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2009-02-23 Mon
先週の週末は、姪の受験の合格祝い兼ねて、母・姉・姪・私の4人で初島へ1泊旅行に行きました。
朝起きると晴れていたのでホっとしたのもつかの間、朝になって私の"クレジットカード入れ"がないことに気づきました。
「アレ、無い、ここにも無い、あそこにも無い、無い、無い、もしかして紛失~??」
ガ ~ ン...
中には、銀行のキャッシュ・カード、クレジットカードなど10数枚を入れています。
一体、どこに??前日の行動が走馬灯のように頭を駆け巡ります。
"どうして私ってこんなにウカツ者なんだろう..."と自らを反省。
私のことをよく知る人ならば、同情も見せずに「フミちゃん、またぁ~!!」と言うに違いありません。
しかし、新幹線の時間もあるので、手元に見つからない以上、後で事態を収拾することに決めて、とりあえず家を出ることに。
東京駅のホームについた私は、携帯電話でクレジットカードの使用状況をまず確認。
出発のギリギリまで電話をかけていると「こだま」の発車のベルが鳴り出したので、新幹線に乗って座席へ向かうと、私が遅いので心配した姉、母、姪の顔が見えます。
「ごめ~ん!!遅くなって。」私
「ふみちゃんのことだから、ギリギリでも絶対に乗ってくると思ってたから大丈夫。」と優しい姉
「実は、、、クレジットカードケース無くしちゃったみたいなの...。」私
「え~、またぁ!!!」と一同一斉に (案の定の反応....)
「今週使ったバッグとか色々思い出して、あちこち探したんだけど、見つからないの~」私
「ふみちゃん、絶対に何か施策を考えないと駄目よ。最近GPS機能のついたストラップみたいなものを小学生が持っているのを見たのよ。そういうの、カードケースにつけておいた方がいいんじゃない?」姉
「えっ!そんな便利なものがあるの?そんなものがあるなら、私、幾つか買って色んなものにつけておくし、ポグチャン(主人)のものにもつける!」私
「分かった。じゃあ、調べておいてあげる。」姉
"持つべきものは、シッカリ者の姉"と心の中で感謝と合掌。
とりあえず、今回は姪の"あずさ"の合格祝い。
私のウッカリで皆さんのお祝い気分を台無しにしてもよくありませんので、気を取り直して、「旅」に集中することに。
そうなったら、イッキに気分を切り替えることができるのが私の強み。
新幹線でも、パチパチ富士山の写真を撮って、キャッキャとはしゃぐことに。(我ながら脳天気です。)
熱海について港までタクシーで向かうと、ビーチラインがものすご~く混んでいます。
通常なら10分以内につく港まで、20分かかってしまった。
2月は、「梅祭り」とか「河津桜」を見に行く旅行客で毎年観光客で賑わうそうです。
熱海から船に乗り、いざ初島へ!
"船酔いする"私と姪は、二人で甲板の船尾を陣取ることに。
二人でずっと"景色"と追いかけてくる"カモメ"を眺めることに。
姪は船を追いかけてくるカモメにエサを投げるのは初めてのようでワクワクしているのが伝わってきます。
"大きなカモメ(大人)"は、近くで見ると、案外、眼光がするどく精悍な顔をしています。
口ばしが黄色くて、水かきも黄色。
"小さなカモメ(子供?)"は、目が丸くて真っ黒でウルウルしています。
口ばしがピンクで、水かきもピンク。
トンビも、カモメに混ざって、乗客が投げるエサをめがけて付いてきます。
でもカモメよりも大きいので、何となくエサをあげたくない気持ちになるのんですよね...
船でニンマリと笑う母
そして、初島に到着~
エクシブ初島に12時30分頃に到着すると、ラッキーなことに部屋の用意ができているとのこと。
姉、母、私の3人で、早速スパでアロマ・マッサージを受け、姪はプールで泳ぐことに。
(泳ぎは"犬掻き"しか出来ぬ親子2代から、3代目の孫はバタフライで泳げるまで進化しています。)
スパにある、外のデッキに座ってしばし寛ぐことに。
アロマオイルを使った、ボディ・マッサージ、本当に気持ちがいいです!
スパの建物の中の"気"もすご~くいい感じです。
エクシブはもともと、早くから「スパ」を運営していましたがスタッフの皆さん、とても一生懸命で同じ人が担当してくれます。
だから、皆さんやっぱり技術が上がっていて、全身のリンパ・ドレナージュのテクニックは素晴しい。足底から頭のてっぺんまで、血液やリンパ液がリズムよく流れるのを感じます。
76歳の母はあきらかに血色がよくなり顔が整形したかのようにアップしています。また顔のトーンが数段明るくなっています。
「何だかやっぱり日本人の施術者の人が一番上手いように感じるわぁ」と母。
姉は、肩がガチガチに凝っていたらしく、肩甲骨近くのリンパのツボまで、コリコリに凝っていたとのこと。
「ちょっとリンパのツボを触られただけで、痛かったのよ~。やっぱり詰まってたんだわ、私」」と姉。
ところで余談ですが、初島に来ると、本当に色々な不調の症状が軽減されます!
これまで何人か知合いや友人と一緒に来ていますが、見事なくらい。
内臓が腫れてお腹が張っていた人は、そのお腹の張りがチェックアウト時には引いていたり、花粉症の人はピタっと治まったり、私も何度か経験しています。
地場が良いのか、海上にある小さな島ゆえに"酸素濃度"が高いのか、とにかく健康に良い所で下手な湯治場に行くより調子がよくなります。
さてその後、お部屋に戻り、寛いだ後は、皆で浴衣に着替え揃って温泉へ。
露天風呂に浸かりながら、皆で夕日が山に落ちていくのを眺めました。
今回はあずさのお祝いもあるので夕食は、伊勢海老、フカヒレと鮑が含まれるコースを。(贅沢)
すっかり盛り上がった私は、
「あずさも、シャンパンを舐める程度にして、お祝いしよう!」と提案したら、姉の目がキっと釣りあがって、一刀両断に却下。
(未成年ですから、ちょっとまずい提案でしたねぇ。)
伊勢海老の櫻蝦醤炒め
鮑と無農薬野菜のおこげ-チリサワー仕立て
「あずさは、大きくなったら何になりたいの~?」
「う~ん、まだよく分からない。」
「じゃ、何でもいいから好きなものにしてくれるって言ったら何になりたいの?」
「だったら、女優さん!」
「女優さん、またそれはどうして?」
「だって、女優さんて沢山の役を演じるでしょう。そうすると、色々な人になれて、色々な人生を体験できるじゃない。」
つぶらな"レッサーパンダ"のような「瞳」でこちらを見ながら、ティーン・エイジャーの女の子にしては、ボーイッシュでキャピキャピがまったくない姪は、クールにボソっと答えます。
なるほど...姪は色々な人生を体験してみたいんだ。
日頃ボーっとしているように見えるけど、案外冒険心に満ちた人間なのかも。
そう言えば小さい頃は抱っこしても嫌がって長いこと腕の中にはいなかったことが、まるでつい先日のように思い出されます。あれはきっと、自立心が旺盛で、エネルギーに満ちていた証拠なんだわ...。
と、しばらく、姪のこれからの人生に思いを馳せた私は、おもむろに"あずさ"に言います。
「アーチャン、私が死んだら、この時計もこのアクセサリーも、ぜーんぶアーチャンにあげる。私には子供がいないんだし。」
「......。」(うかつに返事ができないと読んだらしい姪は、言葉を飲んだまま、姉と私の顔の両方を代わるがわる眺めている。)
ここでうかつに喜んだところを見せると、私の死を願っているようだしね。姪なりに分別と常識を合わせたリアクションでしょう。
「アーチャン、つまりフミちゃんはね、年取ったら、ヨロシクネ!って言いたいのよ。」と姉
姉の言葉に、何ともいえない"複雑な"笑いを浮かべている姪を見ながら、私は心の中でつぶやいていました。
「アーチャンの人生が、この先沢山の経験を経て、熟成して豊かになっていくこと、素敵な女性になっていくことを心から祈っているよ。」
そして、初島1泊の旅を終えて、家に戻ってみたら、何と"クレジットカードケース"が出てきました!
滅多に使わない「リュック」の底にきちんと収まっていました。
滅多に使わないので忘れてましたが、先週チョコっとだけ使ってすぐにロッカーにしまっておいたのです。
良かった~
以後、しっかりと気をつけることを、再び心に誓う。
by bandoh
徒然なるままに : 17:39 : comments (x) : trackback (x)