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Wiseワインパーティ「スペインの誘惑」

1月25日(金)はワインパーティ「スペインの誘惑」を開催しました。
去年から企画してソムリエの西村さんの協力を得て準備を進めてきたのですが、楽しみにしていた企画なので開催日が近づくと共に、ワクワクドキドキしてしまいました。チョキ


ワインを選んだのは西村さん、お料理を提供してくれたのは、代官山の「サルイアモール」のオーナー、ビクトルさん。
乾杯した後は、西村さんのスペインワインに関するミニトークでパーティはスタートしました。


当初予定されていたのはこの6種、泡1、白1、ロゼ1、赤2、デザートワイン1
どれも美味しくてビックリ!特に白ワインのアルバーリニョは評判が良くて、パーティ後に購入した人もいました。
私も白ワインは美味しかったし、タンペスタというプリエト・ピクード種とテンプラニーニョ種のブレンドで作っている赤ワインも素晴らしかった。私は白か赤か迷った末に赤ワインのタンペスタを週末に購入。

来てくれた人達も皆美味しい!と喜んでくれたので、本当に良かったです。


〆のご飯は、肉のパエリア。肉の風味とトマトのしっかりしたパエリアで、赤ワインとの相性バッチリ

結局、皆で盛り上がったこともあるけれど、31名で用意していた30本のワインでは足らずに、40本近くのワインが空いてしまいました~。ぎょ


色々な業種や会社から皆来ているので、初めて会う人が多いと思いますが、”美味しいワインや食事って人を繋ぐな~”と改めてワインと食事が持つ力を実感。
初めて会った人達が、楽しく互いに歓談している姿を見るにつけ、そんな思いがふつふつと頭の中に湧いてきました。

今回のワインパーティでの学びは、パーティの主旨や意図、予算を伝えたら、「お勧め料理はお店の人に、お勧めワインはソムリエに選んで貰うのがベスト」。

次回、4月ワイン会も上手くいくといいな~。



イベント、観劇 : 17:51 : comments (x) : trackback (x)
女性社長、自営業者の会合に参加して



今年から仕事以外にライフワークの一環として働く女性支援の活動を始めたこともあり、J300女性社長、事業主が集まる会合に参加してみました。
そこから何か具体的な支援方法についてヒントを持って帰りたいというのと、支援を求めている女性と知り合いと思ったのが参加理由です。

場所は表参道ヒルズのスペースオー。
構成は「基調講演」→「パネルディスカッション」→「懇親会」という流れになっていて、受付近くでは出店ブースとまではいかないけれど、参加者やスポンサーの案内、また東北応援企画として被災地の女性経営者の商品や案内が置かれていました。

入口近くに2名がけのネイルコーナー、その並びにスポンサーとなっているDELLの色鮮やかなラップトップが女性が集まる企画を感じさせている。

昨晩お会いした中で最も印象に残った女性は三人。
一人は内閣府共生政策担当統括官の「村木厚子」さん、
そして若手企業家、軽井沢インナーナショナルスクール設立準備財団の「小林りん」さん、
そしてネットイヤーグループのCEO、「石黒不二代」さん。

小林さんも石黒さんも、初対面ながら、思わず近づいてみたくなるような人柄を感じさせるオープンさ、そして情熱があり、特に石黒さんは持っていた印象(きっとものすごく上から目線)とはずいぶん違って話しやすくてびっくり。
小林さんもメッセージがはっきりしていて、話していて心地よく会話のキャッチボールができるタイプ。共感できるものが沢山あり、思わず支援してしまいたくなる感じでした。

村木さんは誠実な感じが言葉の端々ににじみ出ていて、招かれたゲストの中では、もっとも招かれた意味をしっかり受け取っていて、集まってきた人に対してのメッセージを用意していたと思いました。おそらく事前にかなり準備されていたと思いました。
さすが、見習いたい。オッケー

それと、他に年商2000億円を超える上場企業の女性経営者の方も来られていましたが、“えっ意外”と感じたのは、
内、二人の経営者は、演技ではなく自社の年商を憶えていないというか、定かではない、回答できないという点。
一人は2700億円の売り上げを何度か5000億円と言い間違えていましたが、あまり売上数字を追いかけていないのかもしれない?
お二人とも、会場の中では小粒ながら誰よりも人としてのパワーを放つタイプで、
数字を超えて大切なものをしっかりとグリップされているのだろうと思います。
これってもしかしたら、たたきあげできた女性社長の特色の一つかもしれません。

会場全体としてやはり女性200-300人位集まっているので、
グルっと見渡すと華やかです。
着物来ている方もいるし、美容関係の方は鮮やかなプリントのドレスなどが目立ちます。
男性が主催するビジネスの交流会に行くと、男性はスーツがほとんどで黒かグレーしか色が目につかないとは対照的。

それと経営者や自営業者の集まりなので、皆、初対面ながら物おじする人は誰もいません。
物おじする人はそもそも、自分で独立して仕事なんて始めないのでしょうけれど。
これだけそういった女性が集結すると、自分も一員でありながら何だか怖いという感じもちょっとしますね。

DELLの男性の営業本部長が、「いやぁ、ものすごいアウェー感ですね」と言ってましたが、気持ちが分かります。
私も昔、ある外資系企業の合併お披露目パーティに招かれて参加したら、
なんとホテルオークラの宴会の間のゲストは全員男性、
女性は私一人だけだったことがあり、あの時の心細さ、今でもはっきりと覚えています。

大人の会議に、ミニスカートはいてランドセル背負って参加したみたいな場違いな気分になりました。

しかしながら、こういった女性陣を集めコーディネートするのは大変だろうなぁと感じます。
希少な機会を設けて頂いて、日頃では出会えない方に出会えるということに感謝しなくてはならないですね。

懇親会の会場は立食形式で、各小テーブルに分かれていて、
一つのテーブルに最大7人位の方が集まるようになっています。

同じテーブルにいた女性、そして違うテーブルにいた女性と話してみて感じたのは、やはり皆さん何かしら支援を求めてこの場に来ているということです。

例えばお会いした中に、
30代そこそこで2代目社長となり(二人姉妹、姉は母似で経営不向き、よってい父似の自分が継ぐことになった)、今は社外(銀行含む)との交渉や先代からの番頭さん達とのやりとりで苦労している女性、
テキスタイルのデザイナーで海外に対して自分のブランドを発信したいと思っている女性(昨日も何人かは彼女のデザインした生地のバッグを会場でみかけて嬉しかったそう)、
医療機器の輸入手続き認可の代行をビジネスとして初めて間もない女性、
会社を辞めて神楽坂でオープンキッチン付きの貸しスペースを昨年から始めたばかりで何とか営業したいと思っている女性などがいて、
全体として独立もしくは社長となって間もない女性が多く参加しているのかなと感じました。

そのうち、何人かの女性の方に対しては、紹介できる人がいるな思い、約束をして帰りました。
また、もう一度会って話してみたいと思う人もいました。

さて今回のパーティそのものの運営ですが、

帰り道、たまたま方向が一緒になった女性が「会費1万円以上を取る割には食べ物も飲み物も少なかったですねぇ」とこぼしたのですが、確かにその通り。
私もお腹がすいて何だかぐったり。きゅー
彼女の場合、1杯飲んだ後、バーカウンターに行くとすでに飲み物は売り切れてなくなっていたそうです。
更に食べ物はほとんどのないに等しい状況でした。しくしく

これ、もう少し細かく書いてしまうと..、
懇親会の会場に入り全体を見渡すと、なぜか一テーブルだけシャンパンが置かれている場所があり、他のテーブルは白ワインのみでした。
不思議に思いながら、そのシャンパングラスを手にしてどのテーブルに行くべきか迷いながら会場をゆっくりと進みました。どうやら、元々私の場合は、Aとかかれたテーブルに行くようになっていたようで、案内を読んで理解。

そこで前方のAテーブルに行くと、3名の女性がいて7-8杯の白ワインが置かれていました。とりあえず手にしたシャンパングラスを飲みたいと思いつつ、10分近いスピーチの後、ようやく乾杯。その後は、目の前に並ぶ白ワインを1杯。そしてバーカウンターへ行くと、ワインはなくなっていたので(というか飲み物はすでにほとんど残っていない状態)、残っていた日本酒を1杯。
食事が置いてあったらしい中央テーブルにはほとんど何も残っていない。ちらりと見たときにはかなり少量だったので、追加がくると思っていたら何もなかった。

場所が表参道ヒルズだけに会場費が高かったのでしょうし、大口スポンサーらしきDELLがあまりお金を出してくれなかったのかもしれません。
ちなみにDELLは、個人情報に関する契約書に事前にサインすること、名刺を渡すことを条件に抽選で2名に無料でラップトップを贈るということで協賛?でした。
でもこれってきっと後で、自社との契約状況や組織の規模を調べて、魅力的な潜在顧客となりえる人にターゲットを決めて贈るつもりでしょう、、、と誰もが思ったのではないかと感じますので、殆どの参加者にとって良いイメージに繋がったとは思えないです。

話しは飛びましたが、
そんな飲食に関するクレームつぶやきを耳にし考えを巡らしながら帰宅しましたが、気づいたことを忘れないうちにまとめたいと思いました。

働く女性が集まる会では、

*やはり、お互いに協働できるいい感じの人を集めるべき

*主催者がさりげなく自然な交流を邪魔することなく、引き合わせる人同士を紹介する

*共通のテーマで参加した誰もが感想や意見を述べる場を創る

*飲食をけちってはいけない、満足できる環境を提供できるようあくまでも最善を尽くす

*啓発・啓蒙できる機会を取り入れる

*女性を応援してくれる男性も外すことなく場に来て貰う


以上、6つの気づきと再確認がありました。

そして、今後どう働く女性の具体的な支援を行っていくかについては、また他のメンバーから意見を貰い、ネットワークも広げていきながら深堀りしていこうと思いました。
とりあえず働く女性支援のサマーイベントに向けて頑張ります。グー


イベント、観劇 : 08:59 : comments (x) : trackback (x)
イベントの秋 フラメンコとワインでエネルギーチャージ

もうすぐ11月だというのに暖かいむむっ
昨日も今日も半袖で過ごしている。

ところで、半袖で思い出したが、6月からの貧血治療によって鉄分を増やした結果、
嬉しいことが3つ増えてしまった。チョキ

一つは、息切れがしなくなり、地下鉄の階段を駆け上がれるようになったこと。(以前は、いったん休まないと上がれなかった!)
二つ目は、以前は冷房のついている部屋の中だと、夏でもブルブル寒くて、生足、半袖のままでいることなど"あり得ない"ことであったが、現在はまったくもって寒くなくなったこと。
そして、三つ目は顔色が良くなり、スッピンの日でも、唇の色が悪くないこと。

赤血球値が高いということは、"こういうことなんだ!"と、ハッキリとその違いをわが身を持って認識してしまった。

徐々に徐々に貧血が進んだ結果、
呼吸が苦しくて、遂には5-6分以上続けて歩けないという状況にはまっていたにも関わらず、
自分は大丈夫オッケーと思っていたことが、今思うと信じられない。

まさに"茹でがえる"の状態である。
大きな変化も、急激にではなく徐々に徐々に来ると気がつかないものである。
気をつけなくては。

ひよこ

さて、この暖かさは、イベントの多いこの時期、出歩く機会を益々増やすことに繋がっているように感じる。
色々な方からのお誘いを受けるのが、これまた楽しい。

意外なお誘いは、
いつもお世話になっている仕立て直しのお店のお姉さんからだった。
結構な回数で、昔からこのお店にはお世話になっている。
スカート丈、ウエストサイズ、腰周りのサイズ、またはなぜか洗濯したら伸びてしまったワンピースまで、ちょっとしたお直しでいつもお世話になっている。

そのお姉さんから、なんとフラメンコの発表会のお誘いを受けた。
素人のダンス物を見るのが大好きな私は、2つ返事でお誘いに乗ってしまった。





素人の方々の発表会とはいえ、皆10年以上のベテランだそう。

皆さんビックリするほど感情豊かに踊りを表現して、力強くかつ軽やかに見事なステップを踏み、
こちらが、思わずその踊りに見ほれているうちに1時間30分が過ぎてしまった。
あっという間であった。

素人の方々のダンス発表会は、文句なしに楽しい!
だって踊っている人たちが、本当に楽しそうで幸せな顔をしているから。
こちらまで、幸せな気持ちになり、ものすごくリフレッシュされるし、そのイキイキした表情にじ~んと感動してしまう。

人間誰しも、自分自身を表現できることは、幸福感に繋がるのだと確信できる。

私の後ろに座っていた老人男性が、
「笑顔がすばらしいねぇ、、ご主人が羨ましい。ぼくだったら毎日早く家に帰っちゃうなぁ」
と、美しい奥様風の女性の踊りの後、感情を込めた声で感想を漏らしていたが、
それほどに、60代前半であろう女性は、年齢を超えてキラキラと輝いて見えた。


さて、そしてもう一つの嬉しいお誘いは、
無料の「カリフォルニアワインの試飲会」である。
恵比寿にあるウェスティンホテルで行われた。

100種類以上のワインが出ていたが、会場は時間と共に沢山の人でごった返してきた。


グラスを何度もリンスし、かなりの杯数を重ねてテイスティングする。
バーテンダーの女性にくっついて、彼女のお奨めも聴き、評価、感想を語り合う。
多分、ナパを1日かけて回った時よりも、数多くのワインを口にしたと思う。


いくつか牡蠣とものすごく相性が良さそうな、好みなソーヴィニヨン・ブランとピノがあり、
その場で買いたいと思ったけれど、この会場で発注はできないのが残念だった。

しかし、平日の昼下がりから、美味しいワイン飲んで、楽しい気分で盛り上がり、
もうこの日はまったくもって午後から仕事にならず。あうっ

でも平日だから、なおさらこういう行事って楽しいのよね。






イベント、観劇 : 14:39 : comments (x) : trackback (x)
海老蔵の歌舞伎とバロック 私達に与えてくれるもの

この間、豪華な結婚式をあげたばかりの市川海老蔵の歌舞伎
「義経千本桜」を母、姉、私の三人で観にいってきました。

今回はヨーロッパの凱旋公演なので、きっと美術も演出も華やかだろうと想定。
かなり数日前からワクワクしてしまった。

新橋演舞場へ行くのは初めてなので、
会場に入るなり物珍しくてしばらく周囲を見渡していると、
隣に座った姉が、私達から離れて前3列目の席に座っている母がキョロキョロしているのを見て、
"お母さんとフミちゃんて、そういうところよく似ているよね。二人とも新しいところに行くと必ずキョロキョロしている"ひよこ
とつぶやいた。

その言葉を聴いて、う~んと思ってしまった。

このキョロキョロ癖は、自分でも抑えようと思うときがある。
例えば誰かとレストランで食事をしていて話しをしている時など、
興味をそそられる人や光景が見えると、ついつい目がそちらに行ってしまう。
とはいえ、目は違うところに行ってはいても、私はきちんと相手の話しを聴いている。
視線を移しつつチラっとまた相手の顔に戻す、そしてまた違うところを思わず見てしまう。
これを繰り返すので、一緒にいる相手は落ち着かないし気になるのであろう、相手も思わず私の視線の先に何があるのだろうといぶかしむように、視線の先を振り向くときがある。
そうして、私はようやく、"またやっちゃった"と気づいて、反省。あうっ

しかし76歳になる母がまだ現役でキョロキョロならば、娘の私のキョロキョロ癖が今すぐ治るわけはない。

さて、そのキョロキョロしている先には、2階席と3階席の手すりのところから下げられている"ちょうちん"がある。
ちょうちんの「紋」が一体何を示しているのか、気になってしまうのだ。
歌舞伎座の紋は「鳳凰」なので、多分新橋演舞場の座紋なのだと思う。



なので、姉にキョロキョロの言い訳するように
「あのちょうちんの模様が何なのかなぁと思って、見てたのよ」
「あれは紋よ」
「紋だってことは分かるけど、何を表しているのかなぁと思って」
などと、話していたら隣の席のおばあさんが親切に
「あれは、雪月花ですよ」と教えて下さった。

雪月花だったのか、なるほどむむっ
知ってどうなるものではないのかもしれないが、私はそういうことが気になる。

おみやげ売り場を覗くと、ちゃんと座紋の雪月花の入ったお菓子が売っていた。


さて、いよいよ開幕。



私が以前義経千本桜を観たのは大分前で、そのときには猿之助が佐藤忠信役をやっていた。
あの頃は演出が異色なので、スーパー歌舞伎なんて言われていた。
今でも最後の宙づりのシーンは、はっきりと思い出せる。

舞台にある伏見稲荷の鳥居前で、
中村勘太郎演じる"源の義経"が、七之助演じる恋人"静御前"に大事な「初音の鼓」を渡して都に残るように諭し、逃亡の旅に出る。
しばらくすると、敗走の義経をとらえようと、早見藤太らがドヤドヤとあらわれ、鳥居前にいる静御前を発見、ここぞ手柄とばかりに引っ立てようともくろむ。
そこへ、義経の家臣"佐藤忠信"(実は狐が化けたもの)が花道から足音高くダンダンダンと登場。

"海老蔵"演じる狐忠信のご登場!
狐六法の引っ込みも勇ましく、"待ってました!"


キャー、すごい!!!!
ものすごい存在感と目力ぎょ
場のエネルギーを掻き立てるパワフルな所作に、嬉しくなって大拍手。
すごい~メチャクチャ楽しい!!と盛り上がる。

そして、狐忠信は、狐の妖術もつかって早見藤太らをエイヤとやっつけ、一派を追い散らす

そして場面は満開の桜で覆われた吉野山、さらに義経が匿われている川連法眼の館へと移っていく。
佐藤忠信に化けていた狐もついに正体を現すが、ここで隠されていた事実が解明されることになる。

義経が静御前に与えた「初音の鼓」は、実は狐忠信の両親の皮であったこと。
そして、狐は殺された父と母を慕う気持ちのあまり、その鼓を追い、ここまできてしまったこと。
姿を変えても父母の一部である鼓を手にすると、涙を流さんばかりに歓喜し戯れる狐こと海老蔵(その姿が可愛くまた哀れ)

しかし、全てが明るみに出た今、その思慕の情を断ち切らなくてはと、鼓をおいて、その場を行きつ戻りつを繰り返し、鼓を置いて立ち去ろうとする狐。

その人と変わらず親を想う気持ちを悲しく哀れに演じる孤独な狐に、見ているこららの目頭もじ~んと熱くなってきてしまう。

最後は、獣であっても情愛の深さは人と同じと、心を動かされた義経が、大事な鼓を狐に与える。

そうして狐こと海老蔵が、全身でその喜びを表現し、鼓を持って高く舞い上がり、天に昇っていくかのように宙づりの状態で退場していく
そして大量の桜の花吹雪がハラハラヒラヒラと会場に舞う。
その心から嬉しそうに喜んでいる姿に、ありえないでしょ...と思いながらも涙がジワ~。


めまぐるしく変わる場面
物語は様々に絡み合い、愛や惨劇もふんだん
人のおかしさ、情愛の切なさ、惨劇などが、様々な感情となって色濃く熱波のようにズ~んと響いてくる。
そして、過剰なほどに装飾をこらしたメイクや華やかな衣装などの芸術様式を持つ歌舞伎は、バロック芸術のよう。
見ていると何かしら華美で贅沢な気分になる。

海老蔵のその気合のこもった歌舞伎を見て何だかとっても元気になってしまった。
だんだん関係性も思いも希薄になりつつあるように思える社会を、補完し補ってくれるようにも思う。


大満足でございました。オッケー

その夜は、神宮外苑の花火もポーンと上がって
夏の夜空を更に華やかに演出していたのがまた嬉し。チョキ







イベント、観劇 : 09:50 : comments (x) : trackback (x)
お花見2010年 賑やかなる食事

先週の土曜日27日に自宅で毎年恒例になりつつあるお花見パーティを開いた。にこっ

明るいうちからシャンパンで乾杯チョキ


桜よ咲け~と、随分前から念じていたのだけれど、お花見の週は始めこそ暖かかったものの、半ばから急に寒くなり、遅咲きの自宅前の桜は残念ながらチラホラとしか咲かず、残念しょぼん

ただ正直な話し、毎年、ゲストはやってきても、誰も桜の木を眺めることはなく、桜が満開でなくとも支障はない。
「花より団子」と言うべきなのか、皆、楽しく飲んで食べてしゃべって過ごしている。

今年はお誘いをかけたところ、30名を超える人数となり、狭い我が家にギューギューの状態となってしまった。
途中でお断りをしてしまった方、本当に今年は申し訳ありませんでした。
(もしかしたら、あと5名くらいは入ったかもしれない...と反省)



お料理は、時間ごとにテーブルが空いたら、次の料理を作り置いていく。
(長時間に渡って、美味しいお料理を作ってくれる、友人中島&小笹シェフ、そして洲崎、赤井さんに大感謝!)








ちょっと人数が増えたこともあり、簡単に最近の近況報告と自己紹介




夜もふけてゲストの数も増え、外は寒いが室内温度は上昇


楽しい一日は、あっという間に過ぎ去りましたが、
途中でベッドルームに引きこもった失礼をここでお詫び致します!てへっ
来年は途中「仮眠」せずに、パーティの全貌を見届けることに専念するつもり。グー

また、来年も皆様ぜひご参加を!



イベント、観劇 : 19:17 : comments (x) : trackback (x)
演劇のワークショップ

待合せは、農大前のロイヤルホストに午前11時30分。
今日は、俳優の小野進也さんに誘われて、演劇のワークショップに参加することにした。会場となる場所まで、小野さんが連れて行ってくれることになった。

小野さんは、かつてニューヨークのアクターズ・スタジオで演技を学んだことがあるそうなのだが、今回彼が紹介してくれたワークショップは、その手法によく似ているらしい。

「フミヨさんね、今回のワークショップを開催しているのは、古波津監督なんだけれど、彼の映画や、映画作りに取組む姿勢、考え方ってすごくいいんだよね。僕と考え方がピッタリと合うんだよ。それに彼って、ものすごく謙虚で誰にでも平等な対応を取れる人なんだよ。」と、小野さんは古波津監督のことを語ってくれた。

主催している若手監督の古波津陽さんは、海外の映画祭で幾つかの賞をこれまでに受賞している。

小野さんは、最近だと古波津監督の映画「築城せよ」に出演している。

古波津さんは、ニューヨークのアクターズ・スタジオの内容をまったく知らないで、今回のワークショップを実施することにしたらしい。

また、このワークショップは開催すると、役者さんの間で口コミで広がり、すでに満席で募集は打ち切ったらしい。
通常のワークショップだと、リピーターになる人は少ないらしいのだが、このワークショップはやめる人が出ずに、皆続けて参加しているのも、クラスが一杯になっている理由の一つとなっている。

会場でしばらく見学していた私は、古波津監督と休憩中に何度か話しをした。

「僕は役者じゃないので、細かい演技指導を出来るわけじゃない。
けれども、1つのエチュードの中で出来事が起る必然的な流れを解釈し、登場人物の仕事、背景、性格などから起る、感情やリアクションについては具体的に解説できる。だから、参加している俳優たちが、役をどう捉えて、リアルなキャラクターを演じることが出来るのか、側面からフィードバックすることで、よりいい演技をして貰い、いい映画を作りたいんです」と古波津さんは静かに語ってくれた。

今回の大きなテーマは「衝突と和解」。
2名から4名が1組となって、それぞれ「人形パパ」など与えられたお題で、エチュード(演劇)を行う。

これは3つ目のエチュード「聖地コンビニ」でのシーン
男性が、お店の女性オーナーに刃物を使って、脅してお金を要求


怯えながらも、偶然お店に来ていた、昔東京のスナックで面倒を見ていた女性と一緒に強盗を説得


自分の過去のトラウマを語る強盗


エチュードの終了後、ストーリーの展開、それぞれの役の表現、リアクションにコメントする監督

私は古波津さんのコメントをずっと聞きながら、メモしていたが、
一人ひとりの演技のシーンを切り取って、ものすごく的確で具体的で分かりやすく批評していた。
またストーリーの展開についても、評価できる点と、もう1歩進むのに必要なポイントを伝えてくれる。
また、そのストーリーの展開のポイントが、ビジネスのプレゼンテーションでの構成と似ている点が多々あり、
とても面白いと思ってしまった。

4つ目のエチュードの「横取り」
インターネットを使って詐欺を働いていることを、高校時代の同じバスケ部の先輩宮城に知られて開き直る三井


6つ目のエチュードの「UFO発見」
UFO好きの友人女性に気持ちを打ちあけてせまろうとする、物理学者役の太郎くん


演劇のワークショップは、とても興味深かった。

私達が企業で行っている研修の進行とよく似ていると感じる。
経営や教育の場面以外に、演技の指導の世界にもファシリテーションが有効なことを発見した。

小野さんは、
「僕はずっとワークショップに来ているけれど、基本的に彼らの演技を批評しないし、コメントしないようにしているんですよ。」と言った。

それはどうしてですか?と私が質問すると、
「僕達世代の役者はね、監督や演出から、厳しく叱られて育ってきているんですよ。だから、彼らの演技を見ていると、バカヤロー〟とか言っちゃいそうなんだよね。だから、最初から言わないようにしているんですよ」と、小野さんはニコニコ笑いながら答えてくれた。

これも、企業の部下育成の事情とよく似ていると感じた。
昔は、上司が厳しく指導し、時には大勢の前で部下を怒鳴っていたものだが、今ではこういったケースは少なくなりつつあると思う。
私も以前、職場の上司が、朝から先輩男性のことを大きな声で、「○○、バカヤロー、お前ふざけてるんじゃないぞ!」と怒鳴ったことをよく憶えている。

しかし、キャラクターをきっちりと出して表現することは、難しいと思った。
一人で演技するわけではなく、相手がいるので、その場その場で、相手の演技に反応して、自分ではない登場人物になりきって表現しなくてはならないからだ。登場人物に対する解釈が浅いと、思わぬ展開に途中で崩れてしまう。

自分として登場するならば、自分の反応をそのまま演技すればいいと思うが、
自分とは違ったキャラクターの場合、下手すると頭で考えて演技することになる。
すると、やっぱり、どこか一貫性を失った、ナチュラルではない演技をすることになってしまう。

観ていて、やっぱり、その登場人物になりきることが大事だと感じた。

ただ、見方を変えると、NLPでも相手の立場にアソシエートするという方法があるので、
もしかしたら、そういった手法を活用することが出来るかもしれない。
いずれにしても、演じる人物の掘り下げが必要なんだろうと観ていて感じた。

小野さんも12月には、古波津監督の映画に出る予定もあり、ワークショップに参加する予定らしい。
私も個人的に、自分の「表現力」を高めることに非常に関心があるので、思い切って参加してみたい。

方法を考えなくては...。むむっ



イベント、観劇 : 16:51 : comments (x) : trackback (x)
ハウス・ウォーミング・パーティ

連休中の日曜日は、カラっとした秋晴れの気持ちの良い日だった。太陽

この日は、午前中から仕事仲間のT氏こと〝岡ちゃん〟の新居のお披露目会があった。
埼玉県に住む岡チャンの新居は東武東上線の「高坂駅」から車で5分位の場所である。

池袋から急行で1時間で、「高坂駅」に着く予定だが、
電車の窓から景色を眺めていると、ちょっとした小旅行気分になる。電車
緑の田畑と山、川の、のどかな景色に変わってくるからだ。

そういえば、岡ちゃんの家の近くにはホタルがいるらしい...。

岡ちゃんと、岡ちゃんの息子さんが運転する車に皆で便乗し、新居に到着。

ハリウッド映画の「ホーム・アローン」に出てくるような
〝アメリカン・ホーム〟を建てたいと、岡ちゃんは語っていたが、夢は実現したようだ。
外壁のグレイッシュなピンクが、綺麗である。
ちなみに、ライムグリーンの服を着た後姿の男性が岡ちゃんである。


玄関に入ると、少しカーブの入った階段とシャンデリア
広い玄関の左右には、家族とゲスト用のクロークがあった。
ゲスト用のクロークがあるのはとても便利。
さっそく、バッグを置かせてもらうことにした。


ガレージからバックヤード、1階のお部屋、2階のお部屋へと、
岡ちゃんが〝お宅拝見ツアー〟をしてくれたが、何とも羨ましい広さである。
敷地は100坪あるらしい。

お互いに自己紹介した後、早速庭に出てパーティがスタートチョキ
バックヤードのテーブルや塀の色が、外壁のピンクとよくマッチしている。
きっと色々とディテールにも拘って、家を造ったのだろう...、新居を造るのって楽しそう!!!


今回、岡ちゃんの好きな色が〝ライムグリーン〟だということが分かった。
彼が着ていたポロシャツ、ホームオフィスの時計、バックヤードに用意されたクッションの色。
全てライムグリーンである。彼に何か贈るときにはライムグリーンの色を使おう。チョキ


パーティの食事は、岡ちゃんの奥様の手作り料理とバーベキュー。
私は、20名以上の食事を用意した岡ちゃんの奥様に感動ねこ
手料理はどれも、とても美味しかった。





ゲストのI氏が、お祝いに、大きなサイズのケーキを持ってきてくれた。
(I氏は毎回そういった細やかなことに配慮する。えらい。)
ケーキは20名が楽しめる大きさのサイズで、かつとても美味。
おそらくI氏の地元の鎌倉で、美味しいと評判のお店なのだろうと思う。


ワインとビールで気持ちよくなってきた頃に、
ゲストのN氏の伴奏で、N氏の奥様がボサノバを披露。
ビックリするほど上手で、まるでプロの歌手のよう。
聴き入ってしまった。


玄関での集合写真。
この人数が納まるのだから、相当広い玄関である。


新居って、家族のこだわりとか夢が詰まっていて、いいな~と思う。
私も模様替えしたくなってしまった。




イベント、観劇 : 09:35 : comments (x) : trackback (x)
カルティエ展と阿修羅展より

東京で暮らしていて良いと思うことの一つに、文化面、イベントが数多いという点ある。
コンサート、ミュージカル、芝居、展覧会、スポーツなど、いつもどこかしらで何かが行われている。

母の日の親孝行として、東京国立博物館で開催されている"カルティエ展"と"阿修羅展"へ行くことにした。



カルティエ展は、知合いからすごく良いという評判を聞いていたので、母がとても行きたがっていた阿修羅展と合わせて行けるのは、親孝行ついでにラッキーと感じる。オッケー

上野にある会場に着くと、予想はしていたけれど、会場はかなりの混み具合。
阿修羅展は入場制限をしていて待ち時間は、何と50分もある。ぎょ
会場に目をやると、ディズニーランドの人気アトラクションを待つがごとく、入り口前には4列に並ぶ人のラインが幾重にも折り返しながら、延々と続いています。(はぁ~)

私と母は、取り合えず"阿修羅展"に並ぶのを避けて、入場制限をしていない"カルティエ展"へと足を運ぶことに。

しかしながら、カルティエ展もやはり混み混み。しくしく
(仕方ありませんね)

吉岡徳仁さん監修の展示は、1階の18世紀のコレクションからスタートし、進むごとに年代が進み、最後は未来へと繋がっていきます。

燦然と輝くダイヤモンドのティアラや、ブローチ、ネックレスなど、どれを見てもため息が出るほど美しい~ぽわわ

インドのマハラジャのネックレス

実際に見ると、かなりの大きさで男性の胸の3/4を飾る位の大きさがあります。
石の大きさや繋ぐチェーン、インド的な要素を取り入れたデザインが印象的でした。
マハラジャ達との交流から生まれた作品で、後に新しいカルティエのデザインと発展していったようです。

女優マリア・フェリックスのバングル

このバングル、結構大きくて、いったいどんな風につけるのだろう...と思ってみていたら、2階の展示では、ジェエリーの背景の空間に、投影されて浮かぶように、写真画像が浮かんでは消えます。
画像の中に、そのバングルをつけた、マリア・フェリックスの写真が繰り返し出てきます。
ストールを首に巻いて、その上からこのバングルをつけていました。
このジュエリーの存在感に負けることなく、微笑んでいる姿がすごい。

私は展示の中では、モナコ王室蔵の故グレース公妃のエンゲージ・メント・リング、ブローチ、ブレスレットが一番好きでした。
それと、グロリア・スワンソンがとても気に入って身に着けていた、クリスタルと、バゲットカットのダイヤモンドを組み合わせたブレスレット。シンプルなシェイプながら、本当に綺麗に光輝いていて、透明感があり、美しい....。

そして、未来の展示へと繋ぐ展示室には、カルティエの工房で製作される、ジュエリーのメイキング・フィルムが流されています。
デッサンから始まって模型を作り、その後の数多くの細かくて厳密なプロセス、とても分かりやすく紹介されています。
このフィルムは見逃さない方が良いと感じます。
伝統として古くから受け継がれてきている技術の厚みを感じました。
日本では、やっぱりジュエリーの歴史が浅い分、こうしたカルティエのような職人達が持つ技術は、まだないのだろうと思います。

星星星星星星星星星星星

カルティエの後は、覚悟を決めて阿修羅展へ。
待ち時間は「40分」へと短縮されていました。

夕食の予約を入れた時間と照らし合わせると、う~ん、心配。
1時間位遅刻してしまうかも、、と、並びながら母と相談していると、
阿修羅展のリピーターと思しき、ご夫婦やおばあさま方が、親切に色々と声をかけてくれます。

「大丈夫、40分っていったって、それよりも早く入れるさ。いつもそんなもんだ。」
「今日はね、阿修羅像を中心にして、それだけじっくりと見ておいた方がいいよ、他の展示物はいつでも見れるからね。」

なるほど、、、。
確かに、オジサンの言うとおり、30分もたたずに入場できることになりました。

母と私は、パンフレットを手にすると、興福寺と中金堂の鎮壇具は、人の頭越しに早めに鑑賞しながら、阿修羅像の展示コーナーへと向かいます。

「薬上菩薩立像」、「薬王菩薩立像」、「持国天立像」、「十大弟子」と「八部衆」の仏像の素晴しさ!もう圧巻です。
並んだ甲斐ががありました。

本当に毎回心から思いますが、お寺の中で見るよりも、仏像は圧倒的に展覧会で見た方が綺麗。

お寺では薄暗く、よく見えない仏像も、展覧会ではスポットライトを浴び、360度からぐるりと、その彫や色をじっくり見ることができる。

美しく端整で決意を感じる「阿修羅」の顔

3つの顔の一つ一つに表情があり、内面の迷いや葛藤、決意などを感じます。

当然ながら一番人気はこの阿修羅像なので、ものすごい混みを体験しました。
ともかく、色んな展示会に行きましたが、あれほど人から押された経験は初めてでした
きゅー

幼さの残るふっくらとした可愛い沙羯羅像(さからぞう))


もう、時間があれば、何時間でも一体づつゆっくりと、眺めていたいと感じました。

ちなみに、カルティエ展は5月31日、阿修羅展は6月7日までです。
ご興味のある方は是非!
たとえ混んでいても見る価値ありオッケーと思います。


イベント、観劇 : 01:07 : comments (x) : trackback (x)
お花見

今年も「お花見」の時期がやってきました。

考えてみると、私が世田谷で最初にお花見を始めたのは、1993年頃だったような気がします。
それ以来、近所にある「砧公園」で度々行うことに。
まずは皆で小田急の「千歳船橋駅」で待合せ。
また、その待ち合わせは、「12時から1時の間に集合」という、普通の人が聞いたら「何それ?がーん」と言いそうな、ゆる~い時間の縛りでした。
当時の企画者の一人、友人キヤロライン・ブリエが大体そんな感じだったせいもあります。

これは、93年当時の写真です。古い~。
下にしゃがんでいるのが私とキヤロライン。(この集合写真は今回のお花見に参加している友人H嬢が撮影)


その後、キヤロラインが日本を去り、私が97年に会社を辞めて独立したりでバタバタとしていた時期は、近所での「お花見」企画を中断していましたが、
近所に自宅を購入し、ラッキーなことに自宅前には桜の木があることからオッケー、今度は自宅での「花見パーティ」として復活。

そう!だから、長い人だと一緒にブランクはあれど、93年からお花見を楽しんでいることになります。
(光陰矢の如し。時の流れは早い....むむっ

さて、このお花見の自宅パーティ、実は最も大変なのが「事前準備」
15-20名位の人が来るとなると、お食事の内容、ボリューム等、普通のようには行きません。
(よくホームパーティされる方なら、ご存知ですよね)

だから毎年、友人が"助っ人"として、「料理」と「買出し」を担当してくれています。

助っ人OさんNさんとOさんの長女のアキちゃん
パーティは14時30分からスタートし大体24時から0時までエンエンと続きますが、その間ずっと何かしら食事を作って出してくれます。(涙&感謝)


助っ人Sさん
フランスパン5本を一口サイズ用に切り刻んでいます。
Sさん、日頃は某企業のこわもて部長さんですから、部下を切り刻んでも、こんなにフランスパン刻む機会少ないと思います。ハハハ..


何となく始められそうな感じになってきています。
(今日は寒いので残念なら表に出ることはちょっと出来そうにありません。)



アボカドとトマト、カレー味のディップ Oさん作
フランスパンと一緒に


マグロのタルタル 醤油とバルサミコのソース Nさん作


グレープフルーツとオレンジのリキュール&ミント Nさん作


アキちゃんとNさん 彩りの綺麗なお食事を作ります。
アキちゃんの助っ人ぶりが見事なのは、父Oさんの教育????


第1陣の皆様にもまずはお食事を楽しんでいただいて


厨房は元気。人の出入りも多い...。ここに来ればテーブルに出ていないものもあり?



続いてカルパッチョ風お刺身 Oさん作


第2陣到着の方も入って皆でパシャ!


今年は途中、友人Hさんのパパが、尺八を演奏。


テーブルの人口密度が下がってもう1枚!


Hさんと友人のAさん


やっぱり8時間も飲んでいるせいでしょうか、酔いが...


この時間帯は第3陣のゲストが合流、結構お酒も入っていて皆リラックスモード


桜の花はまだ一足早く一部咲きにも満たない感じでしたが、皆さんそれぞれにパーティを楽しんで頂けたでしょうか。



イベント、観劇 : 16:55 : comments (x) : trackback (x)
チェ・ゲバラを観る

月末の金曜日、雨。

前回の私のブログを読んだ姉から心配して「ふみちゃん、体調悪いみたいだけど大丈夫?」と聞かれてしまった。
あのように書くと、やはり身内は心配になるらしい。

私としては、働いていれば、肩こり、腰痛、腹部ぼうまん感、肥満など、誰にでもあることとして、"いや~、やっぱり無理はできませんねぇ~。お互い気をつけましょう"的なメッセージで書いたつもりなのだが、わざわざブログに書いたりすると、よっぽど体調が悪いと思われるのかもしれない。

大体、私は子供の頃、姉と比べると、発育が遅くて、背も低く痩せていて(ものすごい偏食で、大体いつも給食は残していた)、髪の毛も細くて薄くて(小学校低学年の頃は、心配した母が毎朝養毛クリームを頭皮にすりこんでいたらしい)、体力があって強い子供というよりは、ひ弱な感じであろう。姉はきっとその頃のイメージが抜けないのではないだろうか。

しかしながら、体調を崩して深刻な病気にでもなると、仕事で迷惑をかけることになるので大変。
異変を感じたら、すぐに生活態度を改めて対応策を取るのは、会社を辞めて独立して以来のポリシー。
ということで、わが身について、敏感にならざるを得ません。

雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨


最近何だか映画づいています。

今晩は、旦那さんに合わせて映画を観にいくことに。
新宿の「ピカデリー」で待合せて、"チェ・28歳の革命"を。

彼自身、「チェ・ゲバラ」についてはものすごく興味を持っているようです。
映画館につくと、「パンフレットを買わなくちゃ」と真っ先に前のめりになりながら、パンフレット売り場へ急行。

しかしながら、映画館のパンフレット売り場で「のパンフレット下さい。」というのはなぜなんだろうか?(カタカナ言葉についてはなぜか本当に弱い)
お店の人が一瞬?という表情をしているので、横から「"チェ"でしょう」と、フォローすることに。
彼の中では「ゲ・チェバラ」になってしまったらしい。

そういえば知り合いの女性にも似たような人がいて、毎回カタカナを間違える。
カルメンのことをカマロンというし、ユミリーをエミリーと言うので一緒にいると私の記憶が変になります。




新宿のピカデリー、初めて来ましたが見やすい。

新しい映画館がそうであるように、ピカデリーも一列ごとの高低差が結構あるので、前に座高の高い人が座っても気にならないし、正面の椅子にバッグをかけるフックもあるので便利。
スクリーンも思っていたよりも大きく、音もとっても響く。

前売りだと「夫婦割引」もきいて、二人で行くと一人1800円のチケットが1250円になるのも嬉しい。オッケー
しかも夫婦割引は証明書の必要もないので、恋人同士でも使えそう。

私が「チェ・ゲバラ」の名前を初めて知ったのは、確か1985年頃の秋。
読んでいた故宮本美智子さんの本の中で、彼女が住んでいた1970年代のニューヨーク、ビレッジのアングラ劇場で公開されていた、2時間の性交芝居"チェ"が話題になっていたという内容だったと思います。
なぜ革命家"チェ"の名前を使った芝居で、そんなシーンが多いのか不明だが、擬似であるとはいえ、性交のシーンが始まると、当初話題を聞きつけて集まってきた50名の観客も一人減り、二人減り、最後まで席を立たずにいたのは、たったの七名しかいなかったとか。(この芝居、その過激なシーンで上演禁止になったらしい)
最後まで残っていたカップルの白人女性の方は、あまりのシーンの過激さに一緒にいた男性の肩に顔を埋めたままだったらしい。
そんなことならわざわざ行かなきゃいいのにと思うが、パーティの多いニューヨークのスノッブにとって、センセーショナルなものは全て話題になるらしく、一応目を通しておくということもあるそう。

そんな異色な芝居の情報や、"チェ"という短い音の名前のインパクトもあり、革命家-チェ・ゲバラは私の記憶に強く残ることになる。また彼の伝記などを読むと、チェ・ゲバラ自身が、一貫性を持った意志の強い大変興味深い人物であることが分かります。
その後、89年に私がニューヨークで暮らしているときに、英雄チェ・ゲバラの似顔絵のTシャツを着ている人が多いのにも驚いた、"チェ・ゲバラは、反体制の国、アメリカ人の若者にとっても英雄なんだ"と。


さて本題に戻すと、フィルムは、想像以上にドキュメンタリータッチに描かれていて、言語もスペイン語を使っているので、つい本物のチェ・ゲバラをインタビューしながら制作された映画を観ているような気になってしまいます。そういう意味では、これまでに見てきた映画とは一味違うと感じました。
演じているベニチオ・デル・トロも、ストイックに抑制の効いた演技で渋い。

モノクロとカラーの映像をうまくシーンごとに使い分けていて、国連の総会などの場面は回顧録を思わせるモノクロで表現して時代性を感じさせると共に、革命の真っ只中の戦闘シーンは、カラーで今目の前で起きているような臨場感を持って伝えているなと感じました。

映画の中のチェは、抑えた演技の中でも、高い道徳心を持っていた人であり、高い理想と洞察力を持った魅力的な人物であることが伝わってきます。そして高い理想と道徳心を持つゆえに、貧しい人や苦しんでいる人に対しては深い思いやりを持ち、革命を成功させるためのルールとそれを破る人には厳罰を処す厳しい人です。

また、チェが行う国連でのスピーチそして反論は説得力があり、とても印象深いものがあります。チェが使う言葉を通して、「スペイン語」って美しくていいなぁ~と思わず聞き入ってしまいました。英語よりもずっとシラブルがはっきりしていて、日本人の耳には聞こえやすい。

ただチェ・ゲバラの「人」としての心中を察っして共鳴するには、何か物足りないような。何というか一枚ガラスをはさんで、チェを眺めているような気分が続くんですよねぇ。
逆に、だからこそ見る人によって、それぞれチェに対する解釈が生まれる可能性のある映画とも感じ取れましたが。
その不足感が、パート2の「チェ 39歳別れの手紙」への呼び水となり、鑑賞後の「完了感」を作るのかもしれませんね。

次回パート2を早く見たいものです。

帰りは、伊勢丹の近くにある"和味 凛"へ。




明治通り沿いにある、新宿には似つかわしくないほど静かで落ち着いた店です。

"かわはぎのお造り"
キモを乗せて、ぽんずをちょっと付けてパクっと食べる


聖護院かぶのかにあんかけ
とろりとしたカニの風味がよく出たあんと絡んだ、しっとりと煮込んだ蕪がホクホクと口の中で美味しく溶け込んでいきます。


家の旦那さん、美味しい、レベルが高い、、と唸りながら、いつものごとく飲み込むようにあっという間に食べていました。
あまり咀嚼しなくても平気ということは、胃腸が強いんでしょうねぇ。

とはいえ夫婦で「健康管理」を意識して、、、
本日は"お魚のお造り"、"野菜の小鉢"、"焼き魚"、"野菜の煮物を3種類"とご飯であっさりと。

やっぱり、和食っていいわぁ~。ハート






イベント、観劇 : 00:39 : comments (x) : trackback (x)
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