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2009-01-21 Wed
神戸に到着。
こちらも東京と同じく、寒い、そして雨。
昨日、今日と某企業さんで研修を行っていました。
久しぶりの、20代前半の若者に対する研修です。
朝会場に入ると、皆さん、何だか爽やか~なエネルギーを出して、笑顔で座っています。
なんかこうまとめて絞ると、水色の液体が出てきそうな。(妙な表現ですが)
いつも、30代から40代の方を対象とした研修が多いので、その新鮮さがコントラストとなって感じられるのでしょうか。
何だか、いいですね~。
2日目の今日、参加者の女性が「仏陀」の写真と「遠藤周作」さんの本を持っているのが目に止まり、会話が始まりました。
私の世代が遠藤さんの本を読んでいるというのは珍しくないと思いますが、今時の20代の女性が読んでいるとは意外。
何だか、親しみも感じます。
「私、変ですかねぇ~、何か、遠藤さんとか、仏陀とか好きなんですよぉ~。宗教っぽいみたいでちょっと恥ずかしいんですけど。」と参加者女性
「全然変だと思わないわよ~、それよりも、親近感を憶えるわ。そうか、だから、さっきGeiner(Men's雑誌)の男性モデルを見て、"やだ~、男のくせにチャラチャラしてバカみたい~"とか言ってたのねぇ。」と私
「そうなんですよ!私、ああいうのは嫌いなんです。」
もう少し時間があれば、彼女が遠藤さんと仏陀の何にひかれているのか、もっと掘り下げて聞いてみたいところでした。
そんなことがあった後、新幹線の中で、レッツノートをネットに繋ぐと、"学び仲間"の某企業のH氏よりメールが届いていました。
タイトルは「釈尊三つの教え:厳粛、敬虔、邂逅」
何とも本日の体験と繋がるタイムリーなテーマ
メールは、Hさんのバラク・オバマの就任演説の和文の中で、今興味を引かれた一言から始まります。
以下、Hさんのメールをそのままに書かせて頂きます。
「私は今日、我々の前にある職務に対して厳粛な気持ちを抱き、・・・」と口火を切って演説をはじめました。
この中で私が惹かれたのは「厳粛」という用語でした。
それと言うのも、今購読している「いまをどう生きるかのか」=松原泰道師と
五木寛之氏の共著の中で、松原師が語っていらっしゃる「釈尊の三つの教え」の一つでもあったからです。
とりわけ、松原師は次のように語っています。
(前略)私は現代人に釈尊の教えをわかり易く解説すると、次の三項目に帰着すると思うんです。
それは、「厳粛(げんしゅく)」「敬虔(けいけん)」「邂逅(かいこう)」
「厳粛」というのは、いわゆる無常観で、いまはいましかない。いまは帰ってこない。
いまを大切に生きるということ。
そして、これを現代語で表すと「ありがとう」の挨拶語に置き換えられる。
厳粛というのは、“ここに在る”ことが容易な事実ではなく稀有だということ。
だから「有り難し」から「ありがとう」に。
第二の「敬虔」は、「おかげさま」なんですね。自分ひとりで生きているんじゃないということ。
これを現代語で表すと「すみません」という挨拶語。
「すみません」は、過ちを犯したから謝るというのではなく、「済んでいない」未済ということ。
何が未済かというと、「おかげ」に対するご恩返しが済んでいない。
そういう意味での「す(済)みません」
第三の「邂逅」は、出会い、めぐり合わせ。めぐり合わせによって人生は変わっていくということ。
これを現代語で表すと「はい」という挨拶語。
つまり、天地が与えてくれた“めぐり合い”は肯定するしかないので、「はい」
以上をまとめてみると、、、
私は、釈尊の教えを現代人が日常生活に体得するには、
この「ありがとう」「すみません」「はい」という挨拶ことばどおりに実行することだと思うんです。(松原泰道師)
それでは、「ありがとう」「すみません」「はい」という三つの言霊を大切に!
年初から、この「三つの言葉」を意識して、運気よく、豊かに暮らしたいものですねぇ。
いいこと、教えて頂きました。Hさん、ありがとうございます。
さて、今回は、前泊の際、研修チーム3人で、食通の友人お薦めの、会場近くにある「イタリア家庭料理」を食べに行きました。
これが結構美味しくて安い。
JR南武線の「向河原」駅にある
ナチュラというお店です。
月曜日の夜でしたが、店内はカウンターも含めて満席。
ワインよりもビールがお薦めということで、黒ビールをオーダー。
初めて飲んだ国内ブランド(銘柄思い出せず)でしたが、コクがあって美味しい。
何より泡がクリーミー。
カルパッチョ
たことセロリのサラダ
あなごのセモリナ粉のフリット(この粉に隠し味の工夫が!)
エビとレタスのオーリオ・アーリオ
牡蠣のグリル
下仁田ネギとたらこのグラタン
プロシュートとたっぷりのグリーンレタスの乗ったカリカリのピッツァ
デザートとコーヒーなどなどを次々とオーダー
ビールとワインを飲んで、一人4千円ほど。
毎回、ここの研修会場の来たときの定番のお店になりそう。
by bandoh
コーチング : 19:44 : comments (x) : trackback (x)