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ポジティブ・シンキングの第2世代?

先日、ある勉強会のお誘いを受けて参加しました。
「エニアグラムのタイプ3」の会というネーミングの勉強会です。

その会を主催しているヒューマックスの木村社長とは、会社を独立する前からのお付き合いで、15年ほど前に行われた「エニアグラムのワークショップ」に参加したことがご縁のきっかけとなっています。そのときは確かスタンフォード大学のシーラという女性の教授が教えていたと記憶しています。(スタンフォードでは、MBAコースの学生にエニアグラムを教えているとか)

エニアグラムとは諸説はありますが、約2000年前にアフガニスタン地方で生まれ、イスラム教に受け継がれてきた性格を9つに分類するタイプ論です。
2000年以上の長い歴史があるので、近年に研究されたユング等の性格分析よりも奥が深く、ちょと神秘的な感じもします。

さて、その日の勉強会は、同じタイプ同士が集まって、「人生をよりよく生きることを考える」ということが目的でしたが、大阪や富山など遠方から参加されている方もいて、木村さんのネットワークに感心してしまった。むむっ

同じタイプが集まったせいか、初対面の人が多い中、話しが初めからドンドン弾み、とっても似たような意見が交わされたりして、非日常的で楽しくもちょっと変な気持ちにもなりました。

ところで、その会の参加者の方で、経営者の方が何名かいらっしゃったのですが、そこでの会話が非常に面白かった。ねこ

世の中"ポジティブ・シンキング"という言葉が使われてから随分経つが、ポジティブだったら何でもいいわけじゃない」という一言から、会話が面白くなった。
そうなんですよね~、ポジティブだったら何でも上手く行くというのは誤りですよね」と何名か賛同者が出る。
ポジティブだけで、バランスの悪いポジティブは、周りのエネルギーを奪うよ、大体メチャクチャポジティブな社長の会社の社員は皆暗い」と間髪いれずに意見が出る。

つまり、世の中は太陽があれば月があるように、すべからく"陰陽"のバランスを取る法則があり、人間も複数が集まると同じ法則が働くものであると言っているのである。

「さてバランスの悪いポジティブとは?」
"失敗を恐れてできることしかやらない"、"失敗から目をそむけて認めない"、"辛い、悲しいなど自分のネガティブな感情と向き合わない"など、ネガティブなことを避けて生きていることなどを、ここではさしている。
だから、この手のタイプは、人が辛いときに相手の感情を共有して一緒に寄り添うことが苦手、人の失敗も許せない、仕事が出来ない人を認められないという現象が起きる。
遠くから見ていると明るくていい人だが、一緒に働くと疲れてしまい、そのうち人がついてこないという現象が起きてきてしまう。

そうして、バランスの悪いポジティブは、
「こんなにポジティブに生きている自分に対して、人はなぜ離れていくのだろう...妬まれているのだろうか?自分の高次の意識に人がついてこないのだろうか?」と不思議に思う。

「では、一体どうしたら陰陽のバランスが取れたポジティブになるのか?」

木村さんは、自分の経験からこう解説する。
「それは、ネガティブが持つ良い面を受け入れてみることから始めるといいんですよ」
「ネガティブが持つ良い面?」
「例えば失敗したら次に何をしたらいいか学べるでしょ、それに周りも同じ人として身近に感じてくれる、人の辛い気持ちも分かるようになるでしょ」
つまり、自分がネガティブと思える影の部分を受け入れていく経験が大事だという。

そうすると、リーダーがポジティブでいても、周りのエネルギーを奪うことなく、チームも活性化する。

このことは、人によって何が自分の影なのかでも変わってくるだろう。

また逆に、ネガティブが勝ちすぎて、バランスが悪いということもある。

「陰陽」のバランス、、、
結局こういった西洋で生まれた心裡の話しは、NLPもそうだけれど、大体突き詰めていくと東洋的な物の捉え方に帰結していく。
それは話している私達が日本人なのだからなのか、それともお釈迦様など東洋の昔の人の叡智に真実があるのか。むむっ

リーダーシップについても
言ってしまえば新しい考え方なんていうのは幻想で、すべてのことは昔から言われ続けてきたことの焼き直しでしかないと思います。
昔の人から学ぶことは沢山あるなと感じます。

さてこれは京都の一条戻橋にある清明神社から持ってきた「陰陽」のお守りで、その日の勉強会で木村さんから頂いたものです。


最後に交わされる話しを想定して用意してこられたと思うけれど、ちょっと嬉しいにこっ
早速、お財布の中に入れて持ち歩いています。
木村さん、どうもありがとうございました。



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