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2008-07-06 Sun
一晩明けるとそこは天国でした。
昨日からローマを飛立ち、プーリア州へやってきました。
ホテルからのお迎えの車で、バーリ空港から1時間半以上のドライブを経て、漆黒の夜にチェックイン。
私達が滞在しているのは、農園主の館だった建物を改築し滞在客を受け入れている宿-マルツァロッサです。
青く澄んだ空と、白い建物、コントラストをなすブーゲンビリア、周りを取り囲む1000年の樹齢を越すオリーブの木。
同じイタリアですが、ローマやフィレンツェとは全く違う世界がここにはあります。
ホテルで出されるものは、地所の畑から取れたものも多く、お料理の大半はお野菜を中心としたものです。
坐骨神経痛を持つ母も、朝からすっかりご満悦で朝食を食べています。
太陽はギラギラと照り付けますが、建物の中に入るとヒンヤリとしてとても心地良いです。
マルツァロッサでは、希望すればプーリアの伝統料理を教えてくれます。
そのレシピは100以上あると言いますから、ずっと滞在していても毎日色々な料理を学べます。
私と母は、この日、プーリアの代表的なパスタ、オルキエッテの作り方を、厨房でシェフのアンナさんから教わります。
まずはアンナさんと畑に一緒にいって、元気なバジリコの葉をとってきます。
それから厨房へ。
セモリア粉をパーっと払うとアンナさんが手早く生地を練ってくれます。
すばやく生地を作り棒状に伸ばすと、今度はオルキエッテを、くるりくるりと器用に親指と人差し指を使って1個づつ作っていきます。
2秒に1個位でしょうか、早いです。オルキエッテは赤ちゃんの耳のように小さくて丸く、食感はプリプリっとした感じです。
形もナイフやフォーク、色々な道具も使って、ロール状にしたり、表面にデコボコを付けたり、沢山のヴァリエーションがあります。
アンナさんのやり方を学習したら、今度は私達の番です。
母と私で慣れないながらも何とか作製。沢山できたら、お湯を沸かして茹で上げます。(5分)
本来だと3時間は乾燥させた方が良いようです。
そこに刻んだ、摘みたてのバジリコとプーリアのトマト、オリーブオイル、塩、ペッパー、ドライハーブを絡めて頂きます。
うーん、美味しい。
by bandoh
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