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ニューヨークより ヴィレッジ~ロウアーマンハッタン

「僕はもう一度、国連に行かなきゃならない。」と旦那さん

何でも国連のミッションが書かれたBookを買い忘れたらしい。

といっても彼は、もともと国連のミッションに強く共鳴しているとか、世界平和に何としても貢献したいというわけではない。
彼の会社が昨年から活動を支援しているNPO法人が、国連傘下の団体らしい。
先日、国連を見学しているときも、東京に電話をかけて、あれこれと必要なものを確認していた。

もしかしたら、休暇を取っている罪悪感?も手伝い、「休んでいるけど、仕事のことも忘れてないよ」という、日本のビジネスマン的な意思表示かもしれない。むむっ

私だって、旅行に来てまでもPC持参で、仕事のメールのやり取りを深夜にしているので、同じようなもんだけどね。ねこ

ということで、前置きが長くなったが、本日は午前中は二人で別々の行動を取って、ミートパッキングにある人気のレストラン”スパイス・マーケット"で12時30分に待合せることに。

私はイーストヴィレッジまでタクシーで移動し、そこからグリニッジヴィレッジまで西に向かって歩き、そこから少し北上してミートパッキングエリアまで歩いて見て周ることにした。

イースト・ヴィレッジ、以前からワイルドなイメージがある。
私がNYにいた、80年代終わりから90年代初めはSMのショーとかが流行っていた。
アメリカ人の学生も海外留学生も皆、面白がって出かけていた。

イースト・ヴィレッジの通り沿いの店のショーウィンドーを見上げると、不気味な人形が、、、


建物はどこも綺麗なグリーンやお花で飾られていて、6月のニューヨークの散歩は楽しい。
夏の暑い季節に入ると、蒸し暑くなるので、散歩も結構辛いものになる。


サイキック・クリスタル・リーディングのお店を発見
占い好きの私としてはちょっと興味はあるが、紹介された場所じゃないと、ちょっと入る気になれない。


色々なストアを覗きながら、ゆっくりと1時間ほど歩き、ようやくミートパッキングエリアへ。


Spice Marketの入り口付近
店内に入って予約名を告げると、旦那さんはまだ到着していなかった。


大丈夫かな~....と少し心配しながら、バーカウンターで食事のメニューを眺めていると、旦那さんが入り口から入ってくるのが見えた。
良かった、現れた!とほっとする。

さてジャン・ジョルジュがプロデュースするカジュアル・レストラン”スパイス・マーケット"でのランチはいかに

店内はアジア的なエキゾチシズムを意識した内装で、ほの暗くお香の匂いがプーンと漂ってきそうな雰囲気。
プロデューサーの遊び心を感じるお店です。
それと、ミートパッキングエリアのお店の多くは、工場を活用しているので、天井が高く広い作りになっています。

店内は私が一番目のゲストで、まだ席はガラガラでしたが、この後、続々と人が入ってきて、窓際の席は満席となりました。


メニューを見ると、タイ料理や食材などを中心としたアジア料理のキュイジーヌで、タイ料理好きの私は、どのメニューも全部食べたくなるような感じ。ハート

お通しの一品
このソースが美味しかった。オッケー
酸味があって、少し辛味がピリっと利いていて、お腹が空いていたのでパクパク食べちゃいました。
一見サルサソースっぽいのですが、それよりも柑橘系の香りがちょっとあって、タイっぽい感じ。


スパイスド・チキン・サモサ シラントロ(コリアンダー)・ヨーグルト
インド系料理のサモサからヒントを得た一品でしょう
このヨーグルト・ソースも美味しい。今まで食べたことがない感じでした。
ヨーグルトにコリアンダーの取り合せ、初めて。
もしかしたらソースに少しアボカドも、入っていたかもしれません。


シュリンプ・トート・マンプラ きゅうりとピーナッツの風味のソース
タイ料理の定番、トート・マンクンをいじった料理だと思います。
エビと豚肉を細かく練り物にして油であげたものです。
ソースは、若干コリアンダーを入れた酢の酸味に、かなり細かく刻んだきゅうりとピーナッツの相性がいい。
きゅうりのプチプチとしたフレッシュな風味と食感、それにピーナッツの香ばしさと堅さのマッチングが口の中で面白い。


チャード・チリ・ラブド・ビーフ・スキューアー/タイバジルのディッピング・ソース
牛串の炭火のあぶり焼き/タイバジルのディップ
これは日本の焼き鳥の"つくね"とインドネシア料理のサティを掛け合わせた感じの料理です。
思いのほか淡白な牛のつくねが、柔らかくフワっと焼きあがっていて、やや濃い目のディップと案外相性がよくて驚き。
ディップはシトラスを絞ると、酸味と香りが加わるので、ソースの味を引き立てます。


マンゴーサラダ チェリートマト クリスタライズド タマリンド
このサラダ、今まで食べたことがないサラダで、インパクトがありました。
全体として甘めですが、辛いお皿が多いので、このサラダを挟んで色々と食べるとちょうど良い感じです。
細長く刻んだマンゴーに、チェリートマトやコリアンダーやナッツなどがミックスされています。
そこに、タマリンドをベースにしたドレッシングがたっぷりとかかっています。


ジンジャー・フライドライス
お皿が運ばれてきたときには、「えっ!」と思いました。
これって、何となくちょっと薄く延ばした牛カツ "カツ丼"っぽくありませんか?
でも実はご飯の上に乗っかっている揚げ物は、豆腐なんです。
その下には、しょうがをたっぷり使って炒めたチャーハンがあります。
これは、先に豆腐の揚げ物を細かくザクザクと刻んで、サっとチャーハンと卵と混ぜて食べます。


混ぜるとこんな感じになります。


最後はお腹が一杯になったので、軽めのデザートで締めくくり



想像していたよりも、アジアっぽい料理をうまく創作していて、とっても美味しいと思いました。
絶対に東京でもウケル味だと思います。
逆にタイ料理とかインドネシア料理、インド料理は、東京よりもNYの方が美味しいかなぁ~とも思います。

特にラーメンとかチャーハンとか、B級グルメっぽい料理が大好きなうちの旦那さんは、とっても嬉しかったらしく、「今晩もまたここに食べに来ようよ!」と一言。
よっぽど気に入ったのだと思います。




レストランを出た後は、ロウアーマンハッタンまで歩くことにする。

午後になってくると、カフェに座る人が増えてきます。


ふと見ると、ロケ隊がいて雑誌の撮影を行っている


モデルは、既に秋・冬のファッション


コーナーを回ってロウアーマンハッタンへ続くハドソン通りを南下することに


カナルストリートを左に曲がって、更にブロードウェイを南下にくきゅうにくきゅう

1時間ほど歩くと、グラウンド・ゼロが見えてくる。
近づくと、静かに佇んで黙祷を捧げている観光客も目立つ。


そして、グラウンド・ゼロのすぐ側に、NYで最も古いといわれるトリニティ教会がある


教会の正面には細い路地があり、この通りがウォール街


ウォール街を進んでいくと、NY証券取引所が出てくる


徒歩で歩いてみると、ヴィレッジからウォール街まで、SOHO、チャイナタウン、トライベッカと、エリアの雰囲気が区域ごとに特色があり、変化していくのが面白いコースだった。
旅行 : 16:32 : comments (x) : trackback (x)
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