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2009-02-25 Wed
文芸春秋から出されている「佐藤愛子」さんのエッセイ-「わが孫育て」-を読んでいて、佐藤さんが石破農林水産大臣のことが好きだということを知った。(もっとも佐藤さんが文面を書いたのは04年1月28日の週刊文春で、石破さんが防衛庁長官だった頃ですが)
そして、佐藤さんが石破さんをひいきにしているという一文を読んだときには、意外というよりも"やっぱり..."という感じがしました。
私も、「石破大臣」のことが好きです。
石破さんを初めて見た時、TVのニュースか何かだったかと思いますが、正直、驚きました。
「あの特徴的な、厚い餃子の皮のような一重まぶたから半分見える、ピタっと動かない暗い目」、
「岩ノリのように頭部に貼り付いた、見事な七三分けの髪の毛」
「文節ごとに区切って"間"をあけて、噛んで含めるように、短く論理的にキチっ、キチっと話す言葉」、
「確信と自信を示す安定した揺るがない声、それでいて控えめ風な物腰と言葉遣い」
何か今までにないインパクト、アダムス・ファミリーの家族を見たような物珍しさで、私は画面に目が釘付けになってしまったのを憶えています。
それ以来、TVのチャンネルサーフィンをしている時に、石破さんが出ていると、必ずチャネルをとめてジ~っと見てしまいます。
そして彼のあの「ピタっとした目」と、「独特の語り」を、何であれ聞き入ってしまいます。
石破さん、"説得力"があるなぁと思います。
彼に言われると何だかこちらも分かった気になって、「そうだ!」と思ってしまいます。
昨年録画で見たTVタックル(朝日TVの番組)では、石破さんがなぜか都内の幼稚園を訪問していて、幼児園児達を相手に話しかけようとするのですが、まずは石破さん、輪を作って座っている子供達に対して、しゃがみこんで目線の高さを合わせて、輪の中に入っていきます。
"おっ、なかなかいいアプローチ"と思って見ていたら、なぜか、石破さん周りの子供達に対して猫なで声で、"怖くないよ~。怖くないよ~。"を連発しながら、ジリジリ、ジリジリっとにじり寄っていきます。
すると、最初笑っていた子供達、だんだん蛇ににらまれた蛙のように固まってしまい、うち一人は今にも泣き出しそうな感じに...。
石破さんなりに、自分のキャラを理解して、子供を驚かせないように近づいたのが、裏目に出てしまったでしょう。
これには、番組を見ていて、かなり笑えました。あまりに可笑しいので、主人にも見せて二人で笑ってしまいました。
しかし、こういう時、撮影しているカメラマンってすごいですよねぇ。私だったら笑って肩が震えちゃって、撮影している映像が揺れるんじゃないかと思ってしまいます。
こういう映像を見ていると、石破さんて「真面目」で「一生懸命」な人なんじゃないかなと思ってしまうんですよね。
しかしながら、「古賀誠」さん、「小沢一郎」さん、「石破」さんて、いわゆる「悪人顔」なんですよね~。
時代劇だったら、絶対に「悪代官」の役とか回ってきそうな。
失礼ながら、古賀さん、小沢さんは、もうどんなに笑顔を振りまいても、"ヒールな"匂いがプンプンしてきます。
でも、不思議と石破さんて、暗くてあんなに怖い顔なんだけど、ヒールな匂いはしない。
小沢さん、古賀さんだと、嘘~信用できない。と感じるけれど、石破さんだと誠実だなぁ~と感じる。
試しに以前、私の周りの30代後半の管理職の女性の何人かに、石破さんのことについて聞いてみたことがあるのですが、皆「割と好き」と答えてくれました。
理由は、"正直そう"とか、"言っていることにあんまり矛盾がない"とか、という意見が返ってきました。
働いている中堅以上の女性は、あの怖いビジュアルを越えて、石破さんのことを好きな人が、こちらが思ったよりも多いのでしょうか...。
彼女達、毎日、"ゴマすり"やら"偉ぶる"やら"気が小さい"やら、色んな上司を職場で見てますから、見る目は厳しいです。
その厳しいマイクロネットのような網目とビジュアルを越えて、「割と好き」と言われた石破さん、すごいです。
石破さん、ご自身の演説で"忠犬ハチ公"の物語が好きだと話しています。
「来る日も来る日も自分の主人を待ち続けた、そして最後には死んでいった。その物語を読むと今でも涙が出る」のだそうです。そしてそういう生き方を自分もしたい。そして何に命をかけるのかと。
そう!石破さんて、こちらが見ていると、そのイメージなんですよね。
政治家は、「政策」が大事です。
そしてそれをやり切れるかどうかは、もっと大事だと思います。
頑張れ 石破大臣。
応援してます。
by bandoh
政治、社会 : 19:48 : comments (x) : trackback (x)