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ニューヨークより 町はすっかりエコとオーガニック

時差ぼけで朝早くから目が覚めてしまった。しょぼん
(ちなみにスーツケースは午前4時に無事ホテルに届き、部屋まで運んで貰いました)

ボケボケの頭で、のろのろとリビングに出てみると、シャッキ~ン
パノラマに広がる窓からの眺めに感動ハートハート

ずっと、セントラルパークを見下ろせる部屋に
滞在したいと思っていたので、"トランプ"を選んで良かったと思った。


コーナーなので窓が多く、部屋が広く感じられる。

ここは、キッチンもついているので、すぐ側にある"ホール・フーズ"というテキサスからスタートしたマーケット(オーガニックによる食品や化粧品、サプリなど健康志向の顧客をターゲットに販売しているNYで人気のデリ&ストア)で買い物をして、食べることも出来る。オッケー

今日はマンハッタンのアップタウンからミッドタウンをゆっくり観ることにした。
相方は、アメリカの大学を見たことがないそうなので、まずはコロンビア大学に行くことに。

久しぶりに地下鉄に乗る。

昔は地下鉄の駅のブースの窓口で、”トークン"というコインのようなものを買って(確か1ドルで1トークだったような)、それを改札口の投入口に入れると、あの金属の棒がグルリと回転して、一人ずつ入れるようになっていたが、時代は変わりトークンではなく、メトロカードを購入するようになっている。
勝手が分からずまごまごしていると、後ろに並んでいるビジネスマンの二人組みが、パネルの操作を親切に教えてくれる。


コロンビア大学は、正門を入ると、芝生の中庭を囲むように、古いアメリカン・ゴシック様式の建物が権威を匂わすように静かに存在している。思わず懐かしい~と感じる。
しかし随分、増築と改修を行っているようで、以前と比較すると建物が増殖して広がったようだ。
6月という気候もあるが、深い緑の葉をたたえた樹木と、イキイキと咲く花が、古いレンガの建物とのコントラストで双方ともより綺麗に見える。
それぞれの建物の目的や名前について、旦那さんに説明したが、感動しぃの相方は、「アメリカの大学はすごいねぇ~」と、いちいち反応してくれるのが嬉しい。

大学や学生寮を一通り観た後、開発されて安全になったというハーレムの近辺に移動したが、どうも旦那さんの様子がおかしい。
ソワソワしていて落ち着きがない。歩いてレノックス通りに出る前に、「もうここは出よう」と言う。
住人達からジロジロ見られて、嫌な波動を感じたそうだ。
私はといえば、全く逆で"いや~、ハーレムも何だか開発されて、ブランド・ストアが沢山出店していて、随分変わったなぁ~。あの以前の突き刺すような住人の視線がないなぁ"と内心思っていた。

ハーレムはもともと、先に移住したオランダ系の住民が住んでいた地域でもあるので、通りを入って歩いてみれば、結構統一されて赴きのある、作りの良い古レンガのアパートがまだ残っているのだ。
それらの町も含めて、一緒に観て周ろうかと思っていたが、予定を変更し早くにハーレムを切り上げて、ミッドタウンに向かった。

タクシーは、ストリートを横切って街を下り、セントラルパークの北端まで下って走ると、左に折れてパーク・アヴェニューに入る。

そうすると、町の雰囲気がガラリと変わってくる。
アッパー・イースト・サイドのWASPで、保守的で高級そうなコンドミニアムやアパートメント、そしてそこの住人達が登場してくるからだ。この近辺はいわゆるセレブと言われる人たちが多く住んでいる。

47丁目まで降りてくると、タクシーは右折してフィフス・アベニューまで行く。
ちょうどダイヤモンドストリートの手前で止まって貰った。

車を降りると、両サイドに貴金属のショップが立ち並ぶ通りと出くわす。
ここもまた異質な世界だ。
超正統派のユダヤ系の商人たちが、彼らの伝統に従った服装と髪型で通りを歩いているからである。
丈の長いジャケットの黒のスーツと靴と長い髪。
そして白いワイシャツにネクタイ、黒の山高帽を被り、
顔には長いあごひげを伸ばした年配の男性、またはくるくると縦ロールに長く伸ばしたもみ上げをつけた男性が、そこかしこにいる。
ここにいると、違った時代の違った国にいるような気分になってくる。

そして、そのまま47丁目を東に向かって、ずっと進んでいく。
ワクワクしてきた。昔住んでいた51丁目のアパートに向かっているからである。
途中セントパトリックス教会に立ち寄り、更に20分程度歩くと、出た~にかっにかっにかっ
ありました。以前と変わらずにありました。懐かしい....

よく通っていた近所のイタリア料理屋はなくなっていたが、韓国人が経営するネイルサロンはあった!
店舗は儲かったせいなのか、改装して今風な感じになっている。
当時は1回行って、7ドル+チップだった。(本当に安い)
それに、中国系の夫婦が経営するクリーニング屋もまだ商売を続けている。
日々スニーカーとジーンズで過ごしていた、当時の記憶がまざまざと甦ってしまった。

旦那さんは私の横でしみじみと、「フミチンの歴史を感じるなぁ、何ともいえないね」と呟いていた。


そして、アパートの前でしみじみした後は、旦那さんのたっての希望のもう1つ、「国連」へ向かう。
私の住んでいたアパートから国連までは歩いて7~8分位の距離にある。

国連の建物に入るためには、事前のセキュリティ・チェックが必要だった。
仮設小屋のような場所で、金属チェックとバッグのチェック、そして直接触るという検査を経なくてならない。
係り員の皆様、空港と違ってとても真剣で怖い表情。(当たり前か)


とりあえず国連に入り、カフェでコーヒーを飲んで休憩することにした。コーヒー
カフェといっても、大学のカフェテリアのような雰囲気で、店員はものすごく無愛想。
ムスっとした表情の女性で、ボソボソと低い蚊の鳴くような小さな声で話す。
そしてさも面倒臭そうに、レギュラーコーヒーはあっちにあると言わんばかりに、カウンター横になるポットを顎で指しながらブスっとしている。
とりあえず、わが国は"敵国"であっても、確か結構国連にはお金を出しているはず、もうちょっと親切にして欲しいもんだと内心思う。

旦那さんは、いつものごとく、ものすごく熱いコーヒーをガバっとイッキに飲み干し、「僕ちょっと行って来るね」と、ギフトショップへとそそくさと移動ダッシュ
まさか、国連の旗でも買ってるんじゃないでしょうねぇ~などと思っていたら、本当に買っていたので驚いた。ぎょ

さて、国連を後にして、私達は今度は42丁目を西に向かって歩くことにした。
マンハッタンは通りに立ち並ぶお店を見ているだけでも面白い。
以前と比べて特に目に付くのが、野菜を中心とした爽やか系のデリである。本当に数が多い。
また観光客を目当てとした、自転車を使った人力車もある。(何だかアジアっぽいが)
ニューヨーカーの健康志向やエコブームをヒシヒシと肌で感じる。
ふと目をやると、「アーミッシュ・マーケット」まである。
大都会で健康志向にエコがくっつくと、こういう風景が増えるのかもしれないと内心思う。

そして再び歩いてフィフス・アベニューまで来ると、ニューヨーク市立図書館がある。


ここは"SEX & THE CITY"の劇場公開版で、主人公のキャリーが結婚式の場所として選んだところでもある。
フレスコ画の天井や木製の壁のやや重厚な雰囲気が、図書館ならではの静かな空気と調和し、瞑想でもできそうな空間を演出しているように思える。ここで調べ物をしていると、自分が賢くなったような錯覚に..。


そして、図書館の裏側には、オフィス街の中のオアシス、ブライアント・パークがある。
ここだけ別世界のようになっている。
時々、映画のワンシーンとかファッションショーで、この公園を目にしたことがある人も多いと思います。




公園の中のグリルでかなり遅めのランチを取ることに。


頼んだのは、ここのグリル特性のコブサラダ、マグロのお刺身も入っていて美味。
細かく刻んで出してもらいました。
ついでに東海岸でとれたいう"生ガキ"も一緒に取りましたが、あっさりしていて超美味しい。オッケー


グリルの窓際の席に座ってのランチは豊かなひと時。ねこ

外の公園を眺めながら白ワインをすすっていると、鳥のさえずりが聞こえてくる。
そして、時々、窓の向こうの道を、かなりのイケメン君が通り過ぎたりします。
とってもおしゃれなビジネスマン風だったり、モード系だったり、様々なハンサム君達。
また、テラス席で仲間とデリのサンドイッチを食べているニューヨーカーは皆ゆったりとした笑顔です。

うちの旦那さんに言わせれば、ブライアント・パークは「気の流れ」が良い場所とのこと。むむっ
賛成パー

ブライアント・パークでひと時を過ごした後は、ブロードウェイまで少し歩き、「タイムズ・スクエア」に出ました。

驚いた!

ものすごい人、人、人ぎょ
日曜日の銀座の歩行者天国と秋葉原を足して2で割ったような賑わいです。

NY、絶対に昔と比べると観光客が増えたと感じます。
町が開発され、スラム街が減り、治安がよくなったことが大きな要因をかしら...。
観光客が警戒もせずに、のんびりと歩いているのが印象的。

そして、更にブロードウェイを17ブロック歩いて北上し(30分位)、ホテルまで戻り、夜までしばしの休憩です。月Zzz

時差ぼけの疲れがまだ抜け切っていないので、夜はレストランへ行くのをやめて、私達は近くのホール・フーズへ食べ物を買いに行きました。

NYのオーガニックの野菜とフルーツ、何だか迫力があります。
陳列用の冷蔵棚にこれでもかと詰め込まれています。




このブルーポイントの値段!!安ぎょ
1個99セント(約100円)


チーズも種類が多くて安い。あ~、東京にも「ホールフーズ」が欲しい~!!
どなたか、うちの近所に出店してくださ~い。

また店内には"サラダ・バー"や"スープ・コーナー"も勿論のことあります。
でも葉野菜の"扱い"はちと乱暴なような気がしました。
なんか、ちょっと乱暴に掴んでちらしてある感じ。
色々な人が掴んでいじるせいもあると思いますが、もうちょっと上手い方法があるように感じます。
きっと日本の高級スーパーの店員さんの方が、取り扱いは上手いと思います。


このとき、時間にして多分8時30分過ぎ頃だったと思いますが、レジまで長い長い行列が出来ていました。
仕事を終えて帰宅途中のニューヨーカーが店内に溢れているという感じでした。


さて、楽しく買い物を終えて、2つの紙袋を抱えてホテルへ戻り、キッチンで簡単に夕食を作ります。
セントラルパークを見下ろしながらのカジュアルなディナー、はぁ~ハートハートハートハート
私って本当に幸せもの!と今日1日を振返り感謝。
旅行 : 12:35 : comments (x) : trackback (x)
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