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人生をエンジョイする私の八か条

「私は、この仕事をこのまま続けていても良いのだろうか...」とか、「私の人生お先真っ暗、このまま孤独に死んでいくに違いない」、「自分は一体何を求めているんだろうか...」と、人生ふと思う時がある。

そんなときは、大抵人生に飽き飽きし、現役で元気に働くキヤリア・ウーマンなんか止めて、家に引きこもって一日中パジャマ姿でボ~っとしていたいと思う。

しかし、資産家の令嬢に生まれたわけでもなく、経済的にそんなことが許されない私の場合は、現実的にそんなこと出来るわけがない。しくしく
「そんなこと言って、バンドーさんの場合、ご主人がいて働いてくれるじゃないですか~?」と知り合いの誰かが、突っ込みそうな気がするが、世の中そんなに甘くない。主人の会社は目下資金繰りが悪化していて、2ヶ月間給料が出ていない状況で、3ヶ月目となる今月だって出るかどうか分からない。あうっ
こういう時だけ、「ア~、相方が大手企業のサラリーマンだったらどんなに楽か」と思ってしまう。
しかし仮に家に引きこもって植物でも育ててズルズルしていたところで、どうせ飽きっぽい私のこと、いつしかその生活にも飽きて、こんな生活もうイヤ!!っと叫びだすに違いない。むむっ

なにせ、飽きっぽいタチの私は、どうにも"刺激"がないと、人生を生き続けるモチベーションが湧かないのではないかと思う。

そういう意味では、10代や20代の世間知らずの若いお嬢さんだった頃は楽だった。
どこか食事に連れて行ってもらっても「わ~、私、フグ食べるのって初めてなんです~♪」とか、「東京の夜景を眺めながらのホテルのバーって最高!」なんて、いとも簡単に刺激を得られた。当時そんな私を誘って連れ出してくれた男性は、きっと気分が良かったと思う。
友人との食事会だって、ちょっと名の知られたレストランや人気店なら、どこにいっても文句も感じずに、「わ~すご~い!」って、喜んでいられた。

ところがどっこい、30代をちょっと過ぎ35歳を過ぎたあたりから、刺激→人生を生き続けるためのモチベーションアップ→「人生を楽しむこと」は、自分なりにちょっと"工夫"をしなくてはならなくなったように思う。(だから、会社辞めて独立しちゃったりするんでしょうけど)


30代後半を過ぎても「人生を楽しむこと」、それは人によっても色々と工夫は違うと思う。

子供がいる人は、子育ての中で工夫するのかもしれないし、私のように子供のいない人は、仕事や趣味の中で工夫しているんじゃないかと思う。

私自身は、何かしら刺激がないと人生を楽しく生きてはいけないタイプなので、人生を飽きないために、意図的に自分なりに色々とやっている。

それはまとめてみると、坂東富美代の「人生を楽しむ」ための八か条となる

その一:親しい友人との時間を持つこと 日常的に
幅広く、男女や既婚・未婚、働いている・働いていないに関わらず、自分に何かしらプラスの影響を与えてくれる友人との時間を作ること。
これはとても大事だと思う。
自分と境遇の近い友人であれば、悩み相談したい時に力強い味方となってくれる。今の仕事の悩みや方向性なんかも参考になる意見を言ってくれたりする。それに、友人が何か新しいことにチャレンジしたり、頑張っている姿を見て、自分も頑張ろう!と勇気付けられる時もある。
また、男性の友人との会話も重要である。女性にとって男性側の視点ってなかなか得がたいものだし、友人であったとしても男性と会うことで、自分が"女性"であることを自覚できる。ま、男性の目を意識することで、より女性らしくなれるのも利点としてある。
専業主婦や子育てママとの話しは興味深い。地域の出来事や行政の仕組みなど、社会の現状を改めて知ることができるし、子育ての話しは新鮮で面白い。私の場合、子育てママの友人は、主に学生時代の友人となるが、久しぶりに会ったときのファッション感覚の違いにも新鮮で興味を惹かれる。購読している女性誌が多分違うんだろうと思う。学生時代は共にJ.Jなんか読んでいたと思うが、子育てママ友人(働いていない)達は、VERYとか読んでいるんじゃないだろうか。それに対して私の場合は色々読むけど、参考にするのはプレシャスだったりする。

その二:旅行すること 毎年必ず
旅行も必須エンジョイ項目で外せない。オッケー
今いる場所を変えることによって、気分転換を図る。
日常的には、車で2時間以内で週末にサっと出かけられる景色の良い温泉地なんかが好きである。
近場であったとしても、海や山の景色を見るだけで、気持ちがリセットされる。
よく行く初島は、地場が良いのか、成分的には大した温泉ではないと思うが、ずっと浸かっていると、体調がすごく良くなってしまうから不思議だ。
海外旅行は、時差が大きかったりすると、その分旅が楽しくとも、家に帰ってきてドっと疲れたりするが、新鮮で楽しい体験が多いので、やっぱり内面的な変化を感じる。どんなに疲れてもまた行きたい!と思ってしまう。
旅行は、私にとってもっとも費用対効果の大きいリフレッシュになる。

その三:美味しいものを食べること 日常的に
家で作るにしろ、レストランで食べるにしろ、美味しいものを食べている時は幸せ~と感じる。
特に素材がよくて新鮮なほど、幸せ度は高くなる。
食材やその扱い方の好みが一致するレストランにはわりと頻繁に通う。
そして、時々評判の良い新しいレストランにチャレンジするのも悪くない。経験からすると残念ながら、6割以上の確率で好みと一致しないのだが、ドンピシャじゃない料理を食べると、自分の好みがだんだん見えてくるという面白さがある。それに新しい美味しさも発見できる。
ただ食事は気をつけないと、カロリーを摂取しすぎで体調不良を起こしたりするので、バランスには気をつけている。

その四:自然の美しさに触れる/本物に触れること 日常的に
自宅近所の樹木や花、景色の美しい場所にいって自然と触れる機会をなるべく作るようにしている。
不思議と自宅のテラスに腰掛けてしばし風にそよぐ樹木や、流れる雲をじっと眺めていたりすると、パっと良いアイディアが浮かんだりする。
それと美術館に行ったり、京都のお寺や庭をめぐったりするのも楽しい。
美しいと思うものと出会うと、ハっとして何だか心や体の細胞の一つ一つが細かく動くように感じる。いつまでも見ていたいと思う。
私の仕事も、自然やアートの中にある美と同じように、「美しい!」と人が感動するような質まで高めたいと思うが、やっぱり本物の美を見て体験し、発想することが大事だと思う。
「本物の美」と言えば、コンサートやショー、歌舞伎、昔から代々続く老舗のブランドの作品などもその類に入るだろう。
その点、東京という都会に住んでいるというのは本当に便利だと思う。そういったものの数が多い。

その五:新しいことや興味のあるものを学びアップデートすること たびたび
仕事柄もあると思うけれど、興味あるテーマについてはちょくちょく講演やセミナーに参加している。読書もその範疇に入る。
セミナーは長いものだと2年間のコースで学ぶというものあるし、短いものだと2時間位の講演がある。
たとえ時間が短くとも、新しい分野の開拓者で、世界的に有名な人たちの講演は面白いし、実際参考になることが多い。
仕事を独立してから5-6年が経過した頃、仕事に行き詰ったことがある。
独立前に目指していたものの多くを実現し手にしたものの、次に何を目指すのか見えなくなったからだ。
ある程度仕事の結果は出ていたものの、自分なりの専門領域をもっと狭めて、これなら私は誰にも負けないし自信がある!と、心底思えるものがなかったせいなのかもしれない。
思えば30代前半の頃は、米国人によくある40代のアーリー・リタイアメントにあこがれ、50歳以降は隠居しようなどと思っていたが、実際に自分が40代になってみると、当時とは気持ちがまったく変わっていた。それは自分の経験を通して、年を取っても、社会との接点を持ち何かしら役立つことを続けて行きたいと思うようになったことが大きい。それに対して自分が生涯何ができるのか?と考えた時に、このままでいいのか?という疑問が湧いてきたのである。
だから、もっと自己投資して成長したいと思うようになった。
しかし、実際に学び続けていると、学ぶことや知ることの"楽しさ"の方が強くなっているのも事実である。講演やセミナーに限らず、読書によって何かしら知り、気づき啓発されると、何だか人生が深まったりちょっとでも前進したような気になるからだと思う。
肉体はある時期から衰えていく宿命を持っているけれど、人としての智恵は深まり進化していくことができるものだと思うので、この一歩づつでも成長しているという「進歩感」が、幸福とか楽しさに繋がっているのだろうと感じる。

その六:毎年スローガンを決めること 毎年1回
会社を辞めて以来、ず~っと続けていることの一つである。
ここ数年でそのやり方も、私なりに変化してきている。色々な友人と長く付き合いを続けていると、自分も含め、「人には人生の四季がある」と感じ始めたからだ。春・夏・秋・冬の法則があるように思う。
そして、春・夏・秋・冬、それぞれの季節に応じた過ごし方や成長の仕方があると思う。例えば「冬」の時期は、木枯らしが吹いたり暗くて厳しいことが多いけれど、この時に無理をせずコツコツと次の季節に備えて準備・努力を行うと、次の季節がより豊かになるというように。一つの季節が大体何年周期なのかは人によって違うようにも感じる。
私の場合は、ここ最近は、春夏秋冬を意識しながら、9年1サイクルを意識している。
例えば「1の年はスタートの時期だから何か新しいことを始めてみよう」など。そして自分の大切にしている価値基準に照らし合わせて、色々やることを大雑把に決めていく。これを毎年1回、年末の12月に仲間と共に行っている。
そうやって今後の2-30年の人生に向けて、1年間の大きな的を決めておくと、自然と身のまわりに何かしら必要なことが起きてくるから止められない。
知らない人が聞いたら「うっそ~!そんなに簡単に起きてくるわけないよ」と言いそうだが、そう言う人の場合、大体持っている「目標」とか「評価の基準」が私よりも高いのだと思う。
私の場合は、変化や成果は小さなことでも逃さず「やった!」と思うようにしている。そして次の一歩をどうしようかな~っと"ラフ"に考えるようにしている。大体私は、目標に向かってキチキチっと全体プランを作り、根をつめて取組んでいくのはあまり好きではない。多分、そんな風に取組むと、あまり楽しくなくなってしまうので、本末転倒になってしまうからだと思う。根っからお気楽で飽き性なんだろう。
もしかしたら、私の場合、これが「人生をより楽しく生きる」ための核になっているのではないかと感じる。

その七:家族との時間を大事にすること
夫婦、母・姉・甥・姪など、やっぱり感謝と思いやりを持って接することが大事だと思う。
家族とのコミュニケーションや関係は、社会との関わり方の基本になっていると思うので、おろそかにしてはいけないと感じる。
夫婦喧嘩して上手くいっていないと、イライラしていることが多くて、出る言葉もキツいことが多い。
ソニー生命の友人は、「夫婦仲が上手く行っていない奴は、表情や行動に出るから、周りはみ~んな分かっちゃう。そういう奴がいると、周りで"アイツ、絶対奥さんと最近上手くいってないよね..って、噂しちゃうんだよね。」と笑いながら言っていたが、その通りだと思う。
家族は身近ゆえに、相手に対してある種の期待(~するべき/あるべき)とか、甘え(ほっといても大丈夫/言わなくても分かるはず)が出やすいものだと思う。だから、やっぱり一緒に過ごす時間を、良いものにしようと思っておくのが、私なりの楽しさ/円満のコツかもしれない。
そうやって家族とのことも、相手の立場になって考えて行動すると、相手からも同じような反応が返ってきたり、おのずと会話にも楽しさやゆとりが出てくる。
(生身の人間ですから、時々憎まれ口をたたいて母・姉に叱られたり、相方をシャープな一言で恐怖のどん底ぎょに突き落とすことがありますが、私なりに努力はしています。(ハハハ)オッケー
相手に喜んで貰うと、自分も嬉しくなるのは、当たり前のようでいて日常忘れがちなことだと思う。むむっ

その八:人の役に立つことをする 気づいたら
つまりは、誰かに喜んで貰ったり、感謝されると、自分が嬉しくなってHappyになる。
といって、何か頑張ってボランティアに精を出しているわけではないし、特にマザーテレサのようになりたいというわけではない。
この八番目は、一番目から七番目までを意識すると、結果として八番目にたどり着くのではないかと感じる。
心に余裕と楽しさを持って、人に感謝し学ぶ姿勢を続けていると、おのずとWin-Winの気持ち、人を勝たせて自分も勝つという意識になるのだと思う。
何かしら誰かの役に立てる人でありたいなぁ..という感じ。
だから日々、仕事とか生活の中で、周りをよく観て出来る範囲で行動している。
自分がしたことで相手が喜んでいるのが分かると、私の場合、益々「頑張ろう!グー」と思ったり、「仕事続けていて良かったなぁにこっ」とか「見知らぬ人だけど何か共鳴したな~love」など、しばらくはとってもいい気持ちが続く。
だから人生を楽しく生きたかったら、人の役に立つことをするというのは、外せない。

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人生をエンジョイする工夫は人によって違うものだろうけど、こうやってまとめてみると面白い。
もしかしたら、この先、また年齢を重ねるごとに、この八か条に何か加わるのかもしれないが、それもまた楽しみなのかもしれない。



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