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フィレンツェ&トスカーナの旅①


フランクフルトから飛行機を乗り継いでフィレンツェに到着。
ちょうど陽がが沈みかけてくる時刻なので、シニョーリア広場を抜けて、紹介されたトラットリアへ向かう。
正面はベッキオ宮。ちょうどこの日は中秋の名月、満月の夜


Birreria Centraleというお店、テラス席まで人が溢れている。
地元の人や観光客など半々くらいの感じ。
途中から道に迷ってしまったため、お店の人に迎えに来て貰った。


時差ぼけでややボ~っとしていたけれど、初日の緊張感もあって眠気はあっても目はしっかり開いている。
しかしながら初日の夜って、あんまり食欲が湧いてこない。
時差があるので、ちょうど日本時間でいえば夜中の2時頃、だから食欲が湧かなくてもおかしかくない、、。
とはいえ、メニューを読む目は真剣そのもの。
パキパキ、テンポよくお薦め上手のお店の女の子のご推薦に従って、ブルスケッタなどミックスで盛り合わせた前菜を一人前。
出てきてびっくり、一皿が大きい~ぎょ


お店の名物料理らしい「ニョッキ」も注文
いくつかの種類を迷った末、ブルーチーズなど複数のチーズをミックスしたソースと、バルサミコを使ったソースと2種類を半分半分でオーダー。
この濃厚なチーズソースは、かつて食べたことがない感じ。むむっニョッキにもとっても弾力があり、はじめて食べるニョッキの味です。
ローマにもこんなニョッキはないと聞きましたので、この店オリジナルなのかもしれません。

満腹になったお腹を抱えて母と歩く帰り道、ふと夜空を見上げると、この日は中秋の名月。


燦然と輝く満月が、ベッキオ宮のタワーの隣でものすごくキラキラ光っています。
こういうのが大好きな親子二人で「きれいねぇ~」とうっとりと足を止めて眺めてしまう。

周りには沢山の観光客がいて賑わっているのですが、見渡すと満月を愛でる人って少ない。
日本人ならではの感覚なのでしょうか。

旅行 : 16:01 : comments (x) : trackback (x)
古代ローマのリーダーから学ぶリーダーシップ

過去の歴史や偉人伝を読むことで、今を生きるヒントを得ることがありますが、今回は、その中で、パクス・ロマーナを実現し1000年以上続いたローマ帝国の礎を築いたリーダー、ガイウス・ユリウス・カエサルこと、ジュリアス・シーザーのことを書きたいと思います。

時は経ても、戦乱の世を勝ち抜いたリーダーから、変化と競争が厳しい社会に生きる今のリーダーが学べる要素は沢山あります。
シーザーが、なぜ、多くの部下を従えて、ローマを出て困難なアウェーでの戦乱を勝ち抜き、新しい世界を切り開けたのか、今回は4つのことに的を絞って書きます。

一つ目:シーザーには実現したいビジョンがあり理念があった
シーザーには、大きな野望があった。
「野望」と聞くと、何か出世欲に駆られたドロドロしたイメージがあるけれど、野望も遠大で大きなものになると、社会全体が良くなり、多くの人がその恩恵を与ることになる。だから大きな野望は、皆にとっての理想であり「ビジョン」となる。人はそんな未来を見せてくれる、信じさせてくれる人を、リーダーと感じる。そしてそのビジョンに向かって自分もついていきたいと感じる。

シーザーは遅咲きながらも、執政官を勤め、やがて大きな野望、「ビジョン」を持つようになる。

そのシーザーのビジョンとは、「ガリア地域(古代ガリアはピレネーとアルプス両山脈、ライン川、大西洋に挟まれた全域で現在のフランスより広い)の不安定さを取り除いて平定し、ローマを中心とした安定かつ繁栄した西方社会を創る」というものである。
つまり、みんなが安心して平和に暮らせる社会を創りたいと願ったのである。

それは都市国家としてのローマの平和とどまらず、ローマを中心にした西方社会全体の平和という大きな枠組みの概念となる。

若い頃に、ローマを追われて海外で暮らす日々があったからかもしれない。面倒をみてくれる人がいたとはいえ、不安定な状況で、ローマを眺めていたから見えるものがあったかもしれない。

シーザーは人が見通せない未来を先読みする目を持っていた。そしてその未来社会の価値が分かるがゆえに、自らがしていることに確信を持ち、何があってもその理想をあきらめようとは思わなかったのだろう。遠征地で苦しい戦役の生活を続け、最後の勝利に向かってどんな困難な状況下におかれても前を向いて前進した。

シーザーのそのガリア遠征によって、最終的にアリシア攻防戦でブリタニアを含むピレネー山脈からライン河にいたる地方の歴史は出来上がることになる。つまり現在の「ヨーロッパ」はここから出来上がったといえる。

ちなみに欧米の学生達は古代ローマからローマ帝国の歴史をみっちりと学校で学ぶようになっている。ニコロ・マキャベッリの「君主論」などもきっちり学ぶ。3月15日はジュリアス・シーザーの誕生日であることは誰でも知っているらしい。こういった歴史教育は自国のエリート教育として必要不可欠なものとなる。なぜなら自民族の歴史や成り立ちを学ぶことで、誇りを持つ人間が育つことになる。また西洋文明の起点を理解することで、世界全体から地域が受ける影響、また地域が世界へ与える影響といった、世界全体の相互の影響を感じ取ることができる。(この歴史教育を受けた時点で、西欧社会の学生たちはすでに日本人よりも地球を小さく感じるのではなかろうか?また自分達の先祖が文明社会を築いたという強い自負心が生まれるだろうと思う)

海外に赴任し欧米人の部下や上司を持つ可能性があるならば、エドワード・ギボンの『ローマ帝国滅亡史』などは必読書の一つだと思う。


二つ目:情報を集め、人や物事をよく観察し、人間の本質を理解していた
 シーザーは人が誰もが違う世界観を持っていることをよく理解していた

シーザーは、「人は誰しもが同じ1つの現実を見ているわけではなく、様々な自分の思惑というフィルターを通してしか現実を見ていない」ことをよ~く分かっていた。

だから視点を変えて相手の立場にたって物事を考えることができ、その能力は後々多くの場面で、問題解決を進める力となって顕われてくる。

例えば互いに協調せず、部族間で争いを続けていたガリア地域の人々をまとめ、部族間で戦いを起こさない仕組みを考えることができた。また外交の交渉でも、相手がどのような条件であれば満足し、こちらも利益を得ることができるのか、Win-Winの落としどころもよく分かっていた。

だからこそシーザーは、勝つための情報(インテリジェンス)収集の重要さを知っていた。どの地域においても必ず相手方の情報を部下を使って十分に集めて分析し、ことに臨んでいたのである。

さらに文明がない社会では、人が豊かな生活を体験することができず、戦争を起こすきっかけを作ると理解し、平和な社会のインフラ(水道、街道、公共施設、住居、神殿)や工芸品(絵画、彫刻、食器)や文化(居酒屋、劇場など)を輸出することで、平和を享受できる環境を創り、戦争を回避したくなるような環境を創っている。

ガリア遠征中に、自分の政敵となる反シーザーで強行な元老院議員を父に持つクリオを、なんと自分の味方とするために護民官として選び、クリオを説得するための手紙を書く。シーザーは、クリオの演説やその他の情報で、この青年が「何かをやりたい強い意志」の持ち主であることを察っしたのであろう。

シーザーは、そのような性格の青年ならば、遠大な理想を明示し、それを共有することを理を踏んで説く正攻法で臨めば説得も可能であると理解したのである。そして実際にそれは成功する。シーザーはその種の手紙を書く名手でもあった。シーザーは相手の心理や欲するもの、願うものを理解しWin-Winのパートナーシップを構築していく達人、「天才」であったと言える。

余談ですが、シーザーはうっすら禿げていても女性を口説くのが上手で、ポンペイウスの妻まで口説き落としてしまう、とんでもない「女たらし」であったことも有名です。この天才は女性の心もよ~く分かっていたのだと思います。

三つ目:勝利のために新たな発想で柔軟に対応した
   「シーザーはプロの軍人ではなかった。誰もが思いつかない戦略や武器、戦術を発想し実行できた」

先に遅咲きと書きましたが、シーザーが「執政官」となり、戦役で実力を発揮し活躍し始めたのは40代に入ってからです。
しかしプロの軍人とは違い、過去に戦争でのパっとしたキヤリアのないシーザーは、だからこそ新しい発想を取り入れることができたのかもしれません。

当時のローマ軍団は、軍人ではあるけれど、そのほかにも橋をかけたり建物を作ったり、舗装して街道を造ったりなどできる「土木建築の技術も持つ職人」でもありました。
城門を硬く閉ざし篭城している敵を囲んで、木材を切り出してセッセと何やら城壁を登って渡れる、見たこともないような攻めのやぐらや武器を作ったり、幅が大きく深い川を挟んでいるからこちらには渡れまいと油断している敵の目の前で(実はシーザーの兵隊たちも渡れまいと思っている)、号令をかけて橋を作ってかけるなど、戦う前にその技術力を目の当たりにして「見たこともないものを作るローマの軍隊恐るべし、、」とメンタル面で降参し早くから白旗をあげた敵は少なくなかったと思う。

戦わずして勝利を手に入れることができ、自軍の武将の命を危険にさらすこともない。

さらに戦争で勝つには機動力が必要となりますが、自軍の数倍の規模の部族と戦う時にも、機動力を高めるため、馬に乗れない歩兵を敵から見えないように騎馬隊の後ろに乗っけて運びカバーするなど、奇想天外な戦術を繰り出し、”戦の素人”が少ない自軍の武将を従えて、多勢の敵をけちらし、敵も味方もあっと驚く「連戦連勝」を続けたのである。

そしてこの「連戦連勝」によって、着実にガリアの平定を実現していくシーザーの姿に、ローマ市民のみならず、反シーザーの元老院を親に持つ両家の子弟たちも、熱く熱狂していくことになる。


四つ目:人を動かす説得力をもっていた
 「シーザーは人の心を動かす言葉と表現力を持っていた」

古代ギリシャのリーダー教育の一つに「修辞学」がある。その中に説得力の3つの要素「エトス・パトス・ロゴス」がある。古代ローマのリーダー達が、人々の心を動かすために学んだ技術であり必須のため、シーザーも学んだであろうと思う。

この3つの要素を簡単に説明すると、

1.「エトス」は人から信頼される要素
2.「パトス」は人の感情や感性に訴えかける要素
3.「ロゴス」は論理性である。
シーザーはこの3つの要素を持ち合わせている。

彼の部下のローマ兵たちは、絶対絶命の苦しい困難な戦況に追い込まれ「あ~、もう故郷に帰りたい」と弱気になっても、シーザーの弁舌を聞いた後には、ガラリと変わって「シーザーに着いてどこまでも戦うぞ!」と涙を流して誓うのである。

現代のビジネスマンは、ロジカルシンキングなど論理について学ぶ機会は多いと思う。しかしながら、世界全体の経済が繋がり影響し合い(アメリカ、中国、ヨーロッパの不景気=日本の大不景気)、新興国の台頭によって、益々生き残りの競争が厳しくなった”逆境”を生きなければならない時代には、ロゴス(論理)だけではなく、シーザーのようにエトス(信頼)、パトス(感情や感性)のような精神的、感情的な側面に訴える要素を発揮しなければ、部下の意欲は上げられないと感じる。

そういう意味では、ビジネスパーソンがこれからマネジメント能力を発揮していくためには、心理学を学ぶべきだろう。人を知ることがピープル・ビジネスである。

以上、ジュリアス・シーザーのリーダーシップについて私なりに4つの要素を列挙してみましたが、その核にあるものは、シーザーの確固とした「理念とビジョン」そして「人間理解」であり、この2つに他の要素が連動して高まっているのではないだろうかと感じます。

そういえば、今年参加したアメリカでの「ASTD」という教育の世界最大のカンファレンスで、最も印象に残った基調講演はダグ・コナントとメッテ・ノルガードの二人によるものでした。
彼らは、明確な「理念とビジョン」と、タッチ・ポイントという「人間理解」をもとに、現場の人々を意欲ややる気を高め、衰退の一途を辿るキャンベル社の改革に成功した。

古代ローマで上手くいったことは、今でも十分に使えるのである。

コーチング : 15:12 : comments (x) : trackback (x)
「首相」より「制度」を変える時期

管首相が退陣することになって、これで少しは改善されると思ったのも束の間、民主党代表選の候補者を見ていると、ガックリ肩が落ちてしまう。

8月25日発売の週刊文春は、候補者を並べて「馬鹿のかお」と揶揄している。

このガックリ感、候補者の顔ぶれだけではなく、民主党そのものへの失望感が加わっているので結構重い感じとなる。

しかも、今回の代表選で最悪な点の一つは、投票までわずかな日程しかなく、まともな政策論争が出来ないという点である。
それぞれの候補者が世論に政策を主張して是非を問うべきことも出来ず、水面下の取引き、誹謗中傷が飛び交い泥沼な状況になること必須。

もともと、国民は、民主党に「汚職・金権のないクリーンな政治、政治主導の政治、行政改革=天下りの根絶と無駄使いの排除」を求めて2009年に投票した。
しかし今回の代表選は増税に関する話しだけで、世の中が求めている(おそらく)民主党がもとより主張していた政策について語る候補は誰もいない。

一国のリーダー、首相を選ぶのに、有権者として関与できないことに対して、かつてこんなにフラストレーションに感じることはなかったように感じる。
米国の大統領選挙の場合、1年半かけて候補者同士が戦う。
その間に政策も議論されるし、弱点も露呈されるので、おのずと問題があったり力足らずな候補者は落ちていく。
(長いから選挙資金が重要、オバマ陣営はかなり集めているらしい、よって再選可能性大。この点どうお金を集めるかの問題はありますね...)
しかし、これによって、すぐに辞めるような人/もしくは資質に著しく欠ける人を選んでしまうような事態を防げるのではないかと思う。
また政策議論によって、政策の利点や欠点も国民にも理解されてくる。

日本の場合、ただでさえ短い代表選なのに、今回は民主党の『代表選挙規制』を無視して2週間の期間を取らないでやることになる。
候補者の誰1人、代表選挙規則について、何も言わないのも不思議~な???党である。

また、約130人のグループを抱える小沢さんへの各候補者のスリ寄りは露骨。
『数は力』とばかり、すっかり古い自民党の頃にタイムスリップしてしまったかのよう。

出馬を見送っていた前原さんも結局出馬することになったが、当選しても、おそらく色々な人から色々なことを約束させられて、がんじがらめになるだろうと思う。

更に、民主党には党の『綱領』がないらしい。ぎょ
合意の形成についても仕組みがないし、極左から右派まで思想理念がバラバラの組織なので、一貫性のある政策を煉る/通すことは出来ない。
現在の民主党のような、無理した寄り合い所帯では誰が代表になっても、問題は尽きないだろうと思う。

志のある民主党の若手議員には、思い切って党を出てみてはどうだろうか、というか出て欲しい。
今の寄り合い所帯の民主党では、永遠に責任を持って政権を担える状態にはならないだろうし、いつまでたっても、スポンサーである鳩山さんも小沢さんも権力を手放さないだろうと思う。小沢さんに至っては、かつての自民党時代に身に付けた『数は力』=『金は力』の政治スタイルを絶対に変えないと思う。
今回の代表選を通じて、再びお金が入ってくるようなポジションを、何らかの方法で巧妙に仕掛けてくるでしょう。
そんなことがまかり通っちゃうのも、議会が首相を選ぶという現行の制度の大きな問題点である。

今のように、変化を求められる時代においては、大統領に匹敵するリーダーシップが日本の政治にも必用なのではないかと思うのだけれど、首相公選制をやはり真剣にテーマとして取り上げる時期に来ているのではないかと思う。(超党派議員で議論が交わされているので今後に期待したい。山本一太議員のブログより

現在の民主党のような代表選を行っていたら、民意を受けた人が国に必要な政策を実行するのではなく、民意を受けそうな人に特定派閥グループが自分達の派閥利益を優先した交渉を行うので、結局特定派閥議員の利益を守る人が首相になってしまう。
まぁ、派閥への約束はあくまでも口約束だから、当選後は知らんぷりも出来るけれど、前原さん他の候補議員にそんな肝の据わった図太さはないと思う。
前原さんも最初はこぶしを振り上げて威勢はいいが、後でいつも尻すぼみになる、ぐらつく人である。

今必要なのは、首相を変えることではなくて、まず制度を変えることではないでしょうか。








政治、社会 : 07:30 : comments (x) : trackback (x)
恵比寿のイタリアン「ダルマット」

昨日、学生時代の友人と恵比寿のダルマットで会いました。
フルメンバーだと4人なのですが、残念ながら1人は家族での軽井沢滞在時期と重なり、3人で食事をしました。

実はダルマット、昔一度だけ友人に誘われて食事をしたことがあり、美味しいのだけれど、重くて量が多すぎるかな、、、という印象を持っていたのですが、今年、別の友人が「ダルマットっていうお店に行ったのだけれど、すごく美味しかった。今度行こうよ」と声をかけてくれたことで思い出しました。
その一言で、早速お店のホームページと食べログを検索し、お料理の写真や口コミをチェック。
7~8年位前の話しなので、記憶も飛んでますが、写真を見ていると、メインのお肉までの一品一品が、やや変わったように感じました。以前よりも、繊細で軽めのポーションになったような...?

夏というシーズンもあるのでしょうが、実際に食べた感じも以前よりも軽めで最後のデザートも美味しく完食。

アミューズ:ピンクのお芋のソースと生ハムと背あぶら?
冷たくて、食べると溶けるような感じの一品目。
暑い日が続いているので、冷たくて軽いお料理っていい。


「桃の冷製パスタ」
トマトを絡めてミントが降ってあります


さっぱりしていて、ミントの風味がアクセントがあってとても美味しかったです。
記憶に残る一品


白身魚のカルパッチョ風と川エビの頭をカリカリに焼いたもの


イワシのグリル


鴨肉のロースト
これはちょっと胃にこたえました。もう少しボリュームが少ないと良いのですが。
次回お店に行く時には、お肉は少なめにというリクエストをしようと思いました。


サービスで出して貰ったパスタ


ティラミス
デザートを食べる時は、場所を地下から1階に移動。


コーヒー
久しぶりに会うので、色々と積もる話しもある。
そういう時は、場所は変えてゆっくり過ごせる配慮があるのはいい。


友人は2人とも、娘が一人いて、1人は高校生、もう一人は小学校4年生。

高校生の娘を持つ友人は、親子ともども韓流ファン(娘はミュージシャン、友人は俳優かな)。
先週はソウルに家族旅行して、親子3人、いやパパ以外は盛り上がったそうです。
娘はハングルが読めるので、レストランやカフェでもメニューもスラスラ読み、父と母が頼まないような“スペシャルメニュー”を、1人だけちゃっかりオーダー。
また彼女は、韓国女性の容貌よりも、足の長さ、細さなどスタイルの良さを、しっかりチェックしていたそうです。
「だって顔なんて、お化粧しだいでどうにでもなるでしょ」とのこと。確かに少女時代とか見てたら、韓国女性のスタイルってすごくいいな~と思いますよね。

小学校4年生の娘を持つもう一人の高齢出産した友人は、朝から毎日、あれせいこれせいと叱りつけているそう。
娘は、普通の女の子とは興味の対象がまったく違うようで、恐竜とか理科とか、ゲームに夢中。
恐竜が展示している博物館なんてお目目がハートになる位、大好きだそうです。
どうも理系の脳みそのようです。
3人一同、「一体、誰に似たのかしらね~」と声をそろえてしまった。
それゆえなのか、友人の娘は、おしゃれにはまったく興味がなく、放っておくと、歯も磨かず、顔も洗わずにいるそう。自分を身ぎれいにすることにはまったく関心がない。(そういえば私の姉もそういうタイプ。姉は理系ではないけれど。)
仕方ないので、働くママの友人は忙しい朝も、娘が朝寝汗をかいていたら、洗面所へ連れて行き、チャッチャト娘の髪の毛を洗い、早くしなさい、あれやりなさいと、いやがおうにもテンションがあがるそうです。

子供がいると、こういう点、面白いですねぇ。
デザートを食べながら、久しぶりの話しは尽きない感じでした。
次回は、参加出来なかった友人も入れて、企画。



レストラン、ショップ : 16:47 : comments (x) : trackback (x)
政治主導を本気で考えるならば

8月11日、民主党が「再生買取エネルギー法案」の修正案を、論点をペーパーでエネルギー庁に丸投げし作成させていたことが分かった。結局民主党内で十分な議論もせず官僚頼りなことがまた露呈。

民主党が金看板として「政治主導」と唱えながら、これまでまったく政治主導出来ていないことは、周知の事実であると思うけれど、3つの原因があるのではないだろうか。

①政権与党の経験が浅いため官僚機構を動かすシステムと術に欠ける
②実はもともと政策立案能力の高い人がいないし、いい外部ブレーンがいない?
③党内の意見を集約できず一枚岩になれない
(党内は中道右派から極左まで、色々な思想を持った政治家の寄せ集め、かつ党内の意思決定や政策決定のプロセスが見えないし、議論形成の仕組みも見えない。)

今の民主党を見ていると、「共通理念を欠いたバラバラ体質の素人集団による思いつき政治の政党」と表現したくなる。

いずれにしても、行政改革も全く進むどころか逆行し、国がどの方向へ向かっているのかまったくもって不明な今、政治家がリーダーシップを発揮して、国のあるべき姿を提示し、国という大きなシステムを動かしていくことが本当に必要と思う。(けれどなかなか出来る政治家、政党がないですよね~)

特に米国の国債の格付けが下がり、欧州の問題もどうなるか分からない状況で、国の舵取りがしっかりしていなければ、日本はこの波の悪い影響を受けて後手に回るだけの無策な国となってしまうと感じる。

少し前に戻ると、小泉元首相は、「郵政改革」を旗印に、「政治主導」を発揮した数少ない政治家だと思う。
小泉元首相に対しては色々な意見もあると思うけれど、政治家として自分が目指したことに向けて、周りの政治家、そしてブレーンや官僚を巻き込み、殆どのメディアを敵に回しても、世論を味方につけて、郵政改革を実現できたことは事実である。あれだけメディアを敵にまわしても、長期政権を維持できる政治家は、世界中探してもそうそういないだろうと思う。
そういう意味で、小泉さんは突出した政治家だったと言える。

小泉政権下では、規制緩和を行い構造改革も進んでいた。格差社会を生んだと民主党や共産党に批判されていたけれど、今の民主党政権下の方が格差社会を生み出している。統計ではっきりと出ている。

2010年に出版された英のブレア元首相と米のブッシュ元大統領の回顧録の中に小泉首相が登場しているが、
『イラクをめぐり「米英」と「仏独」の対立が高まっていた2005年の夏、シラク大統領が「料理がまずい国の人間は信用できない」と英国を非難する方言騒ぎが起きた。(本人は放言を否定しているが)。この数日後、英国グレンイーグルズで開かれ、ブレア氏が議長を務めたG8の晩餐会でのことである。小泉氏は出てきた英国料理をガツガツとほおばりながら、「ヘイ、ジャック(シラク氏)、英国料理はうまいだろう、どうだ」と、大音声でシラク氏をからかったというのである。
「シラク放言」は既にヨーロッパ中のメディアで報じられたばかりだ。食卓を囲んだ首脳たちはそのことを思い出し、小泉氏の発言をシラク氏に対する痛烈な皮肉と受け取って、どっと笑ったのである。満座の席でしかも英女王までもが「いったい、何のお話し?」と尋ねたために、シラク氏はとうとう自分が放言をしたと報じられたことから始めて、すべてを女王に自ら説明しなければならない羽目に陥った。
しかし、小泉氏は、かさにかかったように、新たな料理が運ばれるたびに「うまい、うまい」と挑発を続けたという。ブレア氏もこの場面を内心では相当楽しんだようで、「シラク氏はしまいには、そばにいる護衛官の銃をつかんで小泉氏を射殺しかねない」様子だったと回顧録に記している。いかにも、相手が誰だろうと物おじしない小泉氏の豪胆ぶりを示す一場面といえそうだ。』(産経新聞論説委員兼編集委員:高畑昭男氏のブログより引用)


このG8の数日前に、イラク戦争を反対していたシラク、シュレーダー、プーチンの3人でロシア国内で会談したことが分かっていた時期なので、小泉さんは内心、意趣返しでシラクをたたくいい機会と狙っていたのだろうと思う。
しかし、英国女王も出席する晩餐会の席とは、小泉さんも相当肝がすわっている。

管首相は、今回、小泉さんのやり方をまねて、何とか政権の座に居座りたかったようだが..、“出来る限り総理大臣の権限を使う”、“シングルイシュー”で臨むなど、表面だけマネたがまったく上手くいかなかった。

そもそも、管首相には一貫した大義がなく、世論や時流のテーマでコロコロ変わる。人の心に残るメッセージがないし、声にも思いやりや他者への尊重がまったく感じられない。
一番大事にしていたのは「権力の座に出来る限り長くしがみついている」ことのように見えた。

その点、テレビの映像は怖い。自分の性格を隠そうとしても、鮮明な映像と音声が伝わることによって、しゃべり方、声の感じ、顔の表情によって、その人の『印象』(いい感じか/嫌な感じか)が視聴者にはっきり伝わってしまう。

他者を尊重していなければ、それは言葉にも声のトーンにも、表情にも出てしまうので、「何だか、この人傲慢でいやな感じ」と、理屈抜きに悪印象が相手に伝わってしまう。

小泉さんの場合も、メディアを敵にまわして(特に朝日)、批判をされ続けていたけれど、TVの映像に登場する小泉さんは、毎回、印象度の高い態度、メッセージ、表情、声のトーン、そして一貫性を持っていた。

逆に毎回決まって批判するキャスター、コメンテーター、野党の政治家、郵政族の議員達は、態度、表情、メッセージ、声のトーンに、何とも言えない嫌な感じが溢れていた。
そもそも、人間、文句ばかり言っている人を面白がっても、意識の底ではあまり好まないものなのだろう。

小泉さんが国民の多くに支持されたのは、TVを通じて伝わってくるそれらの「好印象」と、「一貫性ある信念-ブレのなさ」によるところが大きいのではないかと感じる。
自制心が強く、かつ感性で物事を捉えることの出来る人だと感じる。

小泉さんのやり方を表面的にマネる人は今後も出てくるかもしれないが、本当に小泉さんのように出来る人は、なかなかいないと思う。野心が強くて、人の気持ちや心理が分かる人って少ないし。

だから、話しを戻すと、「政治主導」を実現していくには、『属人的』なことを期待しても難しいし、確実性がないので、政治主導で進められる『仕組み』が必要だと思います。
今自民党では、「再生エネルギー買取法案」に関する修正案に向けて、会合が行われています。
現時点で18回に及んでいますが、各議員の見解を重ねて修正案を作成しています。

これらの政策を決めていく取り組みは、一つの『仕組み』として今後も積極的に行うべきと強く思います。

石破政調会長が、12日の党総合エネルギー特命委員会で「今回の再生エネ買取の修正案は、官僚に一切依存せず、丁寧に議論を積み上げて作られた。政治主導の政策決定プロセスのモデルになり得る。今後政権に返り咲いてもこのスタイルを続けなくてはならない」と発言したそう。
自民党は、今、与党から外れて学んでいる教訓を、与党になっても忘れずに必ず生かして欲しいです。

また「政治主導」を進めるためには、もうひとつあります。政策そのものを、アメリカのように、「ランド研究所」のような中立的で優れたシンクタンクに依頼するということも一つの方法だと思います。
族議員からも、縦割り行政の省益からも、圧力団体からも、まったく影響を受けない、色々な国からの研究者を受け入れる優れたシンクタンクに政策を外注し検討することができれば、官僚に頼らなくとも政策を立案できるし、色々な視点を含めたいい政策を立案できると思います。
アメリカの場合、そもそも政権交代によって官僚も入れ替わるので、ランド研究所のような長年存続している優秀なシンクタンクが政策決定においては必要なんだろうと想像しますが。

余談となりますが、「みんなの党」の動きを見ていると、何だか最近???な感じゆえに、ちょっと期待出来ない気がしてきた。
もともと、「みんなの党」のお客さんて都市のサラリーマン層とかだろうと思うけれど、最近の様子みていると、まったくもってお客さん層を見誤っている感じがする。
もっと経済政策に特化した政策を打ち出さないと、前回、「みんなの党」に投票した人達も、見限っていくような気がする。まぁ駄目なものは早く駄目と分かった方がいいけど。


今、自民党が踏んでいるような議論の形成は、寄せ集め集団の民主党では無理だろうと思う。
自民党も民主党も、若手議員は互いに政策を共有できる人達がいるので、そういう政治家が集まれば、もっといい政党が出来そうな気がするけれど、実現は難しいかもしれない。

自民党の若手に頑張って貰うことが、より良い方向に進む道なのか。


政治、社会 : 13:22 : comments (x) : trackback (x)
サマーイベント 女性交流会

7月23日(土)に「社会で活躍する女性の交流会」をお台場にあるホテルメリディアンの大志満で行いました。
このイベントは、今年から始めた「女性支援」の活動の一つとして企画しました。


上記の写真は、交流会のエンディング、女性支援の会の発起人の1人、俣野さんが締めのあいさつをしているところです。

第一部は、大志満産業㈱の大島社長と勝沼醸造㈱の有賀社長の講演。

第二部は、勝沼醸造の甲州種3種類のワインテイスティングと、日本のワイン(アルガブランカ)と日本の料理(大志満)のマリアージュ

つまり、「共に学び、ワインを楽しみ、美味しいものを“しっかり”食べる」という企画です。

今年から「Club Grace:クラブ・グレイス」とネーミングし、数人の仲間と「働く女性支援」の非営利の活動をスタートしたのですが、
活動として、まずは発起人5人で毎月1回、“ワイズ・サークル”という自分自身のビジョン実現に向けた“グループコーチング”を行っています。

「クラブ・グレイスは」、『働く女性のビジョンの実現を応援する』ということを理念にしています。
“ワイズ・サークル”は、そのビジョンを実現していくための方法となりますが、
私自身がこれまで企業の中で行っている人材開発のノウハウを元に内容を作っています。
まずは発起人のメンバーである私たちが今年体験してみて、その後に繋げていきたいと考えています。

そのワイズ・サークルの4月の軽井沢合宿で、
“いい人が集まるネットワーキングをサマーイベントとしてやりませんか?”と私が提案して、7月の女性交流会を行ったのですが、
『仕事も人生も、1人では何事も成しえない。皆誰かのお世話になっているもの。今の自分があるのも、誰かの協力と支援があってこそ。』
という思いを私は持っています。
そして、これは長年働いてきた人なら、誰もが感じていることなのではないかと感じます。

そして、私は「ハートのある人」との出会いと関係を大事にしたいと思っています。
つまりハートのある人は、こんな風に
『ハートのある人は、感動する心を一杯持っている』
『ハートのある人は、感謝する心を一杯持っている』
『ハートのある人は、自分の人生を味わいたいと一杯思っている』
『ハートのある人は、よりよい世の中にしたいと思う気持ちを一杯持っている』
『ハートのある人は、知っている人を応援したいという気持ちを一杯持っている』

ですから、ハートのある人同士の繋がりでは、互いに協力しあい社会にいいものを還元していくアクションが生まれやすいと感じています。
今回のイベントも、発起人達が「社会で活躍していてハートのある」知り合いに声をかけました。
皆さん、今回、参加して大変楽しかったというお声を沢山頂きましたが、参加している人達の顔ぶれによるところも大きいと感じます。

また、折角ゲストに集まって貰うならば、単に交流するだけではなく、学んで刺激を受ける機会+美味しいワインと美味しいご飯を食べる機会にしたいと思いました。

加えて女性交流会といっても、女性だけで集まるのではなく、男性ゲストも招待しました。
といっても条件つき。声をかけるのは女性を応援してくれる才能ある男性です。

ですから、今回のイベントは全体の3割位は男性ゲストでした。
女性を応援するには、勿論才能あるハートがある男性の応援も必要ですよね。
ですので、クラブ・グレイスのイベントでは今後も男性に参加して貰う予定です。

上記したように、皆さんから参加して大変良かった!との感想を、後から沢山頂きましたが、
今後行う予定の「語る会」についても、ご意見やテーマを沢山頂きました。

「語る会」のテーマとしては
日本、政治、美、伝統、デザイン、食など

感想としては、
「大嶋社長、有賀社長、2人の講演から沢山の勇気とエネルギーを貰った」
「講演者は2人ともユニークでインパクトがあった」
「すごく前向きでオープンマインドな参加者が多く、来ている人がとても良かった」
「学ぶだけじゃなくて、美味しいものを食べるという機会があるのがイイ」
「全員と名刺交換、お話しが出来なくて残念」
「進行がよく、動きもスムーズで大人が集まる会と感じられた」

などが多かったと思います。

私自身の感想としては、講演者の有賀社長も大嶋社長のお二人共に、
きっちり自分自身の価値基準を持っていて(しかも普通の大手企業の経営的判断基準とは真逆)、
その価値基準に基づいて、会社経営をコミットしていることが、何より凄いと感じました。

それと加賀料理の大志満の食事と、有賀さんの甲州ワイン、とても美味しかったです。

次回は、少人数での「語る会」を開く予定ですし、
2012年は、新しいメンバーによる「ワイズ・サークル」も検討中です。
まだまだやることが沢山あります。



講演会、セミナー : 09:53 : comments (x) : trackback (x)
女性社長、自営業者の会合に参加して



今年から仕事以外にライフワークの一環として働く女性支援の活動を始めたこともあり、J300女性社長、事業主が集まる会合に参加してみました。
そこから何か具体的な支援方法についてヒントを持って帰りたいというのと、支援を求めている女性と知り合いと思ったのが参加理由です。

場所は表参道ヒルズのスペースオー。
構成は「基調講演」→「パネルディスカッション」→「懇親会」という流れになっていて、受付近くでは出店ブースとまではいかないけれど、参加者やスポンサーの案内、また東北応援企画として被災地の女性経営者の商品や案内が置かれていました。

入口近くに2名がけのネイルコーナー、その並びにスポンサーとなっているDELLの色鮮やかなラップトップが女性が集まる企画を感じさせている。

昨晩お会いした中で最も印象に残った女性は三人。
一人は内閣府共生政策担当統括官の「村木厚子」さん、
そして若手企業家、軽井沢インナーナショナルスクール設立準備財団の「小林りん」さん、
そしてネットイヤーグループのCEO、「石黒不二代」さん。

小林さんも石黒さんも、初対面ながら、思わず近づいてみたくなるような人柄を感じさせるオープンさ、そして情熱があり、特に石黒さんは持っていた印象(きっとものすごく上から目線)とはずいぶん違って話しやすくてびっくり。
小林さんもメッセージがはっきりしていて、話していて心地よく会話のキャッチボールができるタイプ。共感できるものが沢山あり、思わず支援してしまいたくなる感じでした。

村木さんは誠実な感じが言葉の端々ににじみ出ていて、招かれたゲストの中では、もっとも招かれた意味をしっかり受け取っていて、集まってきた人に対してのメッセージを用意していたと思いました。おそらく事前にかなり準備されていたと思いました。
さすが、見習いたい。オッケー

それと、他に年商2000億円を超える上場企業の女性経営者の方も来られていましたが、“えっ意外”と感じたのは、
内、二人の経営者は、演技ではなく自社の年商を憶えていないというか、定かではない、回答できないという点。
一人は2700億円の売り上げを何度か5000億円と言い間違えていましたが、あまり売上数字を追いかけていないのかもしれない?
お二人とも、会場の中では小粒ながら誰よりも人としてのパワーを放つタイプで、
数字を超えて大切なものをしっかりとグリップされているのだろうと思います。
これってもしかしたら、たたきあげできた女性社長の特色の一つかもしれません。

会場全体としてやはり女性200-300人位集まっているので、
グルっと見渡すと華やかです。
着物来ている方もいるし、美容関係の方は鮮やかなプリントのドレスなどが目立ちます。
男性が主催するビジネスの交流会に行くと、男性はスーツがほとんどで黒かグレーしか色が目につかないとは対照的。

それと経営者や自営業者の集まりなので、皆、初対面ながら物おじする人は誰もいません。
物おじする人はそもそも、自分で独立して仕事なんて始めないのでしょうけれど。
これだけそういった女性が集結すると、自分も一員でありながら何だか怖いという感じもちょっとしますね。

DELLの男性の営業本部長が、「いやぁ、ものすごいアウェー感ですね」と言ってましたが、気持ちが分かります。
私も昔、ある外資系企業の合併お披露目パーティに招かれて参加したら、
なんとホテルオークラの宴会の間のゲストは全員男性、
女性は私一人だけだったことがあり、あの時の心細さ、今でもはっきりと覚えています。

大人の会議に、ミニスカートはいてランドセル背負って参加したみたいな場違いな気分になりました。

しかしながら、こういった女性陣を集めコーディネートするのは大変だろうなぁと感じます。
希少な機会を設けて頂いて、日頃では出会えない方に出会えるということに感謝しなくてはならないですね。

懇親会の会場は立食形式で、各小テーブルに分かれていて、
一つのテーブルに最大7人位の方が集まるようになっています。

同じテーブルにいた女性、そして違うテーブルにいた女性と話してみて感じたのは、やはり皆さん何かしら支援を求めてこの場に来ているということです。

例えばお会いした中に、
30代そこそこで2代目社長となり(二人姉妹、姉は母似で経営不向き、よってい父似の自分が継ぐことになった)、今は社外(銀行含む)との交渉や先代からの番頭さん達とのやりとりで苦労している女性、
テキスタイルのデザイナーで海外に対して自分のブランドを発信したいと思っている女性(昨日も何人かは彼女のデザインした生地のバッグを会場でみかけて嬉しかったそう)、
医療機器の輸入手続き認可の代行をビジネスとして初めて間もない女性、
会社を辞めて神楽坂でオープンキッチン付きの貸しスペースを昨年から始めたばかりで何とか営業したいと思っている女性などがいて、
全体として独立もしくは社長となって間もない女性が多く参加しているのかなと感じました。

そのうち、何人かの女性の方に対しては、紹介できる人がいるな思い、約束をして帰りました。
また、もう一度会って話してみたいと思う人もいました。

さて今回のパーティそのものの運営ですが、

帰り道、たまたま方向が一緒になった女性が「会費1万円以上を取る割には食べ物も飲み物も少なかったですねぇ」とこぼしたのですが、確かにその通り。
私もお腹がすいて何だかぐったり。きゅー
彼女の場合、1杯飲んだ後、バーカウンターに行くとすでに飲み物は売り切れてなくなっていたそうです。
更に食べ物はほとんどのないに等しい状況でした。しくしく

これ、もう少し細かく書いてしまうと..、
懇親会の会場に入り全体を見渡すと、なぜか一テーブルだけシャンパンが置かれている場所があり、他のテーブルは白ワインのみでした。
不思議に思いながら、そのシャンパングラスを手にしてどのテーブルに行くべきか迷いながら会場をゆっくりと進みました。どうやら、元々私の場合は、Aとかかれたテーブルに行くようになっていたようで、案内を読んで理解。

そこで前方のAテーブルに行くと、3名の女性がいて7-8杯の白ワインが置かれていました。とりあえず手にしたシャンパングラスを飲みたいと思いつつ、10分近いスピーチの後、ようやく乾杯。その後は、目の前に並ぶ白ワインを1杯。そしてバーカウンターへ行くと、ワインはなくなっていたので(というか飲み物はすでにほとんど残っていない状態)、残っていた日本酒を1杯。
食事が置いてあったらしい中央テーブルにはほとんど何も残っていない。ちらりと見たときにはかなり少量だったので、追加がくると思っていたら何もなかった。

場所が表参道ヒルズだけに会場費が高かったのでしょうし、大口スポンサーらしきDELLがあまりお金を出してくれなかったのかもしれません。
ちなみにDELLは、個人情報に関する契約書に事前にサインすること、名刺を渡すことを条件に抽選で2名に無料でラップトップを贈るということで協賛?でした。
でもこれってきっと後で、自社との契約状況や組織の規模を調べて、魅力的な潜在顧客となりえる人にターゲットを決めて贈るつもりでしょう、、、と誰もが思ったのではないかと感じますので、殆どの参加者にとって良いイメージに繋がったとは思えないです。

話しは飛びましたが、
そんな飲食に関するクレームつぶやきを耳にし考えを巡らしながら帰宅しましたが、気づいたことを忘れないうちにまとめたいと思いました。

働く女性が集まる会では、

*やはり、お互いに協働できるいい感じの人を集めるべき

*主催者がさりげなく自然な交流を邪魔することなく、引き合わせる人同士を紹介する

*共通のテーマで参加した誰もが感想や意見を述べる場を創る

*飲食をけちってはいけない、満足できる環境を提供できるようあくまでも最善を尽くす

*啓発・啓蒙できる機会を取り入れる

*女性を応援してくれる男性も外すことなく場に来て貰う


以上、6つの気づきと再確認がありました。

そして、今後どう働く女性の具体的な支援を行っていくかについては、また他のメンバーから意見を貰い、ネットワークも広げていきながら深堀りしていこうと思いました。
とりあえず働く女性支援のサマーイベントに向けて頑張ります。グー


イベント、観劇 : 08:59 : comments (x) : trackback (x)
世界一のピザ職人がつくるピッツァから再婚話しまで

昨晩、“すっごく美味しいからふみちゃんも行かない?”と誘われていた、中目黒に今年2月にオープンしたナポリピッツァのお店でピッツァを食べてきました。

ピッツェリア・エ・トラットリア・ダ・イーサ

世界一に選ばれたピザ職人の山本さんが焼くというピッツァ。

メニューに書かれた子供の顔は、山本さんがナポリで修業した師匠のお孫さんだそう。


お店、沢山の人でごった返していて、ものすごく混んでました。
正直、席も狭くて居心地が悪い。

狭くて嫌だなぁ、、、と思いつつ、メニューを開くと、かなり興味をそそられるマルゲリータを中心としたピッツァのメニューがずらり。
そして、ピッツァ以外のメニューにも興味をそそられる。
レモンの生クリームパスタ!
イタリアに旅行したかのような気分になる。

「レモンと生クリームのパスタ」


レモンのさわやかな香りと微妙な酸味がクリームに絡み合ってかなり美味しいハート
おかわりしたくなりました。

「マルゲリータ D.O.C」水牛のモッツァレラ


柔らかく溶けた水牛モッツァレラのミルクの香り、薄いけれどモチモチ感があって噛めば噛むほど粉と塩の風味が出る生地、酸味がきいて甘みもあるトマト

山本さん、天才です。
世界一になるのもうなづけます。
感動しながらキッチンをふり返ると、もくもくと窯の横でピッツァを焼いています。
職人な姿がいいなぁ、ファンになるかも。


「クワトロフォルマッジ」


友人が“クワトロフォルマッジ”を食べたいといったとき、ちょっと重たいかな、、と思ったけれど、
まったくそんなことはなく、うそみたいにかる~く食べちゃいました。
使っているチーズは、モッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、タレッジョ、、、、、あとひとつのチーズが思い出せない。
いずれにしても、本当に味のバランスがいい。

これも頼んで正解の一品でした。

このお店、どの素材もきっといいものを使っているのだろうと思います。
野菜も鮮度が良かったし、食後の胃がこんなに楽なのだから、胃弱の私にはオイルもいいものなんだろうと分かります。

こんな美味しいものを食べていると、女3人、エネルギーも上がるので話しも当然盛り上がります。

大体、女性同士の場合、会うと最初は一瞬のうちに相手の全身にパパパと目をやりチェック。
相手が何か新しいものを身につけていたりすると、“それどこで買ったの?似あう!いい!”なんて言葉から挨拶が始ったりします。

友人の場合、付き合いが長いので、いいことも悪いことも含めて極めて率直に言い合ったりします。

先日はアイメイクのことで、友人からこんなフィードバックを貰いました。
一緒にお昼を食べた後に、チラリと横目で私を眺めたYは、
“ふみちゃん、ちょっといい?”
“ん、何?”
“この前から言おうと思ってたんだけど、その瞼の上の偏光パール、やめた方がいいよ”
“えっ!なんで?”(絶対に気づくような変化ではないはずと思っていただけに、その観察眼に内心ギクリ)
“なんていうか、キラキラしすぎていて、80年代風というか、小柳ルミコ風”
“.......”がーん

数週間前から、ちょっとだけ変えたんですよ、アイシャドー使ってないから、意味もなくちょっと色のないキラキラするもの使おうかな~なんて思って。

でも、Yのこの端的で鋭いフィードバックは、このちょっとした気の迷い?を戻すのに絶大な効果がありました。

「小柳ルミコ風」っていう一言は、メイクが微妙に古くてやばいということを端的に表わしていて、ほかに説明がいりません。
(すみません、決して、小柳さんが悪いわけではありません。80年代のメイクに代表されるようなやぼったいメイクのことを言ってます。)

しかし、自分で気づかないこんな衝撃的?な事実は、かなり親しい気心の知れた友人以外は、誰も正直には口に出してはくれません。
言われると一瞬ムっとしますが、すぐにあっさり受け入れるのは、そのアドバイスが貴重なことを知っているため。むむっ


そして昨夜は幾つかの打合せの関係で、重い資料を入れたバッグを抱え、
お堅い感じのいかにもキャリア風のBOSSのスーツを着ていた私は、本当は時間があれば家に戻って着替えたかったのですが、仕方なくそのスーツのままでダイーサに登場。しくしく

しかしながら、お店で会うなり友人Yから、“ふみちゃん、そのスーツ、すっごくセクシー!”とおほめの言葉を頂く。

意外に思った私は、“本当?このスーツ堅苦しくて嫌でしょうがないんだけど....”とややとまどいながら返答を返す。

“そんなことないよ、絶対にセクシー、特にこのネックレスも効いている、いいわぁ、これ私も欲しい”とさっと手を伸ばしてYは私のネックレスを触る。
彼女はちなみになんでも触る。触らないと実感がわかないらしい。

自分では堅苦しいと思っていても、他人からセクシーに見えるって不思議な気分。

でもこういうコメントがあるから、お店で洋服を試着して鏡に映った自分の姿を見たときに、ふと「女性友人たちがどう思うかな?」という思いがよぎる。
案外男性以上に、女性友人の目を意識しているかもしれない。

話しは横道にそれてしまいましたが、
会話は、こんな風にスタートして、近況の話し、仕事の話し、旅行の話し、夫婦の話し、食べ物の話し、美術館の話しなど、どんどん広がり続いていく。
女性同士の会話ってだから面白い。オッケー

そして、もっともこの夜、盛り上がったのは、先日私たち3人が観てもらった「占い」の話しである。
3人とも同じ占い師に観てもらったのだけれど、友人Rは結婚相手について予言を受けたのこと。
彼女は一度結婚したことがあるから、予言の相手は再婚相手となる。

なんと占い師の予言では、友人YがRに相手を紹介することになっていて、
しかも6月に相手とは出会いがあると言われたらしい。

そこで食事の後半は、Yの男性友人の中で誰をRに紹介するかで、女3人、俄然かしましくなってしまった。
なんだかお手盛りだが、最終的に二人候補者があがった中から、Rに紹介する相手が一人に絞られた。

どうなることやら!







レストラン、ショップ : 07:34 : comments (x) : trackback (x)
「新しい日本を創るために!」竹中平蔵 東日本大震災復興チャリティに参加して



昨日、六本木のアカデミーヒルズで竹中平蔵さんと米倉誠一郎さんによる「東日本大震災の復興セミナー」に参加。

アカデミーヒルズで行われるセミナーには、毎回色々な職業の人たちが参加していますが、昨日のセミナーには、被災された方や、復興計画の中で大きく影響を受ける人たちが結構来ているなと感じました。
会津若松で旅館を経営している人、電力不足を非常に懸念している人など、質疑応答での真剣度や意識が違っていました。

竹中さんは、
今回の震災は地震、津波、原発事故の「複合連鎖危機」であり、"バリュー・オブ・ジャパン"の危機であるという。

実は日本では、過去210年の間に34回の被害地震(50人以上の死亡者が出る)を経験しているそう。

そしてその度ごとに、地域も日本も立ち上がってきているわけですが、もう一度今回の震災の事実を見直せば、原発の問題など色々と課題はあれど、過去の経験からの学びを生かし、多くの被害を防げていた面も多かったといえる。

例えば、
今回2万人以上の犠牲者が出るという惨事となるが、それでも多くの方々は助かっている。マグニチュード9.1のスマトラ沖の地震では、22万人もの人々が亡くなっている。

多くの人たちが助かった理由として、
・発生後3分後には津波警報が鳴り多くに人たちが避難した
・日頃行われていた防災訓練などの学習が生かされていた
・震度5,6でも、耐震構造により建物は壊れなかった。
・新幹線は何本も走っていたが、緊急停止したため幸い脱線事故は起こらなかった
・都市ガスはマイコンメーターが停止し、都心で火災は起こらなかった

などを竹中さんは述べていたが、確かに振り返れば多くの命がそれらで救われているのだろうと思う。

それで、やはり今後問題となるのは、
"私達は復興に向けて何をやるべきなのか?"である。

今回被災したものの多くは民間部門である。
被害を試算すると最大で25兆円といわれているが、うち公的なものは9兆円であるそう。

多くの被害を受けた民間部門を元気にしていくためには、「原理原則」に基き、きちんと今後の「構想」を持つことが必要である。
その「原理原則」とは、まず経済のファンダメンタルに基いて物事を決めるということである。
つまりそこに基けば、竹中さんは「不況の時に増税はすべきではない」という。

マクロ経済からみれば、不況の時に増税すれば、経済はもっと冷え込み停滞し復興が遅れる。
経団連が法人税引き下げについて主張を取り下げたのも大きな間違い。
こういう民間部門を活気づけなくてはいけないときこそ、世界で最も高い法人税を下げるべきであると主張している。

これは、現政府が作った「復興計画会議」で打ち出している増税論に真っ向から対立することになるが、
竹中さん曰く、そもそも政府の「復興計画会議」のメンバーに、マクロ経済がわかる人が一人もいないことは問題であると。

こう聴いていると、やはり本当に政府の「復興計画会議」は大丈夫なんだろうか....と思ってしまう。
結局、財務官僚のいいように、会議も仕切られて、引っ張られているのではないだろうかと心配になる。TVやネットで元財務官僚の高橋洋一さんも、増税なんかしなくても大丈夫と言い切っている。

でも人情として、こんな大変なことが起きて被災している人たちが一杯いるのだから、やはり私達も税金でお金を出さなくちゃいけないのではないだろうか...とつい思ってしまう自分もいる。→そこの心理を財務官僚につけこまれている?

しかしながら、実際減税してくれて復興もできるなら、そっちの方がずっとありがたいオッケー
国にお金を納めても、役人や天下り先に無駄に遣われるくらいなら、自分で消費して好きな民間企業にお金を使う方が、同じお金を払うのでもずっと気分がいい。
そう考えるとやっぱり小さい政府を目指して欲しいな。

そして、原理原則に基き、構想を持って復興するというその「構想の内容」だが、竹中さんは4つの目標を提示した。

①東北のエコタウン化
②東北の農業をTTPに対応できるようにする
③東北で新しい産業を創出する
④道州制の導入→権限委譲し具体的に東北地方に具体的なやり方を考えてもらう

私はこれら4つの目標に賛同する。
ただし、①から③については東北の人たちがどう考えるかということが大事なので押付けることはできないと思うけれど。

でも、①から③について実現可能だとすれば、世界中の人たちが羨むような夢のような地域を作ることができるかもしれない。
震災という大きな災難はこうむったけれど、やり方をうまくすれば、改めて素晴らしい地域づくりができるかもしれない。
そう考えると、東北の未来がとても明るく見える。

2011年の今年、日本は世界で最も支援を受けた国となった。
こんな風に未来を先取りし、手本となるような地域作りを実現することで、竹中さんが言うように、世界に恩返しすることが出来るのではないだろうか。
「私達は皆さんの支援を受けて、こんな風に素晴らしく立ち直ることができました」と。

しかし、一方では、日本の縦割り行政に阻まれて実現は難しいのではないだろうか、、、とため息もでる。
小泉さん以降、コロコロ変わる歴代首相、そして現在の首相の顔を思い浮かべると冷たいものが身体を走る。
一体どこにそんな構想を実現できるリーダーシップを持った人がいるのだろうかと。

そう頭の中で思いを巡らせていたとき、
会津若松から来られた旅館経営者の質問に対する竹中さんの答えに、一縷の望みを感じてしまった。

旅館の経営者が不安そうに、「自分達は戻るのか、戻れないのか、これからどうなっていくのか、、、今後、国は何をしてくれるのでしょう?」と質問した時、

竹中さんは「国がやってくれるという発想を変えて下さい。これはチャンスです。戻ったら首長の方に伝えて下さい。私達に道州制をやらせてくれ!と国に訴えるようにと。東北の首長全員が連携して主張すれば国を動かせます」とあざやかに答えた。

そういえば、地方分権は自民党時代から検討され、実際にコンセンサスもまとまりつつあり、その工程プランも作られていたはず。

今回の件がきっかけとなり、道州制がパーシャルで進むようになるかもしれない。
それは、今後日本の地域に住む人たちの活力を生み出すことになると思うし、日本の経済を地域から発展させる一つのモデルとなる可能性を持っていると思う。

こういうことをテーマに、TVでも東北の首長を全員よんで、討論をすればいいのにと思いました。

まさに東北の復興を通して、日本が新しく生まれ変わっていくことを心より願っています!





政治、社会 : 11:33 : comments (x) : trackback (x)
美しい松と情報リテラシー

3月19日からの三連休は、当初、母、姉、姪のあずさと箱根で過ごす予定していましたが、あいにく姉から「ウィルス性の胃腸炎、回復してきたけれど、やっぱり今回は行けない」と連絡がありました。しくしく

おそらく原発事故や余震のことも心配していたので、慎重な姉は決断したと思います。
そこで計画は取りやめか、、、、といったんは思いましたが、

なにしろ一週間も自宅待機をしていた私は、気分転換から東京を離れたくてしょうがない。あうっ
そして同じようにこの一週間、ウツウツ自宅待機を余技なくされていた友人を誘い、連休は箱根に移動し過ごすことに。

19日(土)は東名高速も厚木道路も、すべてガラガラ。
自宅から1時間かからないで箱根に到着しました。


「エクストリーム・スーパー・ムーン」20日(日)午前3:10


この夜は、ひっそりと深夜に置きだして満月を見ることにしました。
ビックリです。にぱっ
燦然と煌々と光輝いていて、まぶしいくらいでした。

調べてみると1993年以来の大きな満月だそうですね。
通常の満月よりも10%大きいとのこと。月が地球に近づいているから大きく見えるのだそうです。
寒かったですけれど、外に出てお月様を拝みました。


そして翌日、あまりに美しい松を発見してしまい、思わず撮影


優雅で気品があり力強く、そして私達に何か語りかけているようにも感じます。

毎回来ている場所なのに、なぜ今まで気づかなかったのか...。

そこに存在する、湖と富士山に気を取られて、この美しい松の姿を心に留めていなかったのだと思います。

人間はまさに、「見たいと思う現実しか見えていない」生き物なんだなと感じます

そういう意味では、ソーシャル・メディアが発達した社会で、今回私はこの松の発見と似たような体験をしています。

送られてくる沢山の原発等に関する情報に触れながら、"富士山"と"湖"以外にも見るべきものがそこにあること知ってしまった。
日本と海外で報道されている情報には大きな隔たりがある。

またデータに基づいた放射能汚染に関する報告も、例えば原発なのか反原発なのか、その人の立ち位置によっても変わる。

この先何が起こるか分からない「乱世の世界」を生き抜いていくためには、沢山のリアルタイムの情報の中から、確かで自分にとって有用な情報を、見分けていく能力が求められると思います。

熊坂仁美さんのblogで アエラと週刊ポストの一件で考えた「情報リテラシー」の問題
から引用するが、

問題は、編集側の「意図」「切り口」によって、
ここまで決定的な違いを生むということ。

だから、情報ソースを一つのテレビ局や一つの新聞、一つの雑誌にし、
何も考えず「鵜呑み」にするのは非常に危険が大きい。

今回のような緊張局面では、
どういう情報を得るかで、行動がまるきり変わるからである。

今回の災害では、
マスメディアの役割が問われ、
それと対比するようにソーシャルメディアに注目が集まった。

たしかにソーシャルメディアの出現によって、
私たちはリアルタイムで情報収集ができるだけなく、
情報の取捨選択の自由を手にした。

だがソーシャルメディアの問題は、受け手側にスキルが要求されるということ。

リビングに座って黙ってテレビを見ているようなわけにはいかない。
受け身では機能しないのだ。


これらを使いこなすのは、最初は熊坂さんの言うとおり、面倒かもしれない。
ただし、やってみて慣れてしまえば、まさに自転車のように考えずともスイスイ乗れてしまう。

湖のほとりで、美しい松の姿を発見したように、日々何かしら気づきを得られると思う。

徒然なるままに : 13:51 : comments (x) : trackback (x)
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