は腫れて青タンのようになっている。がーん

心臓がドキドキして冷や汗がジワ~っと出てくる。

ショックにドット気分が悪くなり、若い医者の先生方には部屋から出て行ってもらった。
(町のクリニックだって、センスの悪い看護婦さんにあたらない限り1回の注射で点滴できるのに~)

その日は点滴以外にも痛みの伴う検査が続き、
この点滴でストレス値一気に200%くらいになった私は、
「ひどい~、もう嫌だ~、お~いお~いしくしく」と号泣しながら、思わず旦那さんに電話をかけてしまった。

すると家の旦那さん
「大丈夫だってフミチン、点滴する人、交代して貰いなさいよ、僕はそういうことできないけど、フミチンだったらいえるでしょう」

「だって、み~んなやって、み~んな失敗したんだよ~、わ~ん」とほぼ雄叫び状態の私。

「じゃ、そんなところ出て家に戻ってくればいい、僕が明日迎えに行ってあげますよ」

と旦那から冷静に言われたら、号泣がピタっと止まってしまった。

とりあえず本日は点滴注射針挿入を拒否したものの、明日は一体どうなるんだろう。

鉄人どころか、すっかり幼稚園児に戻ってしまった私。

やれやれ。


徒然なるままに : 16:05 : comments (x) : trackback (x)
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