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2009-09-14 Mon
2年前の2007年11月にタイのチェンマイで
「ビジョン・メイキング・セミナー」を行った。
1年を振返り、翌年以降の自分の夢・目標など、〝ビジョン〟を探求する旅の企画である。
このセミナー自体は、毎年12月に「初島」で行っているのだが、
タイ在住のタミー女史のコーディネートに〝あやかれる〟ということで、
07年は、チェンマイのリゾートで行うことにしたのだ。
そして、このチェンマイの旅で、いつでもどこでもカリンバを奏でていた「堀田峰明」くんは、かの地で泉のようにドンドンと新しい曲のインスピレーションが湧き、このたび、その曲を基にしたCD、「チェンマイ・ドリーミング」を制作し発売した。
12日(土)は、その発売記念コンサートとパーティを、
南青山の「カ・アンジェリ」というレストランで行った。
チェンマイのセミナーに参加した人たちや、内輪の友人など50名前後の人たちが、彼のオカリナとカリンバの演奏に聴き入った。
私は特に、カリンバの演奏による組曲「はじまり」~「予感」~「あこがれ」~「ざわめき」~「それから」に引き込まれた。
音楽を聴きながら、チェンマイの風景、匂い、風の感触をものすごくリアルに思い出したからだ。
何ともいえない、居心地の良い音とメロディである。
環境音楽家の小久保隆さんも、来られていて、
彼の楽曲の中に、川のせせらぎや、虫の音など、自然の音を組み合わせていくのだが、これも心地よさに繋がっていたのかもしれない。
さて、その07年のチェンマイを振返ってみたい。
チェンマイの市街地の喧騒から離れ、山と田園に囲まれた
「フォーシーズンズ・ホテル」は、エキゾチックでそれでいて懐かしく、
静寂が漂う、最高!の場所だった。
写真は、フォーシーズンズのレストランのテラスから撮影したものである。
私たちは、ここに泊まりセミナーを行った。
偶然にも「ロイカトン」という満月の時に行われる、
水の神様に感謝するお祭りの時期となったため、
特別な飾りつけや、お祭りのイベントが用意されていた。
リゾートの中はロビーやレストラン、階段、スパ、部屋、通り道など
あちこちに、色鮮やかな花が綺麗に飾られていて、見ているだけで華やかな気分になる。
セミナーは3泊5日中の半日となるため、
それ以外の時間は各々、リゾート内で過ごす、象乗りに出かける
川くだりをする、ショッピングをする、古都をお寺を中心に周るなどした。
またタミー女史の取計らいで、2日目の夜は、
フォーシーズンズのクッキング教室で、タイのシェフに、料理を実演してもらって、
代表的な料理トートマンクン(エビのさつま揚げ)などの御料理を教えて貰い、
皆でとっても美味な、タイ料理のコースを食べた。
コースの一品である、ヤムウンセン(春雨とエビのサラダ)
器となるくり貫かれたフルーツの色が、とっても鮮やかなピンクで、タイならではのプレゼンテーションである。
翌日の夜は、やや市街地に近い「マンダリン・オリエンタル・ホテル」にて、
タミー女史の〝招待!〟で、全員がロイカトンのディナーを楽しんだ。
綺麗なタイ女性のダンサーが、私たちの個室にも来て踊ってくれた。
マンダリン・オリエンタル・ホテルのコーディネーターの女性が、
記念の集合写真を撮影してくれた。
ロイカトンのお祭りでは、自分の願いを込めて、
バナナの皮を編んで作った船に、お供えの花とフルーツ、お香を乗せて池に流した。
しかし、もう一つのイベントとして、皆で来年の豊穣(自分の成果)を願って、熱気球を空高く飛ばした。
全員で熱気球のすそを持ち、気球の中の温度が上がるまで待って、気球を一斉に離すようにする。
すると、気球は空高くグングンと上昇していき、あっという間に米粒ほどの大きさになり、最後は見えなくなってしまった。
ロイカトンのお祭り中の夜は、チェンマイ市街から夜空を見上げると、ダーっと〝宇宙人の襲撃?〟のごとく、100個以上の気球がゆらゆらと見える。
各家庭、ホテルや街中で、皆が上げるのだから、そういうことになるのだろうが、バンコックでは安全上の問題で、熱気球は上げないそうだ。
しかし、初めてみる眺めであり、これは圧巻であった。
翌日は、王室ゆかりのお寺である、山頂にあるドイ・ステープ寺院にお参りに行った。
タイ独特の〝ピカー〟っとした黄金色の屋根と、真っ青な空のコントラストが綺麗である。
ここは山頂であるがため、空気も乾いていて肌寒く、バンコックのお寺とはまた違う雰囲気がある。
ここのお寺では、お坊さんのお経の後、「仏様のお守り」と「自分」にお坊さんから「聖水」をかけて頂いた。
この旅は3泊5日という短い期間だったが、
皆で、〝チェンマイの豊かな自然と風景に浸り〟、〝お祭りを楽しみ〟、〝美味しいものを食べ〟、〝来年以降のビジョンを作り〟、〝仏様と自然の神様から、沢山のご加護を貰って戻ってくる〟というかなり贅沢なものになった。
いつかまた、チェンマイの地で開催してみたい...。(来年はナパにコミットしているが)
今回は、堀田さんの「チェンマイ・ドリーミング」のCD発売記念という機会によって、再びこのチェンマイの時の感覚を取り戻せたのは嬉しかった。
今晩は、余韻を楽しむべく虫の音を聴きながら、彼のCDを聴こう。
by bandoh
徒然なるままに : 16:15 : comments (x) : trackback (x)