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未曾有の災害の中で Twitter,facebook,そしてblog

3月11日(金)に東日本大震災が起きてから10日あまりが過ぎました。
先週予定していた仕事の殆ど、講演会や研修、打合せなど、延期となり自宅で過ごす時間が増えました。

わずか10日の間に、自分の意識や日常が大きく変わってしまったように感じます。

大きな地震、津波、原発事故、自分が生きている間に、こんな大きな災害を経験することなんて思ってもいませんでした。

放射能汚染の問題など、色々と心配なこともありますが、まずは被災地の方々の救援が進み、安心できる生活が一刻も早く戻ることをお祈りします。
そしてその一助となることに進んで参加したいと思っています。

さて個人的には、先週1週間は、色々な情報や報道に接して、やや疲れました。

TVもありますが、Twitterやfacebookから届けられる情報が沢山あり、まずはその情報が事実なのか、そしてどういう立ち位置で、相手は情報を発信しているのかなど、背景の情報を取りにいく作業もあるので、とても目が疲れる。日本語、英語、様々な情報があり、すべてを読もうと思うと、結構根気がいります。

おかげさまで、苦手で面白くないとしていたfacebook(2-3年前から開いていない!)が、俄然楽しくなってきました。
ブログよりもずっと簡単で、情報を共有しあえるし、コメントも貰えるし、共感しやすい。
毎日何度も投稿し、更新しています。
もし見たいと思う方は登録してみてください。ここをクリックすると、私のページに飛んで登録してみることができます。

そして気づくと、ブログの更新が遅れてしまいましたが、
ブログで綴る話しは、「的」を絞って書くということをもっと意識しなければと思いました。

徒然なるままに : 13:08 : comments (x) : trackback (x)
ワインとお寿司 経堂寿矢

最近、火曜日になると経堂のすし屋"寿矢"に行きたくなってしまう。
なぜ火曜日か?

板前の長谷川さんと2階店長の土屋さんがいる日なので、とにかく食事とワインが楽しい。
友人を連れて行くと、皆、必ず感動する。
先日誘った友人も、「正直、白金からちょっと遠くて、、、と思ったんだけれど、ここはすごい!絶対にまたきます」とはしゃいでいた。

やっぱり、感動のあるサービスを提供してくれる店に人は集まる。

すし屋なんだけれど、ワインが沢山ある。
長谷川さんも土屋さんもワインが好きで、毎週どこかの試飲会に出かけていくらしい。
そして、試飲して美味しかったワインを仕入れてお店で出してくれる。
その辺りのワインバーよりも、ずっと選びがいい。オッケー



選んだワインに合わせて、旬の食材をおつまみで出してくれる。
こんな風に「筍」とか。
そして食べているものにあわせてワインを薦めてくれたりする。ハート


私は昆布〆が好きなので、この日もやはり頂く。
幸せを感じる一瞬ねこ




寿矢で好きになったイタリア・プーりアの白ワイン
イェレーナ ツルリとしたのど越し、豊かな果実味、洋ナシのような匂いもあり、わずかな酸味 一度飲んだら忘れない味


フレンチマスダートとオリーブオイルのソース
これだと赤ワインでもいけちゃう。


エラスリスのサンジョベーゼ


ちょっとスパイシーですみれっぽくて複雑な香り。お気に入りの一品。


お料理×ワインで、こんなに幸せをくれるお店に心から感謝したい。


レストラン、ショップ : 11:45 : comments (x) : trackback (x)
イタリアワインと創造性

知合いに金森さんという、とてもワイン通な方がいるのだけれど、ご自宅で開く「イタリアワイン・フェスタ」に招かれてしまった。にこっ

やっぱり通なだけあって、ワインの選び方がうまい。オッケー
泡物から始まり→白→赤と流れは普通だけれど、
赤についてはスーパートスカーナと呼ばれているワインに的を絞っている。
こういう風にテーマを決めて選ぶと、ワインの味比べが面白くなり、楽しさが増すと実感。むむっ



でも自宅でパーティを開いたときに、イタリアワインをこんな風に選んで準備できるって、そもそもどれくらい保有しているんだろうか?
それにワイン通ということは、フランスのワインだって、沢山持っているはずだし。
と興味が湧いてしまった。

そこで、思わず
「一体、どんな風にワインを保管しているんですか?」と質問してみると、

「自宅に数百本、エノテカの倉庫に500本預けているんですよ」とおっしゃる。

さらに
「エノテカの仕組みって便利でね、届けてもらうように手配すると、そのまま自宅に届けて貰えるし、売ろうと思えばその倉庫からそのまま出荷できるんですよ」

「へぇ~そんな風に保管する手があったのか」と内心感心してしまった。
そして思わず、心の中で私もそんな風にワインを沢山持ってみたいなぁ、、とちょっと思う。

ところで、話しはスーパートスカーナのワインに戻るけれど、
そもそもスーパートスカーナというワインがあること自体、イタリアに住む人たちを象徴しているようで面白いと思う。

イタリアって、とても保守的な面と創造的な面を合わせもっている国だと思う。

例えば、石を使った建築なので、イタリアに限らずヨーロッパの国の多くはそうなんだろうけれど、街の中に古代の遺跡があったり中世からの建物がしっかりと存在する。そして街並み自体も昔と変わらない場所も多い。
そういう日常的な景観を通して、歴史や建築の壮麗さに触れて育つ人間は歴史に誇りを持つし、ある意味それを"守ろう"とする側面が強くなるのだろうと思う。

さらにその守る影響は料理に関しても及ぶのか、イタリアは料理も保守的で、日本のように各国料理のお店が沢山あるなんてこともない。
地元にある素材で、年寄りも若い人も子供もみ~んな、昔ながらの地域のお料理を楽しんでいる。(飽きないのかね?)

けれども、そんな保守的な側面とは逆に、グッチ、フェラガモ、ドルガバなど世界のファッションをリードするブランドがあり、モダンでハイクォリティな家具を作るなど、創造的で斬新なイメージもある。

さてワインについてですけれど、
イタリアを始めヨーロッパのワイン法では、格付けされるために、歴史的にその場所で栽培されていたぶどう品種を使うように基本的には定められている。
そもそも、ニューワールドのワインと違い、長~い歴史と伝統がありますし。
(大体、世界にワイン作りを広めた国はイタリアである。古代ローマのガリア地域などへの遠征に伴い、ローマ軍の兵士達が傘下となった地域にぶどうの木を植えてワイン作りを行ったといわれている。)

しかし、トスカーナの作り手たちは、国で定められたものを無視して、フランス・ボルドー原産のカベルネ・ソーヴィニヨンなどの品種を植えて、単独もしくはサンジョベーゼとブレンドして、とっても良品質なワインを作り出してしまった。それが世界的に注目されて、"スーパー・トスカーナ"と呼ばれて、格付けを超えて大人気となる。

また、同じくトスカーナのキヤンティでは、赤ワインに白ぶどうを混ぜて醸造することが義務付けられていたけれど、やはり同じように反発する生産者がサンジョベーゼ100%の赤ワインを作ってしまい、それが評価を得て今では"スーパートスカーナ"に含まれている。

そしてここがなんともゆるい部分でいい感じなんだけれど、
日本でも有名な"サッシカイア"などのワインは、成功を後追いする形で、イタリアでは格付けである「DOC」に認定してしまって、フランスなどの国から"エッ?"と驚かれていたりする。

古代ローマの歴史を振り返っても、この国の人たちは、ロジックや法律を重視するけれど、解放性が高く、いい意味で「寛容」である。
いい国だなぁ~。

そうやって考えてみると、
保守的であることで、ある種押える力が働くので、探究心が強く意欲的な人ほど、それに反発する部分が掻き立てられると思う。
反発するエネルギーは強いので、いいものを創ろうという意欲をさらに高めることになると思う。
だから、創造的で新しいものが出来上がるのもしれない。

そう、自分を振り返ってもそうだった。むむっ
やっちゃいけないと云われると、益々やりたくなる。

今、私にもう仕事なんてしてはいけない、やめなさいと強制する人が身近にいたら、もっとバリバリ仕事をしているのだろうか(笑)





徒然なるままに : 16:48 : comments (x) : trackback (x)
ようやく更新-女子会ネット

随分、ブログをご無沙汰してしまいましたが、ようやく更新します。

昨年最後の更新したのが、11月ですから、何と2ヶ月ぶりになります。あうっ

今年の初詣は神田明神へ(実は初めて)
サラリーマン風な上司、部下と共に集ってきている感じの人が多くてビックリ。
さすが商売繁盛の神様。
境内が案外猥雑でお祭りっぽく、お酒飲んで一杯気分で楽しそうな人たちが多い。

何だかこちらも誘われて楽しい気分になる。
初詣の厳粛さよりも、エヘラエヘラが勝つので、「私たちも後で一杯飲もうよ!」と旦那さんをけしかける。

報道関係の人が賽銭箱の前からパシャパシャ撮影しているのも驚き。
何か一瞬、手を合わせて拝むのを躊躇してしまった。
ちょっとありがたみが薄れるので、やっぱり正面からの撮影は遠慮して欲しいなぁ。


さて今年、2011年は私にとって「変化」の年→と定義づけている。
今まで出来ていなかったことなどに、取りかかろうと思っています。

一つは「女子会ネットワーク」をスタートすること。
これはライフワーク的な関わりに発展できたらいいなと思っています。グー

そんなことを考えて、色々と周りの女性の友人達に相談していると、色々な意見を貰えるので、自分のやりたいことがだんだんと見えてくるから面白い。オッケー

それとたまたま私の周りには、「自分の仕事を立ち上げたい」とか「ライフワークとなるような社会に役立つ活動をしたい」という女性が多いのかもしれないけれど、活動の話しをすると、「それいいわねぇ~、ぜひ参加してみたいわ!」なんて賛同の声を貰えるのがまた嬉しかったりします。にこっ

以前から女性支援については尊敬する先輩から薦められたこともあり意識していたのですが、企業のリーダー育成を仕事で行っていて、その中では男性が圧倒的に多い。
また、男と女という風に分けて考えるのもなんとなく好まない。
どちらか一方のみを支援するということを表明することで、自分自身を狭い範疇に閉じ込めるような感じがして、避けていた部分もありました。
「女性を対象に仕事をしている坂東さん」とか「女性の権利を主張する人?」などというレッテルを貼られることへの恐れみたいなものもあるかもしれない。

ただ年齢的に自分のライフワークをだんだん意識するようになったことで、考え方にも変化が出てきました。
女性が活躍することで、日本のビジネスも社会にも、もっと多様性が広がり活性化するだろうし、昔よりも社会に対して影響力を持つ女性が増えてきているのだから、女性同士が繋がり支援しあうネットワークは、やっぱり社会貢献的な価値を生むだろうと。
何はともあれ、ピンときたこと、やりたいことをやった方がいいかなと思うようになりました。

まずは、最初から枠組みをすべて決めないで、周りの女性と相談しながら活動を広げていきたいと思っています。


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さてその女子会の活動とは関係なく、先月の22日(土)に昨年からプランしていた内輪の「交流会」を開きました。ひよこ

この会は、男性のスピーカー二人に「日本の伝統や文化」について対談して貰い、
その後、ゲストとスピーカーとで、今の生き方やあり方を考えるということをテーマにディスカッションを行いました。

スピーカーは、京都の着物と和に関するコンテンツを紹介する山龍の山石康裕さん、そして、GTパートナーズというマーケティングの会社で、映像やイベントの企画を行っている近衛忠大さん。
近衛さんは、伝統や文化ということでは、宮中で毎年行われている「宮中歌会始め」などを通して、伝統文化の継承を担っていくことをしています。
山石さんは、着物の制作と販売を一環して自社で行いながら、京都の職人さんを始め若手の育成を行い技術の継承に貢献しています。

二人の対談から、日本で長く受け継がれてきた優れた技術や文化の継承が、実はかなり難しくなってきているというのをヒシヒシと実感。
またそれと同時に、山石さん、近衛さんのように、きちんと責任を担って現実に活動している方がいることで、何とか繋がっていることを知るにつれ、お二方に対して敬意の念が湧いてきます。

めまぐるしく変化する社会の中で、気をつけないと祖先の人たちが持っていた、価値ある大事なものをズルズルとなくしてしまうかもしれない。
それは着物や和歌や能といった表に現れるものだけではなくて、その下にある、自然そのものの移り変わりと、その美しさ儚さを感じ取れる繊細な感性や、生活の様式など。

「実は他の国の支援に目を向けている場合ではないかもしれない」
という意見を持っている人もいましたが、本当にそうかもしれない。

お能や歌舞伎を観にいくだけでなく、香道や着物など体験できるものにトライしようかなぁ、、と考えてしまいました。
まずはやってみなくては、何も始まらないし。

交流会は、その後、築地でケータリングをしている吉川玲子さんの食事で第二部へ
玲子さんのセンスを生かした和とエスニックなテイストを組合わせた、とっても美味しい食事を頂きながら歓談。

対談後のディスカッションで、同じ問題を共有して考えたことで一体感も増したせいか、
1月から初対面の人が多い中、とても楽しい交流会となりました。
次回、築地牡蠣フェスタの企画もあがり、交流はさらに深まりそうな予感。

女子会ネットも、こんな風なオープンで他の愉しい環境を作りたいものです。



徒然なるままに : 11:31 : comments (x) : trackback (x)
紅葉と行事好き

11月の第2週の週末は、7年前から始めたことがきっかけで、家族との紅葉旅行の日としている。

父が生きていた頃は、父と母と私の3人で出かけていた。
今年はそこに従姉妹二人と、姉が加わり女性5人の旅となった。



行事ごとは漏れなく慣行する母は、私と姉が子供の頃から誕生日に始まって
お節句、ひな祭り、七夕、お盆、お月見、クリスマス、大晦日とお正月をきっちり行い、そして何より供されるお料理作りとても張り切る。
特に大晦日とお正月のお料理には気合が入っていて、何日も前から準備に入る。
食材選びも、長年培った選択眼を通して、じっくり丁寧に行う。
ラストスパートに入りまなじりをあげて、せっせと大晦日とお正月料理に取り組んでいる母は気迫に満ちている。
こういう状態に入った母には、近寄って余計な口出しをしては決してならない。
トラの尾を踏むようなものである。必ず烈火のごとくの逆襲にあう。ぷんすかぎょがーん

しかし、より完成度の高い料理を毎年目指すがゆえのストレスは、
高齢になった今ではとてもきつく、毎年今回は作るのをやめようかと思ってしまうそうだ。
そんな話しを聞くと、高齢の母に無理をさせるのはいかにも切ない、、、。しくしく
「あ~もうそんな疲れることはやめて、今年は温泉でも行こうよ」と言いたくなるが、
なんとなく、この母の行事への取り組みを止めてはいけない気がする。
止めたら、ふっと気が抜けて、母が死んでしまったりするのではないかと思うからである。
現役時代バリバリに働いていた男性が、リタイアしたとたんガンが発病して死んでしまう話しは珍しくない。
いつか父と同様に母も死ぬ日が来るのは分かっているが、そんな日は永遠に来て欲しくないと願ってしまう。

母と亡くなった父は、寡黙な父とよくしゃべる母とで性格は全く違っていたが、食べることが好きな点は共通していた。
どこへ行くのも仲良くいつも一緒だった父と母。父は案外ちゃっかり姿を変えて、今年の紅葉旅行に参加していたのではなかろうか。


さてそんな行事好きの母に似たのは姉で、私はそれほど行事好きではないと思っていた。
旦那さんとの二人暮らしのせいか、豆まきも七夕も遠ざかったまま二人でやったこともない。

しかし、ふとわが身を振り返ると、
「夏の旅行」に加えて「紅葉旅行」、「年末のビジョン合宿」、「お花見」など、伝統的な行事ではないけれど、特定のイベントを継続して行い習慣化する傾向があるようだ。
そういう意味では、私も「母の子」なのだろう。
行事を絡めて美味しいもの食べて楽しむのが大好きなのだ。にかっ

ということで、今年の行き先は芦ノ湖と箱根である。
暑い夏で長く続いて、今年は駄目かもと思ったけれど、思ったよりもきちんと紅葉しているのが嬉しい。
箱根プリンスホテルの駐車場から芦ノ湖の遊歩道を歩くと、もみじに空が透けて見える。


福岡にお嫁に行った従姉妹は、この日を皆で楽しむために希少なフレンチ・ワインを持参
樹齢110年ほどの超古木から採れるぶどう(グルナッシュ)で、1本の木から1-3房しか実らないそう。
その極上ブドウを収穫直後、畑横にスタンバイした冷蔵庫で保存し、徹底的にぶどうの酸化を防ぐようにしているらしい。

わずか100ケースしか生産しないので、フランスでも入手困難なワインなのだそう。
生産者が大の親日家なので日本で限られたマーケットで限定的に販売しているらしい。ラベルも見ての通り、「日の丸」のデザインを意識している。

このワイン、個性的でした。
色はやや紫がかった赤でやや透明な感じ。
そして口に含むとスパイシーな、わずかにカルダモンのようなエキゾチックな香りがする。ブルーベリーにほんのわずかカルダモンをかけたような感じ。
タンニンが効いて渋みはあるけれど、かつスッキリと軽い飲み口なので、お肉にも刺身にもなんにでもあいそう。
私が過去に飲んだ中ではオーストラリアのシラーに近い気もする。
酸味が薄くまろやかな感じなので、日本人好みなテイストでは?と思ってしまった。
お料理を主役にすることを意識した作り手の意図を感じる。

さて、このワインを持ち込んで宿泊したホテル
「エクシブ箱根離宮」の和食レストラン「華暦」で食事を取った。
考えているとこの5人で夕食の席を囲むのは初めてのこと。

私が一番年下で、1歳上の従姉妹と3歳上の従姉妹、そして4歳上の最年長が私の姉である。
4人とも年齢が近く、子供の頃に家が近く一緒に育ったので、会えばお互いに遠慮のいらない関係である。
久しぶりの再会ではあっても、すぐに打ち解けて昔話しに花が咲く。

今回は従姉妹の一人の誕生日が近かったので、本人には内緒でシャンパンとケーキを用意してお祝いをした。
そういうお祝いごとも絡めると、共通の目的が生まれるためか一体感が高まり楽しさが倍増する。

「本人にビックリしてもらうから内緒ね」としていたのに、ややずれ気味な母は呑気に、
温泉から上がって「お酒は少し控えなきゃ」とつぶやくバースデーカールに向かって、「あ~ら、昌ちゃん、誕生日なんだから思いっきり飲んだっていいじゃない!」なんてのたまった。
秘密は苦手で何でも話してしまう母は健在。あうっ

しかし、この夜の「箱根離宮」の和食は、美味しかったハート
正直、エクシブの和食は、イマイチなケースが多く今まで敬遠していたけれど、「箱根離宮」は別、とても美味しい。
「旬の味覚盛り合わせ」帆立の紅葉合え、絹被ぎ、子持鮎甘露煮、唐炭大根、銀杏松葉串、栗渋皮煮、鯖鮨


特にコースの中で今回は、マツタケに対する「あら美味しい!」という声が沢山出たように思う。
マツタケの香りをとっても上手く引き出してきて、香りが抜群によい。
「干し貝柱スープ」松茸、鮑、冬瓜、鱶鰭、棒湯葉、短冊人参、針玉葱、酢橘


「甘鯛と松茸の奉書焼」
伊勢海老錦秋焼 九十蜜煮



その他
「カニ味噌豆腐」ずわい蟹、山葵、美味出汁
「刺身の四種盛り」生鮪、平目、車海老洗い、青利烏賊、生雲丹、大トロ刺身蒟蒻、あしらい
「秋野菜の煮物」海老芋、蕪、蛸柔らか煮、隠元、木の芽
「特選和牛ロースト」南京フラン、まこもたけ、フルーツトマト
「松茸ご飯」赤出汁、香の物
「デザート」


他のエクシブよりも、丁寧に美しく食材のベストの味を引き出し、かつひねった料理が多い。
しっかりとデザートまで食べて大満足。



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ビジターにとっては中華レストラン「翠陽」のカジュアルランチはねらい目。
3800円のコースでかなり満足できること間違いない。
一般のビジターでもランチの予約は取れる。
「三種前菜盛り合わせ」


前菜の「たこのコリアンダーソース和え」
うっすらコリアンダーの香りを感じるが、それほど香りも強すぎず癖がない。
バジルソースのコリアンダーバージョンという感じで、お酒のつまみにピッタリ。


「蟹肉と冬瓜入りふかひれスープ」


春巻きの皮が薄くて軽くてパリパリでかなり美味しい
「芝海老とオクラの炒め物と春巻き」


かにと海老などの蒸し餃子
「熱々飲茶三種」

白い陶器の器には温熱剤が仕込んであり、食欲をそそるホカホカの湯気が立つ中、熱々の餃子を食べることが出来る。


マコモ茸と、ルイビ豚など三種のお肉
マコモ茸が大好物な私は目がハートにハート


そして麺かマーボー豆腐を選んで食べて、デザートへ


美しい眺め、美味しい食事を楽しんで、
親子2代+従姉妹の女系家族は、箱根の温泉宿を満喫。
姉が選んで用意してくれたシャンパンで乾杯し、バースデーソングを歌い、ケーキを食べて盛り上がった。

楽しいことは恒例化したくなる。

特に季節性のあるもの、もしくは年末など節目に行うとよいものなどは、
楽しいことに加えて必然性が生まれるので、恒例化する確率が高まるのだと思う。
また恒例化している行事があると、1年のサイクルに変化と節目を作るので、気持ちを一新しやすい。
大事な人と集う楽しさもあいまって、面倒でも企画したくなるのだと思う。

楽しい体験を人と一緒に共有できるとは、なんと幸せなことだろうか。
自分ひとりで楽しむよりも、相手も楽しんで喜んでいるのを見ると、自分の楽しさは倍化する。

イベントは、企画する人が一番幸せなのかもしれない。


旅行 : 18:38 : comments (x) : trackback (x)
だから嫌われる仙石由人官房長官

東京から3時間、重い荷物を引きずりながら、新神戸の駅のエスカレーターを降りると、駅構内が、いつもと違う様相である。制服姿のおまわりさんが一杯いて物々しい雰囲気。
しかし近づいてみると、おまわりさんの顔に緊張感はない。
改札の先には、メディア関係者や学生などの人だかりが出来ていて、その間を縫うようにロープで花道のようなものが出来ている。



一体誰が来ているのだろう、、?と考える。
APECは横浜だから関係ないだろうし、、とつぶやく中で、ハタと気がついた。

そうだ、尖閣諸島沖の衝突事件の映像流出ビデオだと。

神戸の海上保安官が「自分が流失させた」と告白したと報道されていた。
逮捕されて東京に移送されるのだろうか。



今回の事件、守秘義務違反にあたるかどうかが焦点の一つになっているらしい。
国家機密の守秘義務違反、機密の漏洩ということだろうか。
しかし、そもそも国家機密なのかどうかがよく分からない。

私もユーチューブで流れた映像を見たが、まずなぜ政府があの映像を発表せずにいたのかを疑問に思った。
映像を見る限り、二度にわたって故意に船をぶつけているのは、明らかに中国船である。
更に政府は既に日本の排他的経済水域に入った中国船が、日本の海上保安庁の巡視船にぶつかってきたことを、公式に発表している。
つまり、一連の映像は、それを裏付けるものであって、他に国家機密に触れるものではないと思う。
政府は、まず映像を今からでも遅くない、公開した方が良いと思うし、衝突当初から公開すべきであっただろう。
そして諸外国に対しても、明確に日本の正当性をまずはアピールし、国際世論を味方につけるべきであったと思う。
なぜ、政府はそんなに公開に及び腰であったのか?

この事件について、人それぞれ解釈は違うと思う。
今、ホテルのテレビのニュース番組から流れている街角インタビューを聞く限りでも

「よくやった、勇気がある」
「罪に問わないで欲しい」
「気持ちは分かるが、公務員の職務を考えたらしてはいけないことだ」
「中国に対していつも弱気で政府が公開しないでいるからこんなことが起こる」
など。でもまぁ、総じて今回の事件、会場保安官を責める気持ちの人は少ないかな。

しかし、一つ、多くの人が共通して感じていることがあると思う。

それは一体どこの国の人?と思えるような発言を続ける
「仙石官房長官」に対するイヤ感ではないだろうか。

「こんなものを英雄扱いなんしてはいけない、しかるべき処罰をするべきだ。世論?そんなのメディアが勝手に言っていることでしょ。半数以上の人たちは常識を持っていますよ」と、

自分が一番正しいと信じて疑わない人独特の傲慢さをこれでもかと満載した〝いや~な表情と、声色、語り口〟で言い捨てる。

国会の答弁でも、メディアのインタビューでも、その一番傲慢でいや~な場面を切り取られて、毎回繰り返し流されている。

なので見ているこちらは、イヤ感がますます募る。

かつてこれだけ、政権与党で傲慢でイヤ~な感じを振りまく政治家のセンセイっていただろうか?

野党というある種〝被害者〟席からだと、あのイヤ~な傲慢さは「断固たる追求姿勢」として解釈され緩和されるのだろうが、政権与党という力を持った〝加害者〟席になると、「傲慢さ」は傲慢さそのものが前面に出てきてしまう。
そういう意味では、仙石さんの中には、政権与党としての〝加害者〟席に座っていることに対する自覚が薄いのかもしれないし、他者に映る自分が見えていないのだろう。

あっ、政治家ではないけれど仙石さんの相似形がいる。
あのニュースに時々登場する歴代の高飛車な中国政府の報道官、それと北朝鮮の国営テレビのアナウンサーの女性が、他国を非難する声明を発表するときの口調とよく似ている。ちょっと声音がエキセントリックなところもよく似ている。
でも、彼らは表情が内容と声音に反して、冷静であり、見た目も良いので、仙石さんほどのイヤ感度はない。

心に余裕がないせいかもしれませんが、
与党のくせにそんな言い方するから嫌われるんだよと、思わずニュース映像に向かって言いたくなってしまった。(笑)
そこのけそこのけ仙石様のお通りだ!なんて雑誌の中刷りで書かれちゃうし。

思いっきりぶれまくりで無為無策ぶりだけが目立つ民主党だが、
案外傲慢で俺様系満載の仙石さんも、支持率低下に大きな影響を及ぼしているのかもしれない。

外交、国の国際的イメージ、経済政策、ばら撒き財政、この先一体どうなっていくのだろうか?

まともな国家経営を考え、政策を共有できる政治家を中心とした人材が集まり、新しい政党を作る日を待ち望む。


政治、社会 : 21:46 : comments (x) : trackback (x)
デーモンはどこにでもいる

この時期になると、大きな買い物をしたくなるのはなぜか?
もう少し厳密に言うと、私は年末が近づくにつれてまとまってお金を使いたくなる。

そして、実際この時期になると、毎年色々な人から色々な買い物の紹介が来る。
リゾート、車、絵画、高額セミナー、時計、その他レアな企画など。

もしかしたら、会社の決算時期と関係しているのかもしれない。
「どうせ、税金で持っていかれるお金だし」という内なる会話が影響しているのかもしれない。そんな会話が色々なものを引き寄せるのだろうか、、。むむっ
いや、実際には、提案を持ってくる側の、年末の営業の追い込みというのがあるのだと思う。

しかしながら、もう少し自分の心の奥を想像してみれば、
「お金を使うことはパワーの行使、快感だよ。それだけの価値あるものを手にできるのは限られた人の特権だよ」なんて、デーモン(悪魔)がそそのかしているのかもしれない。

ちなみにある高名なコミュニケーション心理学の博士によれば、デーモン(悪魔)というキャラクターは誰の中にもあり、時として色々と悪さをするらしい。
例えば、自分のことを自己卑下するような「どうせ、俺なんか駄目だ。何をやってもうまく行くわけない」という会話を作ったりなど。

ある友人は、毎回恋愛してうまく行き始めると、必ず破局を迎えるようなことが起きてしまうらしい。
もしかしたら、それもこのデーモン(悪魔)のなせる技かもしれない。
デーモン(悪魔)が、「このままうまく続くなんてあり得ないさ、結局最後には彼は君の事を嫌いになって去ることになるよ。だったら今のうちに、彼の本音を吐き出させて分かれてしまった方がいいよ。その方が心の傷も浅いしね」なんて、心の深いところで囁いているのかもしれない。

デーモン(悪魔)とは、自分が作り出すもう一つの人格なんだろうけれど、精神年齢は4-5歳くらいらしい。
そう、子供、幼稚園児くらい。わがままで気まぐれ。機嫌を悪くさせるとふくれたりするらしい。

この4-5歳のデーモンに悪さをさせないためには、まずはデーモンが囁きだした時に、気づくことが大事かもしれない。きたきたきた、、、という感じでデーモンの囁きに気づくこと。
しかし、現実的には「あっ、今、デーモンが囁いている」なんて、誰も思わないだろうと感じる。
そう考えてみるとこのデーモンに気づくというのは、案外難しいのかもしれない。
日々私たちは仕事や日々の生活の色々な忙しさの中で、止まって考えるという時間を持つこともなく流されて生きていることの方が多い。
ゆえにデーモンが囁きだしても、無自覚にその囁きに乗っかって、変な行動を起こしているのではないだろうか。

そう考えると、デーモンが暴れだして変な行動を起こす前に、
意識的に定期的に自分一人で過ごす時間をとり、ゆっくりと落ち着いて自分と会話する時間を持つことが良いと感じる。
しかも戸外であるとか、生活の場所から離れたところが良いと思う。

なぜならば、デーモンが囁きだすのは、冷静で客観的な判断基準をもてない状況にはまっているときだと思う。
だからこそ、生活の場所からやや離れて冷静に自分を取り戻す時間を持つことが大事になってくる。

しかし、意識的に定期的に自分とゆっくりと会話する時間を、戸外で持つとは、いかにして?

私は、「カフェコーヒー」がいいと思う。
出来ればスタバのように、ブックストアと一緒になっているようなカフェ。
一人カフェにいけば、コーヒーを飲みながら、色々と考えることに集中できる。
そして、読みたい本は、家にいるときよりも断然進む。
そう、カフェに行けば、他にすることがないので、やることに専念できる良さがある。
さらに、ブックストアが併設していれば、目の前に本が沢山あるので、そのまま最近の情報を入手することができる。

カフェには、ついでに仕事上検討しなければいけない宿題を持参することもある。
いずれにしても、カフェにいると考える事に集中出来るので、冷静に判断を下すことができる。

私の友人は、毎朝早く起きて走っている。ジョガーである。
彼は毎朝、走っているときに、仕事にまつわる情報の整理や、問題の解決を考えるらしい。
走りながらデーモン対策をしていると言える。
人間、歩いたり走ったりなど前に進む行為を続けると、ポジティブになることはよく知られている。

そして、もう一つ。
友人などと定期的に会う機会を持ち、前向きに意味ある会話を交わす機会を持つこと。
これも表面的な会話だと刺激や効果がないので、本音で安心して語れる友人が良いと思う。
「善をなす鍵はすばらしい仲間との人間関係にある」という格言があるが、
そういう仲間を持つことは、どんな高額なものを購入するよりも価値のあることだと思う。

買い物の話しから、デーモンに飛んで、色々と書いてしまったけれど、
年末のお買い物は、こうやって書いたことで、デーモンに影響されずに済みそう。

ということは、ブログもデーモン対策に効果ありかもしれない。オッケー




徒然なるままに : 11:22 : comments (x) : trackback (x)
イベントの秋 フラメンコとワインでエネルギーチャージ

もうすぐ11月だというのに暖かいむむっ
昨日も今日も半袖で過ごしている。

ところで、半袖で思い出したが、6月からの貧血治療によって鉄分を増やした結果、
嬉しいことが3つ増えてしまった。チョキ

一つは、息切れがしなくなり、地下鉄の階段を駆け上がれるようになったこと。(以前は、いったん休まないと上がれなかった!)
二つ目は、以前は冷房のついている部屋の中だと、夏でもブルブル寒くて、生足、半袖のままでいることなど"あり得ない"ことであったが、現在はまったくもって寒くなくなったこと。
そして、三つ目は顔色が良くなり、スッピンの日でも、唇の色が悪くないこと。

赤血球値が高いということは、"こういうことなんだ!"と、ハッキリとその違いをわが身を持って認識してしまった。

徐々に徐々に貧血が進んだ結果、
呼吸が苦しくて、遂には5-6分以上続けて歩けないという状況にはまっていたにも関わらず、
自分は大丈夫オッケーと思っていたことが、今思うと信じられない。

まさに"茹でがえる"の状態である。
大きな変化も、急激にではなく徐々に徐々に来ると気がつかないものである。
気をつけなくては。

ひよこ

さて、この暖かさは、イベントの多いこの時期、出歩く機会を益々増やすことに繋がっているように感じる。
色々な方からのお誘いを受けるのが、これまた楽しい。

意外なお誘いは、
いつもお世話になっている仕立て直しのお店のお姉さんからだった。
結構な回数で、昔からこのお店にはお世話になっている。
スカート丈、ウエストサイズ、腰周りのサイズ、またはなぜか洗濯したら伸びてしまったワンピースまで、ちょっとしたお直しでいつもお世話になっている。

そのお姉さんから、なんとフラメンコの発表会のお誘いを受けた。
素人のダンス物を見るのが大好きな私は、2つ返事でお誘いに乗ってしまった。





素人の方々の発表会とはいえ、皆10年以上のベテランだそう。

皆さんビックリするほど感情豊かに踊りを表現して、力強くかつ軽やかに見事なステップを踏み、
こちらが、思わずその踊りに見ほれているうちに1時間30分が過ぎてしまった。
あっという間であった。

素人の方々のダンス発表会は、文句なしに楽しい!
だって踊っている人たちが、本当に楽しそうで幸せな顔をしているから。
こちらまで、幸せな気持ちになり、ものすごくリフレッシュされるし、そのイキイキした表情にじ~んと感動してしまう。

人間誰しも、自分自身を表現できることは、幸福感に繋がるのだと確信できる。

私の後ろに座っていた老人男性が、
「笑顔がすばらしいねぇ、、ご主人が羨ましい。ぼくだったら毎日早く家に帰っちゃうなぁ」
と、美しい奥様風の女性の踊りの後、感情を込めた声で感想を漏らしていたが、
それほどに、60代前半であろう女性は、年齢を超えてキラキラと輝いて見えた。


さて、そしてもう一つの嬉しいお誘いは、
無料の「カリフォルニアワインの試飲会」である。
恵比寿にあるウェスティンホテルで行われた。

100種類以上のワインが出ていたが、会場は時間と共に沢山の人でごった返してきた。


グラスを何度もリンスし、かなりの杯数を重ねてテイスティングする。
バーテンダーの女性にくっついて、彼女のお奨めも聴き、評価、感想を語り合う。
多分、ナパを1日かけて回った時よりも、数多くのワインを口にしたと思う。


いくつか牡蠣とものすごく相性が良さそうな、好みなソーヴィニヨン・ブランとピノがあり、
その場で買いたいと思ったけれど、この会場で発注はできないのが残念だった。

しかし、平日の昼下がりから、美味しいワイン飲んで、楽しい気分で盛り上がり、
もうこの日はまったくもって午後から仕事にならず。あうっ

でも平日だから、なおさらこういう行事って楽しいのよね。






イベント、観劇 : 14:39 : comments (x) : trackback (x)
ソウルの精進料理 パルコンヤン

初めて、ソウルに行きました!にこっ
とっても近い国なのに、いやそれだからこそ、今まで旅行したことがなかったのかもしれない。

安い!、旨い!、近い(楽ラク)!の3つが揃うと、旅は俄然ノリが良くなり盛り上がる。
なのでソウルには、また行くことになるでしょう!

さてその「旨い!」の中でも、特に印象に残ったのは、精進料理の「パルコンヤン(鉢盂供養)」
英語では、Balwoo Gongyangと表記されています。
インサドンにあるテンプルステイビルの5階にあります。

予約を取るのがわりと難しいと聞いていたので、日本から事前に電話で予約を入れておきました。オッケー
ソウルではそういうお店、珍しいらしい。東京だと1ヶ月前でも取れないお店ありますが。

パルコンヤンは、曹渓寺(チョゲサ)というお寺が経営するレストラン
お寺の精進料理を、現代風にアレンジして食べさせてくれます。

パル(鉢盃)は、僧侶がお寺で使う黒塗りの漆塗りの食器のことで、
日本のお寺でも、応量器(おうりょうき)や持鉢(じはつ)、鉢盂(はつう)と、
同じような器を使っている。

ちなみにパルコンヤン(鉢盂供養)とは、
人々が同じ場所に集まって、同じ料理を自分の椀で自分に必要な分だけ食べる、修行の一つだそうです。

パルコンヤンのお料理は、
美味しくて、見た目にもとても綺麗で、一つひとつ丁寧に創られていて
身体に優しそうというのが特徴。

精進料理は美味しくなくて、、と感じる人も、
ここのお料理を食べたらすごく驚くのではないかと思います。

ちなみに精進料理があまり好きでない家の旦那さんも、
パルコンヤンのコースには、何度も「おいしいねぇ~フミちゃん」と感動していました。

まずは、紙のおしぼりが出てきますが、
上から目の前で水をかけてくれるパフォーマンス付き。


ツルニンジンの根と新鮮な野菜のサラダにゴマドレッシング

お店で使う食材はオーガニックのものが殆どだそう。

確かサツマイモのお粥

ほんのり甘くて、軽い。ちょっとデザートっぽい感じがしました。
ツルニンジンのサラダとお酢を使ったお漬物と3つ一緒に出されます。


三色焼き(ジョン:チヂミ)

左から緑豆の焼き、黒ゴマの焼き、コチジャンと野菜の焼き
どれを食べてもサクっと軽、ほんのり素材の香りを楽しめます。
コチジャンもまったく辛くありません。
ピリ辛の醤油だれをつけて食べるとちょうどいい感じ。

韓国のお寺の精進料理では、肉、魚介、乳製品は避けるし、
ネギ、にんにく、ヒメニラ、ニラ、つるぼ(蔓穂、サンダイグサ)のオシンチェ(五辛菜)は
人間の体に熱気を与えて興奮させる作用があるので、修行の妨げになるので使わないそう。


マツタケのお寿司、お寺式蒸し餃子、蒸し豆腐

マツタケのシーズンのせいか、コースはマツタケが割と多い。
皮がふっくらと柔らかいアツアツの餃子は、中に色々な野菜が入っていて、
プツプツした食感があって美味しい。

マツタケとぎんなん

焼いたマツタケを、ごま油に塩と何かのシーズニングを加えたものにつけて食べます。
焼いたマツタケと、塩味の効いた風味のあるごま油の相性がとってもいい!オッケー

韓国料理には、
ユクミ(六味)という6つの基本的な味、辛・渋・酸・甘・苦・塩と
6つの色、青・黄・赤・黒・白・紫が必要で、
精精進料理にも同じことがいえるそう。

日本の精進料理だと「五味五色」となるけれど、
韓国だと「渋」と「紫」が加わっている。
苦味と渋味を分けてる点が違いなのかな。


きのこの炒め

これも美味しい。きのこは外側はカリカリしていて、中は柔らかい。
食べるとコリコリ音がする不思議な食感。
ニンジンの形が可愛らしい。


高麗ニンジンと長いもを使ったシェフ特選料理

中心に置いてある柚子ソースが絶品。長いもの淡白で軽い食感に甘い柚子ソースが合う。
香りの良いお芋を食べている感じ。
高麗ニンジンは、苦いのでハチミツをつけますが、お味はちょっと、、、。
家の旦那さんと、大きい方をどちらが取るかでもめましたが。


蓮の花とレンコンの三色ご飯詰めと精進プルゴギ

精進プルゴギは、大豆で作ったお肉を、にんにくの葉で巻きます。
ちなみにお肉は本物の牛肉と味・食感ともにソックリで、言われなければ気づかないと思います。
茹でたニンニクの葉にお肉を置き、その上にカリカリのニンニクや薬味を置いて、きつめに巻いて食べると本当に美味しい。
ニンニクの葉っぱ、日本のお店でも扱って欲しい。
お肉との相性は抜群だと思う。


蓮の花を使って、とっても綺麗な盛り付けなのがビックリ。
色が綺麗でしばらく眺めてしまいました。


このご飯、マツタケと一緒に食べると美味


どんぐりのクレープ ナムル巻き



季節の汁物

私はこの頃にはお腹が結構一杯になってきたので、
汁物はほんの少しだけ頂いて、残りは旦那さんに。


7種類のおかず

錦繍庵キムチ、漬物3種類(海苔、舞茸の醤油煮、豆腐味噌)、
ナムル3種類(豆もやし、ごぼう、山菜)で最後のご飯を頂きます。
どこでもこんな感じのおかずが出ましたが、私はこの7種類のおかず、気に入りました。

特にベージュっぽい色したのが、豆腐味噌ですが、これが絶品。
豆腐の味噌漬けだと思います。


蓮の葉の包みご飯/ヨンイプバプ

栗、ぎんなん、ナツメ、黒ゴマ、松の実ともち米
アツアツの蓮の葉を開くと、モチモチしたご飯が湯気をたてて登場
ふんだんに入った大きめの具材のムキュっとした食感と香ばしさが美味しい。


デザート


チュジョンブリ
上にある、乾燥させて凝縮したオレンジとりんごがパリパリして甘くて香りも良くて結構美味しい

韓国では好きなときにつまむおやつだそう。他にじゃがいも、れんこん、さつまいも、海苔が入っている。


羊羹は甘みが抑えてあってサッパリと食べれる感じ


食後の冷たくて甘いお茶/シッケ
ソウルでは食後に必ずこのお茶を出してくれるお店が多い
消化に良いそうです


シッケは、日本の甘酒にちょっと似ている。
炊いた米やもち米を麦芽を溶かした水と一緒に醗酵させているものらしい。
ほんのり甘くて、あっさりしてる

お料理の献立を作っている尼のデアンさん(お店の支配人でもある)
25年前に出家した智異山(チリサン)のお寺の住職さんで、
精進料理研究家として料理の本も出しているそう。


アメリカやイギリス、デンマークからお店を出さないかというお誘いもあるらしい。

ちなみに、コースの内容は、昼も夜も同じだそうです。
料金は15品目のコースで、大体3800円(0.073円換算)くらいでした。
次回はボリュームを抑えて10品目のコースでも良いかなぁ、、。

東京にも、韓国の摘み草料理とか精進料理の美味しいお店がありますが、
パルコンヤンのようなお店はありませんね。
ソウルで食事を楽しむならば、お奨めです。

パルコンヤン
鍾路区堅志洞71テンプルステイビル5階 ℡02-2031-2081

次回のソウルは、エステにも行ってみよう、、、かしら


レストラン、ショップ : 12:27 : comments (x) : trackback (x)
やくざな国との付き合い方

尖閣諸島の中国漁船の衝突事件で、公務執行妨害で拘留中の船長を釈放した一連の出来事を見ていて、暗澹とした気持ちになってしまった。
本当にやっかいな国の隣に位置することの不運を感じる。

漁船船長の拘留に対する中国政府のスパイ容疑で邦人逮捕を含めた一連の、恫喝、恫喝そして恫喝の狂乱的な対応は、まともな先進国ではありえない。
石原都知事の意見を借りれば、本当に「暴力団、やくざ」そのもののような国である。

最近、すっかり金回りがよくなり、兵隊も資金も整い、自信をつけた辺境のやくざ集団が、中央支配に向けて、自分達のルールとやり方で、ごり押しできることを確信しているかのようである。

この強気な発言&脅しのやりくち、北朝鮮とソックリである。

ただし、北朝鮮の方が、"ならずもの国家"として国際社会が認識し連携して対応していること、
中国のように、切り札として他国をゆさぶる"マーケット"、"資源"、"軍事力"がない分、まだましか。

まぁ、もともと、国際社会なんて外交という国家間の政治の舞台に立てば、どこの国も皆紳士的な対応で正義を振りかざしているが、水面下では自分達のルールとやり方を通すための殴り合いをしている。
しかしそれでも、冷戦が終わり成熟した先進国で、中国のように領土拡大、覇権主義を堂々と推し進める国はないだろうと思う。

そして、急成長を続ける中国は、この先もその経済規模の大きさに見合った大国としての対応を取り成熟していくことはないと感じる。
逆に成長するに応じて、益々やくざなやり方でもって、自国の権益を主張し領土を拡大することにしか、その力を使わないだろうと思える。

今回の尖閣諸島沖で起きた事件は、私たちに教訓をもたらしている。
この失敗からどう学ぶかが大事であると思う。

資源を使った外交によって、他国との交渉に勝てると判断した中国が、益々その傾向を高めることは容易に想像できる。
資源を持たない商人国家の日本は、中国との二国間の交渉では所詮勝てるはずがない。

やくざな大国と付き合うには、インドを初めとした中国との間で国境間の問題を抱えている他のアジアの国と連携して、中国の無法なやり口を事前に封じ込める戦略を取る必要がある。
またやはりアメリカとの更なる同盟の強化も必要であると思う。同盟する味方は多ければ多いほどよいし情報も増える。
中国の覇権主義、軍備の増強、人権問題について、もっと国際社会に警鐘を鳴らす活動もしなくてはならないのではないかと思う。

中長期の視点がなければ、この問題は決して解決に向かって進むことはできないと思う。
こういったときに、民主主義の限界を感じる。どうしたって選挙の洗礼もあり、短期間で政府は顔ぶれが変わってしまうのだから。しょぼん
その点、一党独裁の中国は、中長期にわたる戦略をじっくり練れる時間と人材が揃う。だから政府間の交渉だって打つ手が違う。
(「独裁者」ではなく、「独裁集団、政権」であるがゆえ、国際的な批判も交わしやすいのだろうか?)

お願いだから、日本の政府は、こういった国益の問題については、政治の小競り合いを止めて、超党派のメンバーを作り戦略を練って貰いたい。
そして政府が選挙によって変わったとしても、その戦略には連続性をもたらして欲しい。
戦争起こせないんだから、こういうことに予算と知恵を使って、国益を守るシステムを固めて欲しいものである。










政治、社会 : 09:23 : comments (x) : trackback (x)
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