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2000年代に求められる男と女

ノリピーの事件には驚いた。ぎょ
夫が覚せい剤所持で逮捕、逃亡、行方不明、そして本人も容疑者として逮捕。

「エ~ッ!あのノリピーが!!」と世の中の人は皆たまげたと思う。
何だか、まったくそんな事件とほど遠い知合いがつかまった驚きに近いように思う。
うちの相方は、山のように事件を報じているスポーツ新聞を買い漁って帰ってきた。
私が"レッドクリフパート2"を楽しんで見ている横で、
「お願いだから、ノリピーの事件を扱っているニュース番組を見せて。」と手を合わす。(やれやれ)

しかし、世の中、何が起こるか本当に分からないもんだとつくづく思う。むむっ
矢田あきこの旦那の事件なんて、すぐに影が薄れてしまった。


さて土曜日は、知合い同志で集まる機会があり、お昼過ぎから水天宮へ行くことになった。
知人の浜本氏が定年を機に、新しく「いろり塾」という共に学ぶ場を提供することをスタートすることになり、その発足ワークショップと懇親会に出席するためだ。

ちょっと何を着ようか思案したが、おめでたい場でもあることを考え、
洋服は華やかなターコイズブルーのブラウスを選ぶ。

最近の高層住宅には、会議やセミナーを開ける集会場を併設している物件が多いが、
今回の発足ワークショップも、知人が借りて住んでいるマンションの「集会場」を利用している。

こういった新しい「集会場」は、とても便利だと感じる。

昨今、少しでも自分を成長させたいと思い、色々なことを学ぶ人が増えている。
資格取得を目指す人もいれば、今の仕事に役立たせたいと思い、コミュニケーションスキルなどを学ぶ人も多い。

また、世の中、医療が発達し高齢化社会が進む中、見た目も若く元気なアフター60は益々増えている。
そんな中、持てる時間を使って、自分の趣味や知的刺激を求めて、何かを学びたいという高齢者は着実に増えるだろう。
逆に自分が知っていることを、仲間やニーズのある人に教えたいという人たちも、増えてくるだろうと思う。

「物質的」なものを求める社会から、より「内面的」なものを求める傾向が高まりつつあると感じる。
定年を迎えた浜本氏が発足する「いろり塾」も、時代の流れにピタリとはまっているのかもしれない。

しかしながら、そういった学習の場を企画しても、
都内中心部で、手ごろな会場を探すのがなかなか大変である。
安価な価格で利用でき、かつ申し込みも面倒臭くないマンションの「集会場」は、
個人でそういった活動を行っていく人には、とても便利だと思う。

さて、会場に到着し、「いろり塾」のワークショップがスタートした。
見渡すと集まった人たちの大半は女性であった。
20代の女性が一人いたが、後の女性は30代、40代、50代、60代と幅広い層が参加している。

知合いも数多くいたが、初めて会う方も半分くらいいた。
その中、強く印象に残る女性も結構いた。

その中の一人は50代後半位の女性で、自己紹介の際、自分のことを話すハスキーな声がとてつもなく大きい。
マイクを持って話しているんじゃないかと思うくらい大きい。
パっと目に付く華やかな目鼻立ちと表情たっぷりの顔と手振りがあいまって、かなりのインパクトがある。
一度お会いしたら絶対に忘れないタイプの女性だと思う。

ずっと専業主婦としてお子さんを育てながら、
学校のPTAで役員などを務めている時、"不登校"になる"保健室にこもる"など、
精神的に病んでいる子供が多いことに対して、何かしてなくてはいけないと感じていたそうだ。
しかし、もとを正せば親が精神的に未熟だったりするケースが多く、
解決には親が学ばないと駄目だと思ったらしい。

そんな中、ある日、これまで問題を抱えて暗くなっていた知合いが、
何だかとっても明るくなって楽しくしているのを見て、
不思議に思い、興味を引かれてつい聞いてしまったらしい。
「あの、あなた最近何か変わったことでもあったの?」と。

すると、その知合いはこう答えたそうだ。
「あのね。実はNLPっていうのを学んでいるのよ。」

「NLP?何?」と思ったらしい。
注)NLP=神経言語プログラミング。米国で生まれたコミュニケーション心理学

そこで彼女は、NLPに俄然興味を持って学ぶことに決めたそうだ。
そうする中、あれよあれよという間にNLPを学び、
気がついたら数年前にセミナーやカウンセリングなどを行う組織を設立してしまったそうだ。

そんな経緯を、その女性はややつんのめり気味に感情を込めて一気に話した。
そして高らかな声で笑いながら最後にこう付け加えた。
「私は、囲炉裏のように人が温まるような火に憧れてるんですけど、私には無理なんです。私って山火事タイプなんですよねぇ!」

う~ん、山火事、何ともエネルギッシュな....。
エネルギーが高いから、必然的に声のボリュームも大きくなるのかもしれない。

子育てが終り、50代の半ば近くになってから、今の活動を始めたのだろうと思うけれど、
やっぱり人間、夢とか目指すものがあれば、幾つになっても元気でいられるもんなんだなぁと感じた。
それと、今の仕事を始めたのがここ数年なので、情熱の炎が熱く燃え盛っている最中なのかもしれない。
まさに、内面は情熱の山火事なのかも。むむっ

しかし、こうやって子供達が健全に育つ環境を増やしていく活動が、
子育てを経験した女性の手によって増えていくのは、とてもいいことだと思う。

他にも、自分でカフェを経営し、アルバイトの学生を、お店を持って独立するまで育てている女性がいた。
彼女は、雇ったアルバイトの学生さん達を、しっかりと育て、それぞれ社会に送り出していくことが自分の生きがい/使命だと感じるらしい。
現在、カフェは3店舗になったそうだ。彼女は離婚して子供を育てながら、今の経営を始めたとのこと。
う~ん、シングルで働きながら子供を育ててるママはすごいと思う。
なおかつ経営者としてアルバイトも社会人として通用するように育てているのだから、なおのことすごい。オッケー
こちらは山火事さんとは対照的な感じで、静かな声とたんたんとクールな表情で話す。
「いえ、私は皆さんとは違って、ぜんぜん大したことしていないんですが、...」と前置きを入れて語る。

しかしながら、そのクールな物腰とは逆に、彼女の目には「決意」や「意思の強さ」を表す力がキラリと宿っている。
なんか、控えめな物言いなんだけど、迫力あるなぁ~という感じ。

世の中、やっぱり色々な生き方をしている人がいるもんだ。

しかし、ふと見渡すと、この場に来ている女性陣って、
一見大人しそうに見える人もいるが、話すと皆パワフルである。
イキイキと自らの目的や夢を語る。

これはもしかしたら、「いろり塾」の主催者が、パワフルな女性を好む?集めたがる?傾向にあるのかしら????
それともパワフルな女性が、囲炉裏のようなほのぼのとした温かさを持つ主催者に集まるのか????

今の日本を変えられるのは、民主党じゃなくて、
生活者として元気に世の中の役に立つことを考えて、実行する女性なのかもしれない。むむっ

そして、そういうパワフルな女性を支援する囲炉裏のような男性が2000年代に求められる男性像かも!!!!

懇親会で再び挨拶する浜本氏



宴もたけなわの頃の私達



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