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2009-07-20 Mon
前回の恋愛ホルモンパート2を書いた後、
「"オープン・クエスチョン"で相手に選ばせるっていうの、家庭内でも参考になりそうです。」
と男性から、メールでコメントが寄せられた。
実は私も、恋愛の場面というよりは、家庭内における自分のコミュニケーションを振返ってしまった。
考えてみると、
食事や旅行などは、私が幾つか考えて提案し、確認を取るケースが多い。
(休日にうっかり相手の提案を呑んで"蝋人形館"や"有名人宅巡り"に行くことを避けるなど、色々と理由はあるかもしれないが)
オープン・クエスチョンをあまり意識していないと思う。
ということで、
まずは旦那さんとの携帯メールのやり取りから、オープン・クエスチョンを意識することにしてみた。
>今晩はどこか食べに行きますか? 私
>OK。どこでもいいけど、さっぱりしたものがいいなぁ~ 彼
>了解。じゃ~、最近近所にできた店の"かんぴょう"なんかどう? 私
>いいです。 彼
>時間は? 私
>6時30分でお願いします。 彼
アンダーラインの部分が、意識した部分である。
いつもだったら、"かんぴょういこうよ~"から始まるものを
"どこか食べに行きますか?"とオープン・クエスチョンを使って、やり取りが進んだ感じ。
ちょっとしたコミュニケーションの工夫ですね。
さて約束の6時30分に"かんぴょう"に向かう私。
しかし、ショック
お店が閉まっている....
仕方ないので、気を取り直して生牡蠣とワインが飲める別の店へと向かってみる。
良かった、ここは開いている。
状況を伝えるため、相方の携帯にメールと、留守番メッセージの両方を残す。
しかし返事が戻ってこない。
また10分後に連絡を入れるが、留守電になっていてノーレス
既に約束の時間は20分を過ぎている。そして表は夕暮れ時とはいえ蒸し暑い...。
何となく嫌~な予感が走る中、
くだんの生牡蠣のお店で、軽く飲みながら相方の到着を待つことにした。
よく冷えた天然の岩がきと、真がきをそれぞれ1つづつ頼む。
そしてベリンジャーのシャルドネもグラスで頼む。
大ぶりな岩がきと、小ぶりであっさりした真がきがである。
カキを2つ食べ終えたが、相方からの連絡はない。
仕方なく、青パパイヤとエビのサラダを頼んだ。
そして、手に持っている新聞を読み始める。
サラダを食べていても連絡がないので、
仕方なく自家製さつま揚げを頼んだ。
自家製さつま揚げ、イカやしょうがが荒く入っていて結構美味しい
気づくと、出されたものは全て食べてしまった。
何だかお腹が一杯になってしまっている。(やばい)
とその時、携帯電話の着信音が。
相方から申し訳なさそうな声で
「あのね..今から、平町の事務所を出るんだけど、今どこ..?」
時計を見ると、何と既に午後7時20分。
"50分も待たせて連絡を入れないとは何事じゃ~!"
"しかも平町からここまでは、今から30分はかかるでしょ~!!"
と言ってみたい気もしたが..、
結構ムっとしながらも、オープン・クエスチョンの練習がどうしてもしたい私。
(先に食べちゃったから、罪悪感あるし)
「"かんぴょう"は閉まってたから、違うお店に来て食事してるところなんだけど、どうする?」
「あっ、じゃ、そっちに行くことにする。」
「分かった、じゃ私は駅前のカフェに移動しようと思うけど、どうする?」
「あ~あの店ね。分かった、そこに行く。じゃ待っててね。」
しばらくして、相手が怒っていることを予期し
しょぼくれたフレンチブルのような目をした彼がお店に到着。(何だかおかしい)
次のプランを決めた。
完璧なオープン・クエスチョンじゃないけれど、
色々なシチュエーションで使えることを改めて発見。
「遅れてばか~!早く来て!」と言うのも正直な表現でスッキリするんだけれど、
時々は、余裕を持って対応するのも悪くないと感じた夏の夜の一コマでした。
by bandoh
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