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2008-02-09 Sat
知人が開催する"断食リトリート"にいよいよ参加です。
2泊3日、日頃断食とは無縁な人でも参加できる
わりと"緩め"の断食コースになっているというお奨めもあり、
友人を4名巻き込んで伊東にやってきました。
断食リトリートに参加しようと思ったのは、
体に溜まっているらしい毒素を排出すること→デトックス
それと同じようにメンタル面でのデトックスも期待できるらしい
という知人からの情報もあり、
日頃忙しく都会のめまぐるしい生活に揉まれている私には
ベスト・マッチかも、、と思い立ったことがきっかけです。
それに加えて、ガユーナ・セアロさんというミャンマーのお坊さんも来られて、
講和の時間があるということも、興味をそそりました。
時間を止めて自分自身を今一度リセットするにはちょうどよい機会です。
2泊3日の断食中は空腹から意識をそらせるための
色々な仕掛けも用意されていました。
6人位が一緒に過ごせるログハウスに宿泊するようになっていて、
一緒に参加した人と色々と会話ができるようになっています。
大体、こういうことに集まる人たちですから
「健康や美容情報」を取材しているライターの人や、
セラピーなどを行っている方もいて、
自然と会話はそういった関連の話題で盛り上がります。
ライターの女性は、「今まで行った中で一番素晴らしかった国はブータンね、
あんなに平和に満ちて人が幸せそうな国はないと思う。」
へぇ~、ブータンっていいんだ~
さらに「今、ものすごーく欲しいと考えているのは、
"バイオラバー" 私、直接取材に行ったんだけれど
山本化学工業ってところで作ってるの。
あれすっごく肩こりとか病気に効くのよ。
芸能人の人で持っている人結構いるの、でも高いのよねぇ~。」
ふ~ん、後でネットで検索してみよう
私も暇な時間をやり過ごすために、
最近かじったタロットカードを持ちだし、素人ながらあれこれと
「このカードの意味はねぇ~、大きくはないけど成功するってことよ」とか、
人の恋や仕事の運勢を占ったりしていました。
また断食とはいえ、水やジュースやココアなど、
空腹をそらすことのできる飲み物もOKです。
プロのセラピストも同行しているので、
毎日予約を入れて、ボディ・マッサージやヒーリングのコースも受けられます。
人気のある施術者だったりすると、そこは狭いコミュニティーのこと、
「あの人が一番上手いんだよね」、「えっ誰、誰?」てな具合に
口コミでパーっと広がり、いきなり予約が殺到したりしていました。
施術は、カラーや香り、音を使って、五感を巻き込みながら行っていく内容で、
この施術を受けることによって、デトックスを促進させる効果があります。
更に温泉もありますので、1日の終わりはゆっくりお湯に浸かって過ごせます。
実際にトライしてみると「断食」は人によって感じ方に差があることが分かりました。
今回の2泊3日で、私は空腹を辛いと感じることは少なかったのですが、
人によって頭が痛いとか、辛い、、と感じるも人もいて、
やっぱり、体質の差だろうなぁと思います。
そして1日に2回の、セアロさんの講和と質疑応答、瞑想の時間では、
最初に講和があって、その後それぞれが事前に配られたメモ用紙に
書き込んだ質問をもとに、セアロさんが答えていきます。
もともと体力のない私は、瞑想中、殆ど寝ていました。
(昔から瞑想とか座禅とか、何度トライしても寝てしまいます。)
セアロさんは、元々日本人なのですが
あるご縁があってミャンマーのお坊さんになった方だそうです。
時に厳しくとても率直に物事を伝える方ですが、
笑うときには、顔中をほころばせて笑います。
私はセアロさんの講和や一問一答の中から、
「人との比較をやめる、自分で自分を評価する人生を生きる」
というメッセージが心に強く残っています。
現代人には、特に必要で大事なメッセージだと思いました。
私が断食を終えてみて一番違いを感じたのは、
味覚の変化と体の軽さです。
ものすごく食べ物の味に対して敏感になります。
実は帰りに品川で降りて早速「オイスターバー」に行ったのですが、
その時の「牡蠣」の美味しさといったら、もぅ~何とも言えない。
間違いなく、日頃の倍、素材を美味しく感じられます。
逆に味の濃すぎるものや調味料が舌に残る感じです。
そして体がとても軽く感じられました。
量ってみたら2キロの違いですけれど、とってもスッキリした感じがするので、
やっぱりメンタルデトックスも効いているかもしれないですね
いつか、企業のリーダー向けの研修でも、
「断食コース」、やってみるのも一案かも。
by bandoh
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