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2010-02-21 Sun
久々に更新
12月からずっとこのブログを更新しないでいたので、何人かの友人からメールを頂いてしまった。
「どうしたの?大丈夫ですか?」
「最近更新していないので、気になっています」
と私の近況を心配している内容が多い。
実は1月に入って更新しようとしたところ、システムの不具合で単純に更新できなかったということもあり、それに加えて年初から研修が入っていて忙しく、なんとなく、その後書き込むタイミングを逃したまま、ずってきてしまっていたというのが原因である。
体調が悪いとかそんなことはなく、いたって元気である。
(ということで、この場を借りて、“心配をおかけした皆さん、私は元気です。”と改めてご挨拶を致します)
そのことをメールで返信すると、みな、
「それは良かった。安心しました。それにしてもこのご時世で、仕事が忙しいというのはいいことですね」
といった内容の返事を下さる。
“忙しいのはいいことですね”
確かに。
世相を反映しているというか、この不景気の寒~い風が吹く時代、忙しいということは良いことなのだろう。
私のような零細な組織にとっては、ありがたい話しである。
しかし、仕事で忙しいのはいいことだとは言え、仕事にかまけて体調を崩したりしては元も子もない。
「健康管理」は私にとっては重要なテーマである。
独立して仕事をしていると、病気は大敵である。
昨年12月に初島で群発地震に見舞われ、肝を冷やしながら、
自分の命と今後の健康管理についてツラツラ考えてみた。
自宅で行うストレッチ以外にも、何か体を動かすことが必要だろう...と。
最近周りの人間を見ると、ジョギング、走っている人が多い。
一緒に仕事をしている男性コンサルタントも走っている。
仲の良い男性の友人の一人は、毎日走っているそうだが、昨年になってそのジョギングに彼の妻が参加することになり、夫婦間の会話がグっと増えたそうだ。
また、ヨガを始めた友人もいる。
体にもいいし、気持ちがリラックスできるのでストレス発散にもなっていると言う。
昨年から、彼女が通うスタジオにニューヨークから男性のインストラクターが招かれて、クラスを教えているらしい。
また、そのインストラクターは誰もが見とれるかなりのイケメンで、彼の登場以来、クラスの人数が急激に増えたそうだ。
なかでも、オカマチャンらしき参加者の数がドっと膨れ上がっているとのこと。
ケーブルTVでアメリカの恋愛ドラマを見ていると、中高年に差しかかりつつある男女が、必ずといっていいほどジムでトレーニングをしている風景が出てくる。大体、俳優さんたちは、皆おしなべて、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいる、Nice Bodyである。
私も、健康管理とシェイプアップを兼ねて、「何かやらなくては...」と、ようやく重い腰を起こした。
とはいえ、学生時代スポーツをしていたので、体を動かすことが嫌いなわけではないのだが、
走ることも、ジムに通うことも、あまり好きではない私。
走るのって苦しいし、ジムに通ってみんなで我慢大会みたいに苦しいエクササイズするのも好きではない。
筋トレも、単調で楽しくないので好きじゃない。
ヨガも、自宅でストレッチをしているので、何だか出かけてやるまでの意欲が湧かない。
ゴルフは、ずっと長いことやっているのだけれど、丸1日時間を取られるのと日に焼けるのが嫌で、5年ほど前からコンスタントには行かなくなっている。
う~ん...と初島でしばし考えた結果、やっぱりダンスかもしれないと思った。
今まで体を動かした中では、ダンスが一番楽しい。
そしてダンスをやるならば、やっぱり「アルゼンチン・タンゴ」が断然いい。
私がアルゼンチン・タンゴに興味を持ったのは、ずいぶん前に深夜のTVで「タンゴレッスン」という映画を観たことがきっかけだった。
モノクロの映像でどちらかといえば地味な感じの映画なのだが、強烈な印象が残った。
監督&主演は、サリー・ポッターという女性である。
とにかく、アルゼンチン・タンゴは踊っているときの動きが優雅で美しい。
TVでやっている社交ダンスは、じっと観ていると、あのピーンとそらした背筋と笑顔に、古臭いというか、田舎くさいというか、わざとらしいというか、観ていて、「あぁ、お願い、やめて~」とこちらが気恥ずかしくなってくるような感じなのだが(すみません!やっている方)、「タンゴ・レッスン」の中のアルゼンチン・タンゴにはそれがまったくない。
そもそも、アルゼンチン・タンゴでは、男性も女性も背筋そらしてピーンというのはないし、社交ダンスの中で踊られるラテンダンスのように、妙にクネクネした動きもない。
アルゼンチン・タンゴを踊っている女性の動きは、自然にしなやかで、特に脚の動きが軽やかで綺麗である。
映画を観ながら、「こんなに体の動きを、格好よく美しく見せるダンスがあったのか!」と見とれてしまった。
だから、映画の名中で、かなり年齢がいっている、思いっきりおばさん顔の主演のサリー・ポッター監督が、同じく主演俳優&タンゴダンサーのパブロ・ヴェロンと踊っているのだが、彼女の年齢を超えてとても美しくセクシーに見える。
(彼女の足が、ほっそりととても細くて綺麗というのもある)
また、抑えた感じでオーバーに感情を表現しないところも知的な感じがしていい。
その影響で、「私もいつかアルゼンチン・タンゴを習ってみたいわ~!」としっかり思っていた。
そこで、前に一度行った事のあるアルゼンチン・タンゴのスタジオへ行き、レッスンを始めることにした。
インストラクターは、アルゼンチン人のニコラス・ミアリ先生。
他のアルゼンチンの先生とはまったく異なり、かなり論理的な解釈の説明をしながら、ボディバランス、動きを教える人である。
タンゴ・レッスンのいい面は以下の3つであろう。
・いい感じの音楽を聴いて楽しく踊れる
・女性として優雅で美しい所作が身につく
・体を適度に動かすので、いい運動になるし苦しくない
<タンゴを踊る前にストレッチについて教えてくれる先生>
タンゴは“ペア・ダンス”である。
女性は、男性のリードに従って踊る。
踊りながら、相手と無言のコミュニケーション(意思疎通)を交わすことになる。
つまり、「曲のテンポや雰囲気」、「男性の腕の動きと方向」、「力の入れ具体(押しているか引いているか)」、「ステップと足の置き位置」にあわせて、女性は付いていくことになる。
付いていく=無言のフォロワーシップが必要となる
案外、最初はこれがペアダンスを踊る上での私の壁となった。
男性の動きにあわせて、ついつい先読みをしてしまい、コミュニケーションを間違える。
日常よく起こることが、ダンスでも起こるものである
大体、私は、仕事でも先回りして何でもやってしまうタチなので、先走りすぎる傾向がある。
案外、ダンスを習うことで、自分にとってはパートナーシップにおいて、マインド面のいい気づきとなった。
そして、スムースに美しく9センチ!という高いヒールで、安定して動くためには、
「キャットウォークでしなやかに歩く」、「上半身と下半身の動きにずれがある(上半身が先に動いて足が遅れてついてくる感じ)」、「常に体重は両足にではなく左右どちらかの足に乗っている」、「重心を低く保つ」、「上半身はそらずに肩と背中の力を抜き中心(コア)の筋肉を使う」ことが必要となる。
でも、これ全部、意識していると、頭の中がグチャグチャになってしまうときがある。
悲しいけれど、ビギナーは、先生のステップについていくのが精一杯で、1度に1つくらいしか意識できない、、、。
しかし、タンゴを習うことで、
アルゼンチン・タンゴを美しく踊れるようになり、
しかも健康とシェイプを維持し、フォロワーシップを学び、優雅な所作が身につくならば、先生のニコに、難しいこと言われても、ハードルの高いことを言われても、逆に俄然やる気になってきてる今日この頃である。
健康と女力アップ、今年も、楽しもう!
by bandoh
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