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2010-06-15 Tue
またまたブログからご無沙汰していました。
物理脳と化学脳を書いてから早1ヶ月が過ぎましたが、
私の生活に異変が、、、、
体調を崩したため、今日から1週間入院することになりました。
体調を崩した原因は「鉄分欠乏による貧血」。
鉄分が足りないので赤血球が減少し、とっても血が薄まっている状態なのだそうだ。
ゆえに先々週から地下鉄の階段とか心臓がバクバクするので苦しくて上れないし、
立っているとめまいがしてクラクラ~ときてしまうことが度重なっていた。
昨年末あたりから、この症状は出ていて貧血気味だったのだけれど、
何とかなるだろうと思っていたら、何とかならなかったのである。(悲)
入院の覚悟?を決めた私に、
家の旦那さんは意地悪そうないやらしい目つきで、昨晩ニヤニヤ笑いながら、
「フミチン、あそこはね、元々陸軍病院だったから、敷地には人体実験で亡くなった人の遺体とかいっぱい埋まってんじゃないの?夜は怖いよ~、お守り持って行かないとね」などと脅す。
「フン、嫌なやつ!」と知らん振りしていると、
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と私に向かって手を合わせてつぶやきながら、自分の部屋に戻って新聞を読んでいる。
本当に変なやつ。
さて、そんなこんなで今朝入院の手続きを済ませて病院の個室に入ると、
思っていたよりも病室はスペースがある。
そっと16階の窓から外を眺めてみたが、敷地にお墓は当たり前だがない。(安心)
部屋で着替えを済ませると、次々と人がやってきた。
かわいらしい担当の看護士さんが二人やってきて、色々と説明してくれる。
そのうち担当となる5人のドクターを紹介された。
内心「5人も!」とちょっと驚いたが、研修医を受け入れている病院なので、
ドクターが多くヒエラルキーがしっかりあるらしい。
違うドクターと会うたびに、毎回同じようなことを聞かれるので、同じようなことを話す。
別に暇だから何回話したっていいけど、ドクターが多いと誰にどう対応していいか分からないものだなぁと感じる。
そのうちコツが分かるんだろけれどね。
ところで今回の入院中の「検査」を除いたメインのイベントは、「鉄分補給治療」です。
(だから、「入院して〝鉄人〟になってみせる」などと知り合いへのメールで、はしゃいだりしてみた)
そして鉄人?になるべく、その「鉄分補給」には点滴が必要となるのだけれど、、、
問題が勃発
研修医が、そのメイン治療の「鉄分点滴」のための血管を、針を刺して探すのだがどうもうまく探れないらしい。
そのうち「あら~、漏れてる」という声が聞こえる。
注射が大嫌いな私は怖くて、しっかりきっと顔をそむけて、注射を刺して血管を探っている様子を絶対に見ないようにしている。
だけど、頭の中では、巨大化した攻撃的な針が私の腕の中をグルグルと刺しまくっている妄想がマンガのように広がる。
こんなときは、幼稚園での予防接種のとき、泣いて暴れてついに注射をさせなかった記憶が鮮明に思い出される。
若い研修医は、
「輸血を想定して太い注射針を用意したんですけど、今度は細い針をセットしますので絶対に大丈夫です」
と自信満々に言う。
しかし、またまた探って失敗。
「変だわ~、血管がもろくなっているのかしら」
(なってないって!先週もクリニックで点滴したけどなんともなかったよと私は心でつぶやく)
そして結局、研修医の3人が4回トライして失敗。
辛すぎる~。
腕をおそるおそる見ると、何箇所か開いた針穴が、〝北斗七星〟のように連なって残っている。
さらに、穴が空いて破れた血管の付近は腫れて青タンのようになっている。
心臓がドキドキして冷や汗がジワ~っと出てくる。
ショックにドット気分が悪くなり、若い医者の先生方には部屋から出て行ってもらった。
(町のクリニックだって、センスの悪い看護婦さんにあたらない限り1回の注射で点滴できるのに~)
その日は点滴以外にも痛みの伴う検査が続き、
この点滴でストレス値一気に200%くらいになった私は、
「ひどい~、もう嫌だ~、お~いお~い」と号泣しながら、思わず旦那さんに電話をかけてしまった。
すると家の旦那さん
「大丈夫だってフミチン、点滴する人、交代して貰いなさいよ、僕はそういうことできないけど、フミチンだったらいえるでしょう」
「だって、み~んなやって、み~んな失敗したんだよ~、わ~ん」とほぼ雄叫び状態の私。
「じゃ、そんなところ出て家に戻ってくればいい、僕が明日迎えに行ってあげますよ」
と旦那から冷静に言われたら、号泣がピタっと止まってしまった。
とりあえず本日は点滴注射針挿入を拒否したものの、明日は一体どうなるんだろう。
鉄人どころか、すっかり幼稚園児に戻ってしまった私。
やれやれ。
by bandoh
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