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東京ジョーを観る 

夫婦で久しぶりに週末映画を観にいくことに。

上映までの時間、「文化村」に立ち寄り、地下のブックショップの"ナディッフモダン"をのぞいてみます。
アート中心で、古書も含め面白い本があるんですよね。

本をよく買う旦那さんは、どのコーナーの本も手にとり目を通しています。


私も幾つか書籍を購入しました。


手にした本を少し読むのに、二人でドゥ・マゴ・パリでお茶を。
私は昔、ここでお茶をするのが好きでした。
ビルの吹き抜けを利用したお店の外側のカフェは、通りでお茶を飲んでいる気分になれます。
それと"カフェ・オレ"、自分でミルクとコーヒーを配分して飲めるのも嬉しい。オッケー


美味しそうに飲んでいる私を、じっと見ている主人の"目"いぬ
「ハイハイ、分かってますよ。飲みたいんでしょ。」ねこ
エスプレッソWを、あっという間に飲み干した旦那さんのカップに、ミルクとコーヒーを注ぎます。

余談ですが、彼は何でも飲み干すタイプの人です。
ビール、焼酎、ソーダ、日本酒、お茶、ワイン、何でも同じようにグイグイ飲みます。

熱いものでも平気らしく、かなりアッついお茶も、グーっと飲んでいる姿を見ると、猫舌の私は恐ろしくなります。がーん

私の友人達は目撃者なので、皆知ってますが、生ビールなんかも、最初の一息で中生グラスの約9割を飲み干します。
ある意味、特技だと思いますが、お高いワインとか、喉越しにグイグイ飲んでる姿を見ていると、本当にもったいないと感じます。しくしく



近くの映画館で上映している「TOKYO JOE」を観に行くことに。


映画は、ジャズっぽい曲を、スタジオで録音をしている場面からスタートします。
演奏者たちの会話と、メローな曲が流れてきます。
そして、当時東京ジョーこと、"ケン・エトー"のFBI担当捜査官であり、供述を取った「エレイン・スミス」の回顧録の場面に、切り替わります。

暗いホテルのような一室で、エレイン・スミスが、「最初見た彼は、典型的なマフィア、冷酷で残忍な殺し屋だという印象でした。」と語ります。
フィルムは、ドキュメンタリーで淡々と進んで行きますが、次第にその内容に引き込まれていきます。

マフィアが君臨する当時のシカゴがどういう町であったのか、
組織の幹部の一人であった、ケン・エトーの「証言」の意味が、当時、どれ程大きな意味とインパクトがあったのかが、じっくりと伝わってきます。

日系人マフィアであるがゆえに長い間、マークされなかったこと(彼が大物であるという認識は、当時のFBIにはなかったらしい)、シカゴマフィアによる、約1千件を超える暗殺のうち、失敗したケースは彼しかないという事実(エトーは頭に3発の銃弾を打ち込まれて奇跡的に助かっている)、また義理を重んじる日系人としての彼のメンタリティを考えると、組織を壊滅へと追い込んでいく証言が取れたことは、「数千分の1」の確率でしか、起こりえない奇跡だったのではなかったかと私は感じてしまいました。見方を変えれば、彼がシカゴマフィアの大幹部となり、命を狙われて助かってしまうのは、運命だったのかもしれない。

また、彼がどういう生い立ちであったのか、そしてどういう人物であったのかを、エレイン・スミスのインタビューを中心に、彼の父親、母親、弟、息子、関わった人物などの視点から、人物像を掘り下げています。

自分の中でも、複雑な気持ちになりました。
ケン・エトーが、冷酷な殺人者・悪党であるのに、人物としは"魅力がある"からです。
過酷な少年時代を乗り越えてきた「賢さ」、「人物をするどく見抜く目」、「どんな事にも動じない冷静さ」、「組織を仕切れるやり手」、「ユーモア」、「タフさ」など、舞台が変われば同じようにリーダーシップを発揮して、世の中に貢献することも出来たろうにと感じてしまいました。

「どうだった、映画」と私。ねこ
「う~ん、俺はいまいち物足りなかったかな、、、。」いぬ
「どんな風に?」ねこ
「なんていうか、俺、本で読んでるからね。」いぬ
「描ききれていない部分があった?」ねこ
「そうだな、何でエトーが組織から命を狙われたのか、もっと理由があったはずと思う。」いぬ
「それって、彼が"賭博開帳容疑"で検挙されて、刑量を下げるためFBIと裏取引し、組織のことをしゃべると、マフィアから疑われたからじゃない?」ねこ
「うん、でももっと色々あったと思う。組織をだまして裏で稼いでいたとかさ。だって、銃で撃たれる日、彼は殺されると分かって車に乗るんだよ。おかしくないか?」いぬ
「そうだねぇ~、そこのところは、エレイン・スミスが彼に、"殺されると分かっていて、なぜ、逃げなかった?"と聞いたけど、彼は"行くしかなかった。"としか答えていないんだよね。
でも、私はあの部分、彼の"生き方"を暗示していると感じたなぁ。だって、彼17年間の膨大なFBIへの供述で、一度も追加・修正をしていないんだよね。それってエレイン・スミスも言っていたけれど、あり得ないことだと思う。だけど、そのことは、彼が思考や生き方において、洞察力があり、迷いのない一貫性を、持っていたと感じさせる話しだよね。」
ねこ
「そうかもね。彼はマフィアの「掟」を、十分に分かっていたろうしね。だから、状況を自分なりに分析して、殺される覚悟を決めた。そして一番いいスーツに着替えて車に乗った。自分の美学にのっとってね。」いぬ
「"潔さ"を選んだだろうね。」ねこ

と、映画談義を続ける私達は、食事を終えそのまま渋谷のレガートのバーへと流れます。


お店の内装がちょっと面白いんですよねぇ。
これ、バーカウンターの天井です。


カクテル、とっても美味しいです。
それとお酒の量が、グラスが大きくて欧米のバーなみで、お値段も手ごろだし、サービスもいいし、お得です。
(なんで日本のカクテルバーって、あんなにグラスが小さくて量が少ないんでしょうねぇ。)


ここでは、うちの旦那さん、周りが興味深いのか観察に忙しくて、ガブ飲みはしていませんでした。ひよこ



イベント、観劇 : 10:31 : comments (x) : trackback (x)
08年ビジョンメイキングセミナー

12月20日(土)から1泊2日で恒例ワークショップ
"ビジョン&ミッション・メイキング・セミナー"を開きました。

このワークショップは、私自身が会社を興す2年前の1995年に、雑誌の切り抜きや画像を使って、ビジョンを創ったことがきっかけとなっています。

仕事やプライベートのことなど、手にしたい"未来像"を幾つかの分野にまとめてじっくり考え、そのイメージに合う画像を探し、ペタペタをポスターサイズの模造紙に切り張りしていきます。

会社を興して1年経ったあるとき、ふと振返って考えると、作成したビジョンのとおり、バッチリ手に入れたいと思っていたことがかなっていて、我ながら驚きました。

そして、その後、一緒にビジョンを創る仲間が増え、毎年12月の第3週の土曜日から1泊で、1年間のビジョン・メイクを行うことに。

熱海港から船に乗って、初島へ向かいます。
毎年第3土曜日は晴れが多く、今年もいいお天気です。オッケー
こういう日は、"船の最後尾の甲板に出て"、"景色を楽しみ"、"風に当たり"、"ラベンダーの香り"をかぎながら、私は船酔いを防ぎます。にこっ


初島到着後は迎えの送迎バスで、会場となる初島クラブへ。
とってもいい笑顔。今年は満ち足りた年だったのでは..?と思いつつパシャリ。


今年は赤ちゃんが、ママとなった参加者と一緒に初参加!(6ヶ月の女の子です)
"ママ"は、このセミナーで結婚して子供を持つことを描いていました。(成果です)
終始ニコニコと愛想がよくかつ大人しい、いい子でした。


ワークショップ会場となるお部屋から見える富士山。
手前に見えるのはホテルのヨットハーバーの一角です。


スイートルーム(約100平米)を使ってワークショップを開催します。
まずはみんなで集まって、今年1年間の振返りをします。


それぞれが"こうだった"、"ああだった"と1年の振返りを


実りの多い1年もあれば、ガッツが必要な1年も、人によってそれぞれに状況は違います。
私はこれを人生の春夏秋冬と感じます。
"新しいことを始めて期待感に満ちている春"、"予期せぬ変化や障害があっても情熱で目標に向かって進める夏"、"成果を享受できる実りの秋"、"春に向かってじっと我慢の子で準備を行う冬"。
秋ばっかりだといいなぁと思いますが、どの季節も、後で振返ってみれば、必ず必要だったことが分かります。
それが分かれば、"それぞれの季節をそれなりに楽しむ方法"が見えくることも。



それぞれの1年のシェアリングが終わったら、早速「作業開始」。
皆各々の場所で模造紙を広げ、雑誌やパンフから画像を切り抜き、ビジョンを作り始めます。


部屋中を使って皆でせっせと作業します。
途中、色々な言葉が飛び交います。「誰かモニカ・ベルッチの画像を見つけたら教えて~」、「パーティ風景があったら下さ~い」、「それって女性が創ったビジョン??」、「この音楽そろそろ変えようよ」など。掛け声、独りごとが聞こえてきます。


そうこうするうちに日も暮れて、ふと見ると夕日を浴びてピンクオレンジに染まる富士山が。


日の入りの早さに驚きながら、「まだ出来ていな~い」がーん



それでも、何とか私たちは何とか完成させ、食事の時間まで「温泉」にゆったりと浸かります。
毎年一人か二人位は延長となりますが.....。あうっ

さて、温泉でのんびりした後は、レストランに集まり、皆でシャンパンでカンパ~イ。ワイン


続いて三種の前菜の盛り合わせ


ビールを飲む人が多いですが、私を含め数名は白ワインを。
1本目は魚とも相性のよいサンセールを。


コースもそろそろ終盤へ。牛肉と季節の野菜の炒めが出る頃にはお腹も一杯に。


宴会では大人はお酒を飲んではしゃいでいますが、
今年は赤ちゃんが参加したせいで、その盛上がりはさらに高まったような.。
この位の年だと人見知りもせず、歩き回るわけじゃなく、喜んで抱っこされてくれます。
大人がはしゃぐ宴会の席でも、泣きもせず本当に場の読める?いい子です。(主催者は心より感謝ねこ


外はもう真っ暗ですが、ホテルの中庭にはクリスマスのイルミネーションが。


この景色を見ながら、私たちは食事後、2次会でさらに盛り上がるのでした...。


さて、一晩明けて太陽
各々創ったビジョンを発表します。"木"のメタファーを取り入れた"I Show You-愛笑友"のビジョン。


来年は"やる!-I will"のビジョン


"悠々として急げ!"がキーワードのビジョン



皆さん、一人一人の"願いと思い"があります。
いっしょに作成することで、"実現する"ことを共に祈念。


さて1泊2日のワークショップを終えて、
皆手には、"作成したビジョン"を持って、帰路の船に乗ります。
やっぱり、達成感のあるニコニコ顔で乗船。


結構風がありましたが、元気に甲板に出ている赤ちゃん。
そして赤ちゃんにいたく好かれ、昨晩からギュっと袖を掴まれているT女史。
「私ってどこに行っても老若男女、赤ちゃんからお年寄りまで本当に好かれるのよ~」とT女史。
確かにそうだと思います。パー



ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2

さて熱海からの帰り道、品川でいったん降りて何人かはオイスターバーに立ち寄ります。
ワークショップ後の昼下がり、ちょっと寄って美味しい~牡蠣とワインで乾杯すると幸せ感が増すんですねぇ~。ハート


私はあっさりめの牡蠣が好きなので、日本の牡蠣をよく食べました。
この日よく食べたのは、右から「厚岸」、「赤碕」、「九十九島」。
厚岸が一番美味しかったです。



私の2009年のビジョンのキーワードは「表現する」こと。
仕事もプライベートも含めて、楽しい1年になることを祈って.....。






講演会、セミナー : 11:38 : comments (x) : trackback (x)
リーダーの条件 安藤忠雄

アカデミークラブで行われた安藤忠雄の組織の条件、リーダーの条件に参加。

久しぶりに講演を聴いて胸がジ~ンと熱くなりました

今までも安藤さんの講演を聴いたことはあるのですが、今回はタイトルのせいかもしくは自伝を出版されたことで熱がこもったのか、とっても熱く語っていらっしゃると感じました。

また熱く語ることに加えて、大阪のご出身ですので、やっぱり話しは面白いんです。
3分に1回位は絶対に笑わせてくれます。

深くていぃ~話ししているんですけど、ちょっと外して笑わせたりする。
格調の高い大きなプロジェクトについても、スライドを見ながら堅苦しくならずに親しみやすく内容をずっと聴いていられます。





安藤さんの世界中のプロジェクトの話しから、"リーダーはチームがないと成果を作れない"、"パートナーが必要である"、"好奇心が大事"など、再認識させられた話しが沢山ありましたが、

私が今回、安藤さんの話しを聴いて非常に印象に残ったのは、"東京を世界一美しい町にしよう!"と安藤さんが呼びかけたことです。

そして、最も感動したのは、安藤さんの熱く情熱を込めて話しによって、"本気でやれば実現できるんじゃないの"って、こちらが本気で信じられたことです。

「大きくて夢のある」元気な未来を、イキイキと語って聴衆を魅了し、勇気を分けてくれるそのパワーに圧倒され、包み込まれました。

その話しを聴きながら、なぜか感動して胸が熱くなり涙がす~っと流れてしまいました。

人をその気にさせる力を持っている方だなぁ...。ハート

改めて、リーダーが夢を語ることの意味と大事さを実感しましたグー

さすが世界の安藤忠雄、才能は建築デザインだけではないですね。
人を動かすパワーとコミュニケーション力を持った方だと感じます。

そうやって、自分自身が表現することによって、リーダーの条件を語るだけでなく、リーダーシップを体現していると思いました。

安藤さん、"東京を世界一美しい町に出来るイメージ"を、「明確」に示してくれたと思います。

地球環境に徹底的に配慮し、都市の機能を持たせ今の町の形体を生かしながら、東京を緑あふれる美しい都市へと変えていく。
そして次のオリンピックを東京で開催し、世界に向けてこれからの未来社会のあり方を東京から世界へと発信し、希望と理想を示せる町へとなっていく。

そんな東京のビジョンを想像したら、ものすごくワクワクしてきましたチョキ
今までは東京オリンピック、あまり乗り気ではありませんでしたが、今回の話しでものすごく乗り気になってしまいました。(単純!)

彼がこれまでの海外で行ってきた数々のプロジェクトや、「海の森」プロジェクトなど、これまで成しえてきたものを考えると、出来るかもしれないと感じるからです。

そして、その東京のイメージは、私の中では勝手にかつての江戸の町へと繋がっていきました。

かつて、海外の人々が訪れ、その美しさと清潔さ、人の真摯さ誠意さに感動した町、「江戸」。

「均一感のある木造建築と瓦屋根,が広がる町」(今の東京からは想像できませんねぇ)、「平民が外食したり、旬で走りの食べ物に拘ったり、そこそこ豊かに暮らす町(当時諸外国では、平民が江戸町民のように豊かに暮らせる社会はどこにも無かった)、「ちょっと郊外に出ると、目前に広がる緑豊かな美しい田園風景」、「そして侘びさびを表現する美しい日本庭園」(画家ゴッホも強く影響を受けている)、「町で出される人糞は肥料となり船に乗って千葉へと運ばれる(江戸の人が食べる野菜畑がある)という、今でいう"エコなシステム"が出来ていた」など、海外から東の果ての国、Nipponに来て驚き、そして感動した外国人は沢山いました。

私たち日本人は、皆がその気になって信じれば、祖先から受け継がれたDNAを生かし、未来に向けて一歩進んだ社会を構築できるかもしれない。
もしかしたら、唯一、そういう社会を実現できるのは、日本人しかいないのでは.....。

そんな世の中、実現したいですねぇ~。





徒然なるままに : 16:37 : comments (x) : trackback (x)
日米の間で子供を生む 高齢出産増加中?

和食の「かんだ」で友人のリカと会うことに。




彼女は39歳、アメリカ人のご主人を持つ日本人女性。
東京とサンフランシスコの両方に家を持って、ご主人の仕事の都合で行ったり来たりしています。

会社から程近い元麻布にあるお店へ一足早く行き、彼女を待つことに。

とそこへ、長い髪を揺らしながら彼女が登場。
久しぶり~!! 
と私とリカ、そして"かんだ"の神田さんの三方から声が飛びます。

お互いに再会を喜びながら、私はすぐに彼女のファッション、ヘアスタイル、そして"お腹"へと目を走らせます。


彼女は私が知っている女性の中でも、飛び切りスタイリッシュでイケてる女性。
そんな彼女が、今年めでたく"ご懐妊"、お腹には今6ヶ月の赤ちゃんがいます。

お腹もふくらみが目立ち始めていますが、ほっそりしたあご、特徴的で人を見抜くような目、長い手足を優雅に動かしながら椅子に座る様子、やっぱり綺麗な人は何をやってもさまになる.....。むむっ

さて、今回の赤ちゃんは、夫婦にとっては初めての子供で、かつ予想していなかった(ずっと出来ないと思っていた)だけに驚きだったようです。

39歳の初産、ちょっと心配な点もあると思います。
高齢出産となるので、出産時のアクシデントにきちんと対応できる病院を選ぶということが大事になります。

高齢出産を経験しているママの話しでは、日赤とか愛育は×だとか。
母となった働く女性には厳しいところらしい。
ジェルを使ったネイリストの知合い(高齢出産+初産)は、昨年出産。
黒でデザインを施していた爪を、日赤病院のベテラン看護婦にチラっと見られて
「あら、そんなお爪では困ります。母になるのだからもっと自覚を持って下さい」と言われて、即座に日赤を移ったそう。
「冗談じゃないわよ。働きながら子供育ててるんだから、それぞれに事情ってもんがあるのよ。昔ながらのやり方だけを押し付けてサービスを提供するなっていいたい。」とやや興奮気味に話してくれました。ぷん

最近、身の回りで増えています、"高齢出産"。
婚期が遅くなってきているのと連動していると思いますが、私の周りの友も皆年齢を超えて出産、頑張っています。
ただ、彼女たちは、若いママと比べると間違いなく体力的に不利ですが、独身時代に一生懸命働いた分、専門性があったり管理職を経験していたり、手に職をつけているので、子供を産んだ後の仕事の復帰は比較的スムーズのように感じます。
とっても元気に働き、会うと面白おかしく仕事と子供の両方の話題を提供してくれます。

でもねぇ~、フミちゃん。アメリカの医療費って結構高いのよ。向こうで妊婦の血液検査をやったんだけれど、保険のカバーがない場合、どれ位かかると思う?」とりか。
それって高いってことよね。」
そうよ、900ドルもするのよ、1回の血液検査だけで。」
900ドル!!!!それって約10万円てことぎょぎょ

サンフランシスコの医者に、マンモグラフィー(乳がん検査)を受けたことがあるって伝えたら、"あなたの年で?"ってちょっと驚かれたわ。日本だと子宮ガン検診と同じでそんなに珍しいことじゃないでしょ。でもアメリカだと高額だから受ける人も少ないんじゃない?」

"アメリカは先進国で唯一国民健康保険のない国です。"
民間の保険費用は平均で年間一人35万円、家族4人だと年間140万円になります。ですからなんと、5000万人の国民は健康保険未加入者です。
加入者は保険会社と契約してプランを選ぶようになっていますが、負担率、受けられる医療の種類など、金持ちはきちんとした医療を受けられても、お金の無い人にとっては、いざという時に医療を受けられないようなケースも珍しくなく、お金のない人には徹底的に厳しい国と感じます。


なるほど...。

ちょっと余談ですが、海外ドラマの「グレイズ・アナトミー」で、"ナチ"というあだ名の女医ベイリーが「フリークリニック」(無料で受診できる病院)の設立に奮闘するエピソードがあります。こういう話しを聴くとやっぱり必要ですよねぇ。

そんな彼女、出産は東京の病院の予定。

それで、リカ、子供の学校はどうするの?」
サンフランシスコのインターナショナルのプレップスクールにこれから申し込む予定。」
えっ!出産前から????だって、まだ2-3年も先の話しでしょう?」
そう、でもスクールに入るのも結構大変なので、今から通ってコネクション作っておかないと駄目みたい。」

日本のお受験ママは大変ですが、アメリカのママもやっぱり大変のよう....。
そういえば、私の友人ママは、受験に備えて小さな娘相手に、ボタンのあるお洋服の脱ぎ着の特訓をしていました。

彼の仕事にくっついて、日米をしばらく往復している彼女も、
子供が学校に通うようになると向こうで暮らすようになると思います。
子供が話す言葉については英語が主体となるでしょうが、やっぱり日米のおばあちゃまがそれぞれいて、それぞれ母国語しか話しません。
両方の祖母ときちんとコミュニケーションが取れるよう、子供にはバイリンガルに育って欲しいと話す友人。

赤ちゃんは、来年3月、東京で出産予定。
どっち似になるのかしら???
絶対、見に行く。グー ねこ





徒然なるままに : 09:00 : comments (x) : trackback (x)
土蔵の中で「シタール」の音に包まれる

昨晩、浅草で"シタール"と"タブラ"の演奏を聴きました。

会場はギャラリー・エフという「土蔵」を生かした場所で、浅草駅を出てすぐ近くにあります。

"土蔵でシタールを聴く"ということに、私は一番興味を惹かれました。

お店に入りドリンクを頼んで待機していると、
整理係りの女性がお店の一番奥にある土蔵の扉を開きます。
予約を入れた順番ごとに名前が呼ばれ、1組づつ土蔵に入り、希望の場所に座ります。

Aki UedaさんとU-zhaanさんによる、インド古典音楽の演奏の始まりです。
土蔵の扉をぴたりと閉じ、照明を落とすと、静かに細くシタールの音色が滑り出します。




シタールは邦楽と同じで楽譜がなく、師匠から口伝で継がれるものだと記憶しています。

師匠が声で奏でるメロディーを、弟子がシタールで弾いて表現します。
そうして曲を積み重ね演奏していくのを、ガイアシンフォニーの6番で観ました。
シタール奏者として最も有名なラヴィ・シャンカールと、その娘アヌシュカが奏でるシタールの場面です。

ちなみに、あまり知られていないようですがラヴィ・シャンカールはノラ・ジョーンズの父親でもあります。
ですからノラ・ジョーンズの才能は親譲り。またもう一人の娘、アヌシュカのシタールのCDも、グラミー賞にノミネートされています。


タリラルラリ リラリルララ~音符
タリラルラリ リラリルララ~音符

何度か同じメロディーを繰り返しながら、シタールが暗闇の土蔵全体に広がっていきます。

そして静かに、タブラの鼓動がそれに続きます。
密閉された土蔵の中では、どんなにひそやかなタッチのタブラの音も、全て聞こえてきます。

まるで自宅のリビングで二人の演奏を聞き入っているかのよう。

海の揺るやかな波の動きに、身を預けて漂っているような心地よさがあります。

そして......途中から、不思議なことが起こり始めました

なぜかインド的なシタールの音が、三味線の音のように耳に響いてくるのです。

目をつぶって聴いていると、シタールの音色の中で、私は着物を着た武士になり、夜のとばりを必死に早足で駆け抜けようとしているイメージが浮かんくるんです。

曲はテンポを増し、それと共にとてもリラックスした躍動感(変な表現ですけど)が沸き起こってくるのですが、私は武士で夜に山中にいるんです。

そして、それはどうやら三味線を連想させるシタールからおきていると感じました。

西洋の弦楽器とは違う、シタールの弦を爪弾いた後に残る引っ張るような物悲しい音色。土蔵の中だとその音がCDで聴く時よりもハッキリと響いて聞こえます。その引っ張るような物悲しい音色が三味線を連想させるのです。

"土蔵の中でのシタール"は、そんな不思議な感覚を呼び起こしました。


ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2ボックス2


さてこの後、私たちは人形町に移動してスペイン料理の"スパニッシュバー・ソル"へ行きました。




麻布の"バルレストラン ミヤカワ"も美味しいと思いますが、ここもかなり美味しい。

お料理の費用対効果で考えるならばこちらに軍敗が間違いなくあがりそうです。

さらに読みたい方は、私の"お薦め情報"を開けてください。チョキ




イベント、観劇 : 09:00 : comments (x) : trackback (x)
男と女のコーチング 女は成果主義

師走です。
この時期になってくると打合せや忘年会が増えてきます。ビール

最近あった忘年会の席で、"理屈"とか"論理"についてふと考える会話がありました。

実は娘に"お父さん嫌い!"って言われちゃったんですよ。」あうっ
どうして?」ねこ
「"理詰めでずっと来るから逃げ場がない。"嫌になるって。」

このお嬢さん、中学受験の真っ最中だそうです。
知合いは、娘思いで"勉強さぼりたいのに、さぼらせないようにするコミュニケーション"にあれこれ長けたパパなんだろうと思います。むむっ
が、お嬢さんもしっかり親の理屈を理解しながら、また彼女なりの理屈で抵抗したようです。

やらなければならなことをサボっている自分について、相手は自分で分かっていますからね。
正直、自分のペースで放っておいて欲しいときもあるんでしょう....。

しかしながら、「お父さん嫌い、なぜならば理詰めでくるから逃げ場がない、だから嫌なの。」、
この論理で父をハっと引かせたとしたら、彼女理屈を使って自分の欲しい結果を手にしています。チョキ
「理屈」で動く父には「理屈」で応酬。父をよく観て学んでいます。

実は、この「理詰」め、私も自宅で時々やってしまうことがあります。
最近、少々言い過ぎたかなと思ったことがありました。
だって、そのときは、言わないと分からないと思っちゃうんですよねぇ。

ビールビールビールビールビールビールビールビールビールビール


よく女よりも男のほうが論理的だといいますが、現実は決してそんなことはないと感じます。

女は男よりもずっと「現実的で成果主義」、手に入れたいものが「明確」です。
ハイハイと言って聞き流す、黙る、ふくれる、泣く、怒る、
そして論理が必要な時には、徹底して根拠と理屈を述べたて、「あなた、あの時こういったじゃない?」、「あなた日ごろから言っていることと矛盾してるでしょ。」など。
とにかく柔軟に持てる"技"を使って、「欲しい結果」を手にしようとします。

意図するしないに関わらず、
女が泣いたり、わめいたり、黙ったりするのは、理屈では結果を得られないときの対応策です。
そして理屈が必要なときには、一転「思考」と「記憶」が冴え渡り、実に端的に論理を展開してみせるのも女性です。

しかしながら必要のない場面では(成果が明確でない)、無駄な議論はしない。
無駄なことにエネルギーを使いたくないんでしょうねぇ。

だから、男性同士が飲みながら、互いに議論を戦わせて熱くなってるのって、女性からみると、何ていうか、歩いてすぐの近所の自動販売機でジュース1本買うのに、ぴっちり着替えて車に乗って行くような感じ。車
どうでもいいところで、エネルギーを使っている感じなんじゃないでしょうか。

大体、昔から古いお宝を積んだ沈没船探索とか、徳川の埋蔵金発掘なんかにロマンを感じて行動おこすのは男性。
女性の多くは、本当にあるかどうか分からないお宝なんて、探しに出かけたいと思わないんですよね。

女性とは実に現実的で成果主義な生き物のように思いますニヒル

さて、そんな家庭内の女性の「成果」に向けた念と技に押されるのか、
女性の元気を貰いたいのか、定かではありませんが.....、
男の人も結婚してしばらく経つと、表向きは別として夫婦間で主導権を女性に渡す人が、結構多いと感じます。
また50歳を過ぎた頃から奥様に頼る、甘える男性が増えてくるように感じます。

月月月月月月月月月月月月


そんなことをツラツラ考えていたら、隣に座っていたちょっとコワモテ風の麻生総理似の50代の男性Hさんが、

バンドーさん、こんどウチの嫁さんと海外旅行に行くんですよ!どこがいいと思いますか?」ビール
海外旅行、いいですねぇ。Hさんはどこに行きたいんですか?」ねこ
ぼくは嫁さんが行きたいところだったら、どっこでもいいんです。」
ふ~ん、本当にそう思っていらっしゃいます?」ねこ
ウチは嫁さん中心で、嫁さんが満足してくれたら僕はそれでホンマに嬉しいんです。」ビール

そうですか、じゃ、こんなとこはどうですか?とあれこれ話す私の横で、「えっ、イタリアのどこ?プーリア?、ハワイはカウアイ島?」と、酔っ払いながらも一生懸命にメモをとり、質問し確認するHさん。

その姿に、何とも言えない、長い期間を経て築かれている"夫婦間の絆とバランス"を感じて、

日本の男性って、このくらいの年齢になった方が、案外可愛いんでしょうかねぇ~??

どう思いますか?女性の皆さん?









コーチング : 01:38 : comments (x) : trackback (x)
六本木 ラ・シュエットにてワインを堪能

六本木のラシュエットの紹介です。
ナパでラ・シュエットに行きましたので、六本木のお店に来れて本当に嬉しかった。

2階にテーブル席はありますが、ソムリエの方といつでも話しができるカウンター席に座ります。
3人で行きましたのでコーナーを挟んで座りました。


この情報、詳しくお知りになりたい方は、「お薦め情報」を開いてくださいハート



レストラン、ショップ : 17:52 : comments (x) : trackback (x)
癒しタイムにどうぞ

私の住んでいる世田谷の木は「けやき」だそうです。
私の住んでいる家の近所には沢山の「けやき」があります。

もう季節も秋の終わりですが、よく晴れた日太陽だと、青い空に木々や草花が映えて本当に綺麗。思わず足を止めて眺めてしまいます。
「けやき」にも茶色い葉も混じり始め、もうすぐ葉が落ちてしまいますが、ひと時の眺めを楽しみます。


そして、畑の多いこの地域は猫も多く、そこかしこに猫がひょっこり姿を現します。
この子は一番人懐っこい子で足が短い。いつもとってもリラックスしてます。



晴れた日には~、シャッターによっかかって身づくろい音符 ペロリン~。



"俺のこと撮ってる?撮ってるの?" でも絶対ここから降りないからね。



何かその"半目"とポーズ、案外怖い....



フン、この女また見てやがる。モデル料お安くないよ。


猫好きな私は、猫を見るとどんなブス猫でも、ララララ~とゆるくなり、幸せになるのです。 ねこ




徒然なるままに : 13:24 : comments (x) : trackback (x)
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