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2008-07-04 Fri
町のカフェでぼんやりと、人を観察するのは結構楽しいです。
特にローマの男の人のおしゃれには目が行きます。
小物やヘアスタイル、シャツの選びまで
ものすごーく吟味して気を使っているのが分かります。
ヒゲのそり方、残し方、自分に似合うメガネまで。
最近の調査によれば、イタリア人の男性と女性とでは、
男性の方が毎朝、ヘアセットにかける平均時間が長いそうです。
ローマに住む私の友人のキヤロラインが、もうウンザリという感じで教えてくれました。
彼女は、ローマの男性との間に女の子が生まれてから7年になります。
日本の大学に留学し卒業後、そのまま日本のテレビ局に勤めていて、
私の友達の縁で知り合って仲良くなった女性です。
私がしっている女性の中でも飛びぬけて正義感が強く、
行動力のある魅力的な女性で、
彼女といるとこちらが元気になります。
ただし、ファッションには殆ど興味がありません。
彼女曰く「子育てするにはローマって最悪な場所だと思う。
もうみんな見た目、見た目でものすごーく表面的なことばっかり。
キアラ(彼女の娘)も最近はお洒落に興味が出てきたみたいで
悪い影響を受けてると思う。自立した芯のある女性に育って欲しいのにねぇ。」
そう話しているキヤロラインの横で、キアラは好奇心一杯、
目をキラキラさせて、私のアクセサリーとネイルにジっと見入っています。
「バンドーさんのお母さんはどう思いますか?」とキヤロ
「そうねぇ、母親は必ず我が子に対して期待することはあるわよねぇ。
でもねぇ、なかなか、思うとおりにいかない。
その子の思ったとおりにしか、その子は生きないものなのよ。」
それ、私のこと???
久しぶりに再会したキヤロラインのちょっとした子育ての悩み。
会話の端々に、昔と変わらぬ信念の強さが垣間見えて、
変わってないなぁ~と、懐かしい感じがしました。
一緒によく出かけた頃のことを思い出しました。
その後、私達は一緒に食事をするのに、トラステヴェレへ移動。
トラステヴェレは小さなショップとレストランが建ち並ぶ可愛らしい町で。
昔の原宿っぽい感じがしました。
私達はその一角のキヤロラインが時々行っているオープンカフェでご飯を。
彼女は明日から撮影があり、朝からミラノへ向かうとのこと。
戻ったら北京オリンピックに向けて出発。
久しぶりの再会を祝して乾杯
by bandoh
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